第８６回装苑賞公開審査会玉田達也さんが装苑賞を受賞

第８６回装苑賞公開審査会玉田達也さんが装苑賞を受賞

第８６回装苑賞公開審査会が４月２４日、東京・代々木の文化学園遠藤記念館大ホールで行われ、玉田達也さんが装苑賞を受賞した。応募総数１５９６ファイルの頂点に選ばれたのは創造的進化をテーマに、オパール加工で縦糸を除いた布帛とカットワークやエナメル加工を施したレザーを重ね、骨格や筋の構造を立体的に表現するなど、体が衣服へと変容する様子、身体から想像される衣服を表現したデザイン。「形だけでは装苑賞を獲れない時代。装苑賞は素材を作り、それをコントロールすることができている」（田山淳朗氏）、「素材はおもしろいが雑な印象を感じる作品も多い中で、装苑賞は素材とボディのマッチングがよかった」（菱沼良樹氏）ことなどが評価された。「感動を共有し、心に訴えるような作品を作り続けたい」と玉田さん。

また、装苑賞佳作１位は海中散歩をテーマにした石田萌さん（下の集合写真下右から二人目）、佳作２位は花模をテーマにした香港出身の章少茵さん（下右から一人目）が、それぞれ受賞。

イトキン賞は田中香里さん（下左から二人目）、rooms賞は松下瑞穂さん（下左から一人目）に決まった。

佳作１位













佳作２位

rooms賞

イトキン賞