第３２回モード・イン・フランスMode in France２０１２／２０１３年秋冬コレクションきょう１月１７日まで
第３２回フランス婦人服プレタポルテ＆アクセサリー「モード・イン・フランスMode in France」２０１２／２０１３年秋冬コレクション(フランス婦人プレタポルテ連盟主催)が１月１１日からスタートし、１３日まで東京・西新宿のヒルトン東京ホテルで行われた。きのう１月１６日と、きょう１７日は会場を大阪に移し、ヒルトン大阪ホテル１７階で開催されている。
前回の昨年８月展に続き東京と大阪両方での開催となった今回はフランス２９社にイギリス２社、スペイン４社を加えた、計３５社３９ブランドが出展。大阪展にはそのうち２３社が参加し、プレタポルテ、レザー、ファー、アクセサリーなどの２０１２／２０１３年秋冬最新コレクションを紹介している。
「モード・イン・フランスMode in France」はパリで開催される国際婦人プレタポルテ展に先駆けて日本で最新コレクションを発表するもの。また、アクセサリーや雑貨の合同展示会「コレクション・フランセーズ」展も同時開催されている。
景気の低迷が続く中での開催となった今回。フランス婦人プレタポルテ連盟のパトリシア・ブラフマン国際部長は「東京は初日の来場者数が前回を下回り、バイヤーも慎重です。値頃感のあるブランドが好調です」とした上で、「昨年１１月までのフランスのプレタポルテとレザーの状況を見ても、フランス国内は厳しく、ヨーロッパも５％増ですが、ロシア、日本への輸出は１２％増、中国は５０％増と好調など、アジア市場への輸出拡大がポイントになっています。円高の中で、日本市場の売上げがもっと伸びることを期待しています」と強調した。各ブランドからも「円高なのでもっと伸びると思っていた」という期待の声が少なくない。
また、東京展のトータルでの来場者数は３日間のトータルでも５％減。大阪展の初日きょう１６日の来場者数は前回並に止まった。
フランスのほか、アメリカ、カナダ、ロシアなどでも展開しているフレッドサバティエFRED SABATIERは初日から注文があるなど好評で、代理店からの話も来ているという。
１０代のためのファッショナブルなデザインを提案するティーンレリジョンTEEN RELIGIONは、ロックテーストのイヴニングやニットなどを紹介。「フーズネクストにも出展しており、ギャラリーラファイエットのほか、フランス国内やロシア、モナコ、韓国などでも展開しているが、ロックテーストのイヴニングやパンツ、鮮やかな色を使ったものなどが好評で、初めての参加としては満足している」という。
２回目となるエ・コンパニーET COMPAGNIEも、前回に続きエ・コンパニー、アール８６７、ソー・スーンの３ブランドを出展したが、「すてき、かわいい、かっこいいという声も多い」という。
また、長年「モード・イン・フランスMode in France」に参加しているズィガ・ラン・ランドリーZYGA LIN'N LAUNDRYも「１ユーロ１００円を切る円高でもっとよくなると思っていたので、期待していたほどではないが、初日から忙しかった。リピーターも多く、新規も増えている」と話す。
一方、すべてフランス生産で、オリジナルのテキスタイルも特徴となっている華やかなプリントを使ったリュックスなデザインが人気のマリー・ルベラMARIE REBERATは、今回が初出展だが、さまざまな着方のできるデザインやゲートルなどのアクセサリーなどが好評。
また、ウェディングドレスのリーダー的存在であり、ギャラリーラファイエットなどでも展開しているサンプリン・ル・ソワールCYMBELINE LE SOIRはウェディングドレスとともに、ソフィー・シットボンがデザインするカクテルパーティ用のドレスなどを見せた。
コート専門のマクサールMAKSARは内側がフェイクファーやベロアになったコート、洗濯機で洗うことができるコートなど、昼だけでなく夜も着ることができるドレッシーなデザインが特徴のダウンなどを発表した。
バッグのグルームGROOMはデザインのリクエストにも柔軟に対応し、最短６週間で生産するという。
また、今回はリヨンを拠点にしているリカクチュールriccacoutureの大和田里佳さんRika Ohwadaもゲストデザイナーとして招待された。
FRED SABATIER
TEEN RELIGION
ET COMPAGNIE
ZYGA LIN'N LAUNDRY
MARIE REBERAT
CYMBELINE LE SOIR
MAKSAR
GROOM
riccacouture Rika Ohwada
riccacouture
