客演も一段落付き、少しずつ観劇に行き始めている、どうも仙石です。

仙石さんには珍しく、今週は2本舞台を見てきました。

1本目は十七戦地さんの『ニホンオオカミはいなかった』という作品。
祖父の残した遺産の相続税を払うために詐欺を働く姉妹たちの葛藤とその周りを取り巻く人たちを描いた作品。
祖父の残した山を守ろうとどうにかして相続税を払おうとやむを得ず、絶滅したはずのニホンオオカミが山に住み着いたと嘘をつき、寄付金を集め、そのお金で相続税を払おうと計画する。
そこに至るまでの3姉妹の葛藤。
村の存続のために山とニホンオオカミの存在にすがる村人たち。
姉妹に協力するオオカミの研究をしている青年。
そして真実を探すジャーナリスト。
後半の人の汚い部分が見栄隠れする辺りが凄く好みだった。普通なら見ていて気持ちのいいシーンではないですが、人なんて少なからずクソな部分があるもんだし、その人たちだって自分の生活を守るために必死になっているだけなんだと考えれば、少しは共感が出来るのではないかと。

そして2本目はアガリスクエンターテイメントさんの『ナイゲン』
3回目の再演となるこの作品ですが、今回でファイナルとなるそうです。
僕は一番最初の2012年版のナイゲンを見たのですが、その時の衝撃は凄かった。
が、しかし!!
今回のファイナルはそれにも増して凄かった!!
台本の完成度!
役者の引き込む力!
どれを取っても一級品!
はっきり言いましょう!この作品、見ないのは損です!!
とは言いつつも今日の2公演でおしまいなんですけどね(笑)

十七戦地さんは明日まで。
アガリスクさんは今日までとなっております。
どちらも自信を持ってオススメ出来る作品ですので、お時間がありましたらいかがでしょうか。

そんな宣伝をしている僕は今日から実家に帰ります。
およそ2年ぶりの帰省です。
あまり日数はありませんが、ゆったりしてきます。

今回はこの辺で。
ではでは。


おしまい。