プレバトに便乗して俳句~です。今回のお題は「梅雨明け」ということで、
幹線の道路脇にある大きな水たまりに写り込むビルと空の写真でした。
で、自作一句~、
水たまりの中都会の空に初蝉鳴く
そして、出演者の作品~、
ジャングルポケット斎藤氏
矢印の向かう先には夏の匂い
→ 矢印の先に夏空匂い立つ
”向かう”と”先”は意味的に重複していて無駄になる、全体的に抽象的
だったので、具体的に映像化しましたと先生の添削でした。
山西惇氏
梅雨晴れの水たまりのピル飛び越えて
→ 水たまりのビル飛び越えて梅雨の晴れ
中八は避けましょう ということと、カメラワークがもったいないと
いうことでの添削でした。
添削後に生き生きしたのがわかります。
丘みどりさん
たまり水漣(さざなみ)走って夏が来ぬ
→ 水たまりの小さき漣夏来る
たまり水は淀んで汚い感じで夏がキターには合わない水たまりに”漣走る”
は大げさな感じがするということでの添削でした。
”来ぬ”と”来たる”もほんの少しの時間のずれで新鮮さが違うなぁと思いまし
た。
キスマイ宮田君
空梅雨やてるてる坊主寂しげに
→ 空梅雨やてるてる坊主の白眩し
発想を飛ばしました、と宮田君は言いましたが、先生は、べた!と
言われました。
また、説明的になっているとのことでした。
彼が言うのには、空梅雨でてるてる坊主の本来の仕事が出来なくて
寂しいということを表現したそうです。がそれがそのまま文章になって
いるかぁと。
”俳句の出来ない子”と叔母様たちに覚えられていてキスマイは俳句
ユニットじゃないしと 言っていましたが、えー!まだダメですかァと
頭を抱えるキャラも番組的には美味しいんでしょう、懲りずに出続けて
下さいと思いました。
伍代夏子さん
Yシャツ眩し白南風(しらはえ)の丸の内
丸の内とすることで、サラリーマンのYシャツとわかりますね。
FUJIWARA藤本氏
歩行量調査戻り梅雨の無言
戻り梅雨の中、カウントを打つ調査員を描写寒いよぅ、辛いよぅ、
というのが”無言”に
梅沢富美男氏
道端の花束ひとつ虹立てり
”ひとつ”とすることで、時間、花束を供えた人に多様性が出て来て
いくつものストーリーが見えてくるとのことでした。