/気功入門講座・8 | ふれあいと癒しの交響曲(名古屋/京都/気功/教室/講習/和気信一郎)

ふれあいと癒しの交響曲(名古屋/京都/気功/教室/講習/和気信一郎)

気功の理論や教室のこと、日々のことなどを書いています



🔵〔すわりイルカ〕

 〔ふぁんそんテクニック〕としての習練は〔すわりイルカ〕に入ります。
 〔すわり金魚〕が背骨(脊椎)の左右の波打つような揺れを体感していくのに対し、今回の〔すわりイルカ〕は、前後の揺れの体感になります。
 そして、この〔すわりイルカ〕では、背骨の揺れに加えて、体の前面の皮膚の動きも体感していきます。
 顔や首、胸やおなかの皮膚が下から順に引き延ばされていったり緩んだりという皮膚の感覚も体感して行くんですね。
 この〔すわりイルカ〕も〔すわり金魚〕と同様に、行なう順番というものの決まりはありませんので、顎から、胸から、お臍から、そして坐骨を支点にした骨盤の前後の揺れという具合に、上から下へ、或いは下から上へと揺れる場所を変えていき、自分自身の体感によって、自分の体の強ばりや緊張などを緩めていって下さい。


🔵〔蝶の羽ばたき、羽回し〕も

 〔すわりイルカ〕で、坐骨での体重移動によって、背骨や体前面の皮膚、更には胴体の中がやわらかに揺れているような感覚になってきたら、その揺れのままに、肩甲骨や大胸筋が蝶が羽ばたいているように揺らされているのも体感してみましょう。
 胸椎、或いは胸板(胸骨)が蝶の胴体で、そこに付いている蝶の羽の付け根のところで揺れているように感じることがポイントになります。
 肩甲骨側から始め、ラクに揺らされている感覚になってから大胸筋側の感覚を体感していくようにすれば善いと思います。
 〔蝶の羽ばたき〕に続いて、蝶の胴体(胸椎や胸骨)を支点にして、その羽を後ろで吸い上げ、前で吐き降ろしていくような感じで羽を回すようにしてみましょう。
 名付けて〔蝶の羽回し〕です。
 蝶は実際にはそんな動きはしないと思うんですが…。

 〔すわりイルカ〕に引き続いて〔蝶の羽ばたき、羽回し〕をした方が、動き的に途切れなくて、滑らかな揺れや動きが体感出来るのではないでしょうか。

 〔すわり金魚〕と〔すわりイルカ〕が放鬆法、即ち〔ふぁんそんテクニック〕の柱になりますので、体全体が、とろーっとした液体感覚になるまで、心地よさをたっぷり味わいながら習練を重ねて下さいね。


💃『すわりイルカ』
 https://youtu.be/5DGozNlGTKc?si=5aicb27GS4mgjbDS
 
💃座りイルカ:誰でも出来る!和気信一郎の気功学園22
 https://youtu.be/N9RzbQNPTVc?si=hlqPDulV4Fak8fhv