２０１３年春夏パリコレクションシャトルバスには招待状が必要に

数シーズン前から、パリコレクション会期中に使われるシャトルバスのシステムが変わりました。
パリコレクションでは会場間を移動するためのシャトルバスが用意されていて、専用ベンツに乗ることができるＶＩＰや移動するための車を用意しているメディアの編集者やカメラマンなど以外の、
普通のジャーナリストやバイヤーはコレクションが終わると、すぐにバスに乗って次の会場に向かうのですが、バスに乗る時に次に行われるコレクションの招待状を持っているかどうかをチェックされるようになりました。もちろん、持っていなければバスに乗ることはできません。

１日何回もバスに乗ると、当然顔見知りになるので、たくさんある招待状の中に紛れてしまって、探すのに手間取っていると、「もういいから、乗れ」ということもありますが、基本的には次のショーの招待状を持っていないとバスに乗ることはできないようになってしまいました。バスが駐まっている場所を教えてくれるスタッフの持つカンバンにも招待状が必要と書いてあります。

毎回毎回招待状をバッグから出して見せるのは、はっきり言ってうっとうしいですし、パリでは郵便物が届かず、直接会場に来てくださいと言われることもよくあるので、困ります。そう書くと、パリコレクションのバスって誰でも乗れるの？と聞かれそうですが、その通り。ノーチェックで誰でも乗ることができました。だから、学生や招待状を持っていなさそうな人も乗っていましたし、次のコレクションは見ないけど、次の会場はホテルに近いからバスで帰るという人もいました。しかも、スポンサーからの提供か、飲み物や食べ物が置いてあることもありました。いま思うと、夢のような(大げさですね)話です。

招待状のチェックは経費削減を狙ったものでしょう。以前は３台あったこともあるバスは２台に減り、コレクションによっては２台目のバスに人がほとんど乗っていないということもあるようになりました。しかも、置いてあるのはスケジュールや連絡先の書いた小冊子だけ。

パリコレクション期間中にパリに行く人の中には、昔パリコレクションに行っていた人の話を聞いて乗れると思っている人もいるかもしれませんが、次に行われるコレクションの招待状を持っていないと乗れないので、注意してください。(これは昨年１０月に行なわれた２０１３年春夏パリコレクションの時点の情報です)

２０１２／２０１３年秋冬パリコレクション会場スナップロゴ入りメルセデス・ベンツ
http://ameblo.jp/fashionleaks/entry-11194234768.html

パリコレのバス２００５移動はバスで。
http://ameblo.jp/fashionleaks/entry-10800103218.html

パリコレのバス２０１１
http://ameblo.jp/fashionleaks/entry-10800636829.html