アメブロには、アクセス解析機能があるが、ここ最近検索キーワードのトップは「荒井晴彦」さんである。最近1ヶ月でも64アクセス。19%と言う圧倒的な高さである。Googleで検索するとなぜかわがブログの記事が7番目に出てくる。
せっかく検索して読みに来てくれる人たちに記事が一つだけでは申し訳ないので、「荒井晴彦」と言うテーマを設けて、少しばかり書いてみようと思っている。
で今回は荒井さんと音楽について書く。「荒井さんは「政治的には反米だが、音楽的には親米」と言っていて、札幌のシアター・キノのHPでも「お好きなもの」として、「ジョー・ヘンリー、ドン・ウォズ、Tボーン・バーネットがプロデュースしたアルバム。ヴァン・モリソン、レナード・コーエン、マーク・ノップラー、ニール・ヤングは全部買う。」と答えている。

或いは、昔「シティロード」にこんなことを書いている。
1990年5月5日(土)
娘と二人で府中のくらやみ祭へ。結婚して子供ができたらなんて想像したことなかったが、なんとなくいいなと思っていたのはロックコンサートの肩車とお祭りの肩車。
1990年6月15日(金)
「誘惑」打ち上げ。山下達郎コンサートだった。(中略)山下達郎にあんた学生運動やってたって本当かと絡んでしまう。素直にシュガー・ベイブの頃からファンですと言ってればいいのに・・・・・。
1990年8月3日(金)
NHKホール、ルー・リードコンサート。美少年を連れた梅林茂に会う。
1990年8月20日
マーティン・スコセッシの『グッドフェローズ』の試写。(中略)デレク・アンド・ドミノスの「いとしのレイラ」を使っているのだが、ジム・ゴードンのピアノから始まる後半だけ使うというのは十数年前、渡辺護監督のピンク映画で俺もやっていて、俺のほうが早いとうれしくなった。サントラはお薦めだ。
以上、『争議あり』P.427,P.430,P.434,P.435(初出「シティ・ロード」)

或いは、1991年度映画芸術ベストテンのコメントでは
「『インディアン・ランナー』のラスト、ザ・バンドの『アイ・シャル・ビー・リリースト』のイントロが聞こえてきた時、涙が溢れてきた。」(『争議あり』P.530)

最新号の『映画芸術』の編集後記にも
「11月27日、財布を失くした。(中略)タワー・レコードでレボン・ヘルムとダニエル・ムーアの新しいのを買って(後略)」て書いていたりする。そんな音楽が大好きな荒井さんである。

昨年の東京映画祭を見に行った時に、東京で映画好きの友人が集まって飲み会をしたのだが、そこには行けない年上の友人が荒井さんも誘ったらと、仕事場の電話番号を教えられた。湯布院映画祭で数回話をしただけなので、恐る恐る電話をしたら、参加を快諾して、連絡先として携帯電話を教えてくれた。一見こわもてなのだが本当に気さくでいい人なのである。
で、その飲み会で音楽の話になった時に教えてくれたのが元ピクシーズのフランク・ブラックである。
それでFlank Blackの「Fast Man, Raider Man」を聞いてみた。
ジョン・ティーべンのプロデュース、スプーナー・オールドハム、レジー・ヤング、スティーブ・クロッパー、レボン・ヘルム、アル・クーパー、ジム・ケルトナーらが参加し、前作の「ハニーカム」は、ダン・ペンが所有するナッシュビルのスタジオ、ベター・ソングス・アンド・ガーデンズで録音されたが、その未収録テイクと、追加録音で構成された2枚組で、見事なスワンプ・アルバムだ。
 

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