アンリアレイジ２０１３年春夏コレクション
at the spring/summer 2013 ANREALAGE fashion show
「服を壊すデザインは30年前からあったが、今の技術で、僕なりのグランジやボロルックに挑戦した」と語る森永邦彦。アンリアレイジ(ANREALAGE)は２０１３年春夏コレクションでＢＯＮＥ(形の骨)をテーマに、通常は壁に隠れて見ることのできない建築の鉄筋をむき出しにしたように、本来服にはないはずの、服の形を作る骨組みをデザイン化したコレクションを発表した。
東日本大地震で骨組みが見えてしまったことも影響したという今シーズン。オープニングは昔は骨や針金、鉄骨などで作られていたというコルセットとフープによるクリノリンスタイルをブラックライトに照らされて光るＵＶ発光の素材で作ったデザイン。クラシックと現在、未来が融合する。開場が明るくなると下からトレンドでもあるグラフィックな柄が現れる。そして、８０年代終わりにジャンポール・ゴルチエが発表した胸下からコルセットのように内側を見せたジャケットなども思い出させるライダースや日本の切り絵の影響を感じさせる繊細なニットやトレンチなどのカジュアルアイテム。データをもとに作った骨組みは一本でも欠ければ形が崩れ、フレームだけを入れ替えられるものもあるという。オレンジのコートは２００５年にコレクションを行った東京タワーからのインスピレーション。ライトアップされた東京タワーのように光を放ち、鮮やかな色を強調した。
「１０年２０回目ですが、先はまだ長いと思っています」
アンリアレイジ２００６年春夏コレクション
http://ameblo.jp/fashionleaks/entry-11443742079.html
アンリアレイジ初の展覧会Ａ ＲＥＡＬ ＵＮ ＲＥＡＬ ＡＧＥ
http://ameblo.jp/fashionleaks/entry-11442319381.html
