元旦から大きな地震…。

小さなお子さんを連れて避難所生活をされているおかあさん、地震の中、陣痛が始まり出産を経験したお母さんのニュースを見て、涙が出ました。


私の親戚も石川県に住んでいるのですが、物の落下などはあったものの、全員無事である事が確認が出来ました。

東日本大震災の時も別の親戚が被災し、家が流されてしまいましたが、運良く皆無事でした。今は復興住宅に住んでいます。


私が住んでいるところも、いつ地震が来てもおかしくないと言われている上に、今は赤ちゃんも居るので本当に不安です…。


まだ一個人で出来る事が殆ど無い状態ではありますが、赤ちゃんを連れたご家族、妊婦さんを含めた被災地の皆様が、一日でも早く普段の生活に戻れるよう祈っております。



13週4日。妊婦健診を受けている病院から貰ったパンフレットに載っていたクリニックへNIPT(新型出生前診断)を受けに行きました。


少し前まで日本医学会から認証されている施設は近隣だと大学病院しか無かったのですが、半年ほど前に大学病院と提携したそこのクリニックが認証されたようでした。


認可外のところも検討したのですが、あまり細かい結果が出ても不安になってしまうかと思ったので、21トリソミー・18トリソミー・13トリソミーだけが知れる認可施設にしました。


批判されるかもしれませんが、私達夫婦はこの検査で陽性が出てしまった場合、お腹の子を諦める方向で話し合っていました。


お腹の子を可愛いと思う一方で、もし障害を持って生まれて来ると分かってしまったら、愛して育てる自信がこの時の私にはありませんでした。


その理由の一つに、私の同級生にダウン症の男の子がいた事です。

小学校は特別支援学級が無かった為、彼とは3・4年生時に同じクラスになりました。


彼から特別嫌なことをされた訳では無いと思うのですが、意思疎通が難しいところや行動に補助が必要なところが度々ありました。

先生が不在の場合、周りの生徒が彼の手助けをするのが当たり前で、特に近くの席の子がそれを担う事になっていたかと思います。


身近にダウン症の子が居たからこそ、もし自分の子供がダウン症だったらと考えた時、育てるのが難しいと思ってしまいました。


赤ちゃんや小さな子供の内は良いかもしれない、でも大人になったら?と考えた時、どうしても決心はつきませんでした。


勿論NIPTでは分からない疾患や障害もあります。調べられる3種のトリソミーも成長具合に個人差があることも後から知りました。


実際トリソミーの子を持つ方のブログやYouTube動画を見た時に、私が知っていた同級生の男の子とは大分違うと思った子も沢山居ました。私が大人になったからなのか、妊娠しているからなのか、みんな可愛いと思いました。


でも、きっと私には出来ない…。

だから諦めるしかない…。

と体験談を読み漁りながら、結局はその考えに繋がってしまいます。


それなのに、夫婦で決めた考えとは裏腹にお腹の子を諦めるといった決断を私はする事が出来るだろうか…と思うことが同じくらいありました。


主人の意見はずっと変わりませんでしたし、私の気持ちも基本的には変わっていないのですが、主人の言葉に苛立ちを覚えたことは一度や二度では済みません。


この子は私の中で生きている。

それなのに何も悩まず、そんな事を言わないで欲しい。

私達二人の子なのに、葛藤は無いのだろうか。


そんなことを度々考えてはいましたが、主人には言えませんでした。


きっと彼の事だから正論で理詰めされるだろうし、最終的には私に判断を委ねるかもしれない、でも優柔不断な私はきっと決断しなくてはいけなくなった時、どちらを選んでも後悔しそうだと感じていました。


ならば、最初の決断を変えずにいようと思い、検査を受けるまで、幾度となく一人で考えていました。


私が行ったクリニックでは、血液検査と合わせて超音波検査もありました。

プラス料金で更に精密な胎児初期精密超音波検査を実施してくれるとのことで、そちらもお願いしました。

この検査で無脳症や腹壁破裂などの重篤な病気を見つける事が出来るからです。


カウンセリングもある為、この日も主人と一緒に向かいました。ショッピングセンター内にあるクリニックなので、それほど大きくはありませんが、診察室や検査室などしっかりした設備がありました。

お腹の大きな方も居たので、分娩施設は無いものの妊婦健診も受け付けているようでした。


問診票を記入し暫く待っていると、診察室に呼ばれました。


NIPTについての説明、染色体異常の種類やパーセンテージ、もし陽性となった場合の流れなど一通り説明を受け、採血されました。


NIPTで陽性、その後の羊水検査も陽性となった場合、どのような決断をするか検査結果が出るまでによく夫婦で話し合うように言われました。


一度診察室から出て、今度は精密超音波をする為に別の部屋に呼ばれました。

ベッドの横に超音波の機械があり、モニターが2つありました。


「ベッドに横になって、お腹を出して下さいね」

看護師さんに言われて横になり、お腹を出しました。妊娠してから初めての腹部エコーでした。


「ジェルで汚れないように紙を挟みますね」と言われ、更にズボン下げられました(笑)

今思えば子宮の位置的にそこまで出さなきゃだよね、と分かるのですが、この日以降「若い時に脱毛しておけば良かった…」と健診の度に考えることとなりました爆笑


先生が奥から出てくると「じゃあ始めますね」とプローブが腹部に当たりました。


赤ちゃんは今日もウゴウゴと元気に動いていました。主人には病院で貰ったエコー写真は見せていましたが、どの病院も内診室に入ることは出来なかったので、初めてリアルタイムなエコーを見せてあげられました。

主人はずっと感動しながら画面を見てくれていて、私より先生に質問していました爆笑


先生からも画面を指さしながら、これが心臓で〜と細かく説明があり、脳や頭蓋の状態、首の浮腫、心臓の弁の動き、背骨の状態、指の本数などなど、20〜30分程かけてゆっくり見て下さいました。


一通り診て貰ったところ、今見る限り異常なところは見当たらないとの事で一安心しました。


しかし、この超音波検査。

めちゃくちゃ痛かったです魂が抜ける


胎児を詳細に見る為には仕方が無いと思うのですが、プローブをぐいぐい腹部に当ててくるので「こんなにグイグイして赤ちゃん大丈夫驚き!?」と心配になるくらいでした。


実際当てられている間、赤ちゃんはウゴウゴ元気にしていたので、そんな姿を見られて嬉しい気持ちになりながら、内心ハラハラしていました驚き


最後に4Dエコー写真を撮って貰い、超音波検査は終わりました。4Dエコーに映った赤ちゃんは顎がシュッとしていましたニコニコ


結果は1週間以内に出るとのことで、翌週の土曜日に予約を入れ、別階のお店でご飯を食べて帰宅しました。


結果画出るまでの1週間。

精密超音波で浮腫や心臓の異常など何も指摘されなかったから大丈夫!と思いつつ、やっぱり不安でした。


仕事中もふと考えては「もしかしたら…いやいや、でも何か疾患があれば映る可能性が高いし、何も無かったし!」と一人問答してました。


実はエコー後、3日くらい打撲痛みたいのが腹部にあり、若干痣みたいなのも出ました魂が抜ける

どんだけぐいぐいされてたんだ…赤ちゃん本当に大丈夫?と少し心配になりました。


15週0日。検査から1週間以上が過ぎ、ドキドキしながら再び主人と一緒にクリニックへ。

特にクリニックから連絡も来ませんでした。


診察室に呼ばれ「こちら結果になります」と、検査結果を渡されました。


21、18、13トリソミー

すべて陰性でした。


その結果を見た瞬間、ホッとして少し涙が出ました。

主人も口には出していませんでしたが、不安だったのだと思います。診察室に入ってから私の背中を撫でてくれていて、結果が分かった後にちらりと主人の方を向くと、うっすら涙ぐんでいるようにも見えました。


一つ大きな懸念が無くなりましたが、次回血糖負荷検査が待っていますよだれ


妊娠糖尿病のリスクを読みながら、また悶々とする日々となりました。