新、縫製職人への道

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さいたま市桜区にある洋服屋の日常を綴りました

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THE REECE MADE IN USA

今日も暑い一日でした。来週で7月も終わりますね

さて、今日は穴かがり(ボタンホール)の注文が多い日でした。

写真は、アメリカリース社製のボタンホールミシンのアップです

 ボタンホールの種類っていくつあるか知ってますか?

  1.  ネムリ穴、シャツ穴とも呼ばれる通りシャツやブラウスの前立てカフスなどに用いる
  2.  ハトメ穴はジャケット・コートなどにあけるボタンホール。鳩の目のように円いからそう呼ばれている
  3.  ネムリハトメ、または本ネムリ穴はハトメのかがり方で目がないタイプ

 1.ネムリ穴(シャツ穴)

2015.03.19-01 写真はネムリ穴(シャツ穴)パール縫い使用糸エースクラウン60番手ポリエステル糸

パール縫いとは、山が立ってるかがり目で高級感がある

もう一つはウィップ縫いで平べったく見える、主にスパン糸でかがることが多い

家庭用ミシンでかがれるのもこのタイプ

 2.ハトメ穴、ネムリハトメ(本眠り)

IMG_2582 ハトメ穴ミシンはアメリカリース社とドイツのデルコップ社のミシンが有名

デルコップ社製のかがり目は細かくてきれい、リース社はアメリカで生まれたジーンズのボタンホールをあけるのに適している、カジュアルな感じがしますね。

使用糸は上糸、下糸30番手+中に芯糸を入れます

写真は閂止めしてありますが、ジーンズなどは流れ閂と言って最後に最初と重ねてかがる方法もあります

 最後に

昭和の時代、国内縫製工場が最盛期の頃

大小様々な縫製屋があり、ボタンホールミシンは高価だったので買えない事業所が多く(家内制手工業)

ボタンホール専門の穴かがり屋がいくつもありましたが、年々国内衣料品自給率が下がるとともに穴屋さんの廃業も相次いで増えています

実際、さいたま市にあった2件の穴屋さんも高齢で廃業したそうです

今残っている国内縫製工場の多くは穴かがりミシンを持っているので穴屋さんが無くなっても困らなくても

一般のホームソーイングされている方は穴屋さんが無くなって困ってうちに来てくれる方が増えています。

遠方の方でも宅配便サービスを使えば便利ですよ

是非ご利用お待ちしております

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