天皇の退位、新天皇の即位の関係で来年だけに実現する10連休。

 朝日の12月18日の報道によると、次のような世論調査結果が出たという。奇しくも、我が国の労働実態、雇用実態、中高齢者の生活感覚が、如実に反映する結果となった。

 

 15、16日に実施した全国世論調査で、ゴールデンウイークが10連休になることについて尋ねると、「うれしい」は35%で、「うれしくない」の45%の方が多かった。

 男性は「うれしい」43%が、「うれしくない」40%より少し多かった。一方、女性は51%が「うれしくない」と答え、「うれしい」は28%にとどまった。

 

 「うれしい」は若年層ほど多く、18~29歳は58%、30代は43%に対し、60代は25%、70歳以上は18%だった。職業別では事務・技術職層の51%が「うれしい」と答える一方、製造・サービス従事者層の「うれしい」は35%にとどまり、50%が「うれしくない」。主婦層では53%が「うれしくない」と答えた。

 

 主婦層の消極反応には、いろんな要素が詰まっていよう。

 一言で言えば、10日も夫婦や家族が楽しく過ごせる条件が整っていないということである。その基礎には、職業別の製造・サービス業に従事する人々がうれしくないと考えていることや、30代から高齢者までがうれしくないと考えていることが確実に反映している。突き詰めれば、働く人の中で、月給制の人よりも日給制、時間制の人の方が多いことが見て取れる。働く年齢でない高齢者は、日常と変わらないという意味でうれしくないのである。

 

 社会構造は、にわかには変わらないが、非正規労働の正規化、高齢者の楽しみ方の改革など、どこからでも改善しなくてはならないと思う。

                              斎藤浩