吾輩は「吾輩は主婦である 」に夢中である。

宮藤官九郎脚本の昼ドラと言う事で、注目作であった訳だが、クドカンは、「木更津キャッツアイ」も「タイガー&ドラゴン」も、「ドラッグ・ストア・ガール」も興味がわかなかったので、わざわざ昼ドラを見ようとは思わなかった。新聞とかでも面白いという記事を見て少し気になり始めたが、もう始まってしまったので、もういいやと思っていた。

ところが、先日友人からメチャクチャ面白いし、途中から見ても面白いと言われて、見始めたら、いやはや本当に面白い、途中から見ても面白い。

全40回半分以上終わってしまったが、騙されたと思って今からでも見てください。本当に面白いのであるから。

斉藤由貴演じる主婦に夏目漱石が乗り移るのであるが、斉藤由貴が本当によい。まるで象のような体の斉藤由貴が文豪のようでもあり、主婦のようでもあり、貫禄とかわいさが共存できるのは、彼女しかおいてないし、何故かその姑、竹下景子は泣き女千代子と漱石に呼ばれながらも、今の元気な若いおばあちゃんを快演、及川光博もなんとも初めていいし、及川の妹役・ももえ(猫背椿)や近所のクリーニング屋池津祥子も何とも傑作である。

もう毎日どんなに遅く帰っても30分笑い転げて見ている。

wagahai