パリコレの秘密記事はいつ書くの?

2006年5月1日



パリコレはスケジュールでは朝が9時半か10時からはじまって、夜の最後のショーが8時半ぐらいまでということになっているんですが、実際には最後のショーが終わるのは早くて9時半。遅いと11時を過ぎてしまいます。それに9時半に終わるとお店で食事ができるから、ホテルに戻ると11時を過ぎてしまいます。そして、お風呂に入るともう夜中。結局、早く終わっても遅く終わっても書く時間はほとんどないということです。
その中でいつ書くのかなんですが、速報を求められる繊研新聞とか日本繊維新聞、センイジヤァナルなどの業界新聞の記者さんは夜中に書いています(当時)。

一般紙はインターネットで速報をしていますが、大変みたいです。インターネットのトラブルがあると寝られないこともあるとか。4、5年前まではホテルの受付からファックスを送ってもらうことが多かったのでなんとかして12時前に終わらせていたのにメールだと何時でも送ることができるので逆に書くのが遅くなったとか、デジカメだとカメラマンが写真を撮りすぎるので選ぶのに時間がかかるとか、インターネットによって遅くなったと言う話も聞きますね。移動のバスの中で熟睡している人や風邪をひいている人も多いです。

インターナショナルヘラルドトリビューンのスージー・メンケスさんみたいにショーの会場にコンピューター(普通の大きさの重そうなもの)を持ち込んで書いている人もいます。日本人でも小さなコンピューターで原稿を書いておいて、ホテルから送っている人はいますよ。スージーさんの場合はニューヨークからコレクションが続きますから、ホテルで書いていては体が持たないということかも。