昨日、パラリンピックの開会式が行われましたね。非常に感動的で、カッコいい演出でした。忖度なしで凄いと思える内容でした。個人的には布袋のギターが最高にカッコいいと感じました。
一方、オリンピックの開会式は日本人の合意形成の悪い部分が露呈したと思います。例えて言うならオリンピックはガラパゴス携帯、パラリンピックはiPhoneでしょうか。余計な演出を盛り込み過ぎて、全体を通して統一感のない演出になってしまったのだと推測します。
さて、批判的なコメントの多かったオリンピックと、絶賛されたパラリンピックの開会式を比較してみたいと思います。
オリンピック
・内容に統一感がなく、メッセージ性が伝わりにくかった
・お金のかけどころが不明(このショボい演出で何故こんなにお金がかかったのか)
・相次ぐスキャンダルや辞退
パラリンピック
・「片翼の飛行機」という一貫したメッセージ
・アートや光を散りばめた電脳世界的な豪華な演出
・主だったスキャンダルなし
こんな感じでしょうか。
また穿った見方をすると、下記のようにも捉えられます。
そもそもパラリンピックの方がオリンピックよりも注目度が低いため、オリンピックに比べて批評の声は少ない(現にパラはオリに比べ視聴率が半分以下であり、民放の放送もない)
上記の理由から、オリンピックに比べてパラリンピックの方がコマーシャルや商業主義の色が薄く、本来の五輪憲章に則っており、クリーンなイメージがある。
オリンピックの方が先に実施されたため、オリンピックには開催自体に対する疑義があった。一方、パラリンピックは後続のため、開催そのものに対する批判は少ない。
多様性が求められる風潮で、パラリンピックに対しては中止を求める声や批判コメントを出しにくい。オリンピックを開催してパラリンピックを中止したら障がい者差別と批判されるだろう。
東京パラリンピックの開会式の演出は時代の潮流を上手く捉えており、また悪評で沸いたオリンピックと相対することで、より好評だったのではないかと思います。(結果的にオリンピックがヒール役になった)
今はSNS等でリアルタイムに批評される社会であり、目紛しく移り変わる世間の声に対しどのように振る舞うべきか、そのヒントが垣間見れるオリパラの開会式だったと思います。
よく会議などで新規事業を企画しているとき「誰が責任取るんだ」などとリスクの方面ばかりを向いて思考停止する人がいます。何もしないことを美徳として生きており、非常に厄介で、組織の成長を阻害する危険因子です。
最近では「コロナに感染したら誰が責任を取るんだ」と事あるごとにイベントを潰そうとする人もいますが、それを言うなら通勤ラッシュ時の品川駅でもご覧になって欲しいものです。
さて、日本は法治国家なので、法律に記載されてるルールに基づいて責任を取るべきなのですが、そこにモラルという訳の分からないアンリトンルール(不文律)が加わり、責任の所在を曖昧にしたり、結局新規事業のアイデアが潰れたりします。勿体ないと思うことが多いです。
メジャーリーグのアンリトンルール、例えば大差で勝ってる時に盗塁やバントをしてはいけない、というのも大概分かりにくいものですが、日本のビジネス習慣にあるアンリトンルールも分かりにくい。上司や先輩より早く帰っては行けない、というさだまさしの関白宣言ばりの同調圧力のせいで無駄に残業したり、疲れるばかりです。
「責任」に話を戻すと、責任の取り方というのもアンリトンルールではないかと思います。責任と軽々しく口には出すものの、責任の取り方に定義はない。例えば大企業で事業に失敗しても、会社が倒産することなど早々考えられないので、いつの間にか皆の記憶から消えて、失敗も責任もなかったことになります。
ならば最初から責任など取る必要もなく、どうせ数年経てば誰も忘れるような失敗なら、そもそも大したことないのだから、どんどんチャレンジしてどんどん失敗すれば良い。「責任」とすぐに口に出す人々は、何も行動に移さず自分を正当化する評論家に過ぎないのだから、少なくともビジネスの場からは排除されるべきである。
扱いやすい部下は、上司の指示を忠実に再現することが出来る。イエスマンで、決して逆らわず、納期通りに仕事を遂行する。いちいちゼロから説明する必要もなく「こんな感じでやってくれ」という曖昧な指示でも無難に完遂してくれる、理想の部下だ。
一方、扱いにくい部下は、上司の指示に対しいちいち粗を探したり、なかなか首を縦に振らず、快諾を渋る。納期を守らなかったり、報告が遅かったり、「私はこう思うのですが」と余計なアイデアを盛り込んだりするのである。
無論、上司の指示の出し方にも問題がある場合が往々にしてあるが、兎角扱いにくい部下というのは、理解度が悪く、納期を守らず、積極的にコミュニケーションも取らず、余計な思想を持ち、また人間的にも無愛想であったりする。
さて、会社という場所は役職が高い人間が評価者となり、その部下が被評価者となるから、「扱いにくい部下」は当然、評価が下がる。多少出来が悪くても愛嬌がある部下が高評価を得たりするものだ。
しかし、いったん会社という枠組を出ると、この評価者と被評価者という関係性が崩れ、むしろ「扱いにくい部下」の方が世の中にイノベーションをもたらしたりする。
例えば、有名起業家やインフルエンサーの経歴を横並びに見てみると、必ずしも皆が皆、立派な経歴を持っているわけではない。むしろ、学校を中退していたり、職を転々としたり、中には軽い犯罪歴すら持っていたりする。
個人的な経験だが、有名外資コンサル等で出世してる人の中には、離婚歴が複数回あったり、神出鬼没であまりオフィスに来なかったり、性格に癖があるなど、とても常識人とは思えない人が多い。
有名大学を出て、大手企業に就職して、順当に出世して、所帯を持ち、真面目にコツコツと積み上げていくテンプレート型人間の方がむしろ少数派ではないかと感じる。
扱いにくい、どこかトゲがある、突拍子もないアイデアを出す。そんな部下がいたら、どんどん色んなことをやらせて、どこで才能を開花するかじっくり長い目で見てやる方が良いのではと思う。
先日、マッチングアプリ「omiai」をやっていたら、詐欺(国際ロマンス詐欺)を見つけました。
これ以上被害者を出さないため、注意喚起のために共有します。
まず、国際ロマンス詐欺とは、外国人の異性からマッチングをかけられ、最終的に投資サイト(FXなど)に誘導されるというものです。
手順は下記のような流れです。
①外国人の異性から「いいね」をもらい、マッチングをする。
プロフィールの特徴(例)
・女性の場合⇒モデルのようなプロフィール写真、出身地:台湾、職業:経営者(化粧品販売など)、年収:1500万円
・男性の場合⇒職業:米兵
②メッセージのやり取りをする。
・外国人(という設定?)なのでカタコトである。
・「このソフトウェアは使いにくいからLineを教えて」と言われ、Line IDを交換する。
・メッセージは巧妙であり、数週間から数ヶ月やり取りをしながら「カモになるか」を見極められる。(裏にライターがいるとの噂も)
③親密になると詐欺の勧誘を切り出される。
詐欺メッセージ(例)
「今台北で化粧品店を経営しており、今度東京(銀座)に出店する。来日にあたり、日本人の保証人と保証金が必要である。」
「経営の他に副業をしている。FXはすごい儲かる。」
④投資サイトに登録し金銭を振り込むと、相手は姿を消す。
という流れになります。
ちなみに私は怪しいユーザーとマッチングし、プロフィール画像をGoogle画像検索すると、「台湾出身」なのに中国人のモデルの微博アカウントがヒットしたので、その時点で怪しいと思ってました。
試しに捨てアカウントでLineを交換し、その後投資の話を持ち掛けられた時点でメッセージを止めました。
実際のLineメッセージ(1/3):最初は普通
実際のLineメッセージ(2/3):お金の話になると喰いついてくる
実際のLineメッセージ(3/3):徐々に投資の話題へと切り替わる
私のマッチング画面:強制退会者(詐欺)ばかり
カタコトのメッセージ
検索上位に度々怪しいユーザーがおすすめされる(omiaiの管理体制って…)
怪しいユーザは後を絶たず、何度も通報やブロックをしていますが、いたちごっこ状態です。
また別の詐欺ユーザーのプロフィール画像をGoogle画像検索すると、まったく関係のないInstagramの女性の写真が勝手に使われており、肖像権の問題もありそうです。
手口は巧妙化しており、もはやマッチングアプリは安全なツールではないと感じ、退会しました。
参考ニュース
マッチングアプリのプロフィール欄でよく見かける表現を列挙しました。
端から異性を選定する願望が見え見え。すぐに浮気しそう。
逆に普段会ってる人が恋愛対象にならないのかと疑問に思う。付き合ったら「普段会う人」になる。刺激が欲しいのか、飽きっぽそう。
「本当はマッチングアプリ(出会い系サイト)などに登録する性分じゃないけど、友達に勧められて渋々やっています」というアピールに見てとれる。主体性がなく、責任感が無さそう。プライドも高そう。「友達に勧められてミスコン出ました」と同じ心理。本当は自ら率先して登録したのに、他人のせいにしている。潔ぎよく自分の意思で登録したと書いた方が印象が良い。
マッチングアプリに慣れてないアピール。前項目と同じく、マッチングアプリ=出会い系サイトというネガティブなイメージを抱いており、無理して使ってることを強調したいのでしょう。しかしマッチングアプリのUIなど単純で30分も使えば理解できる。わざわざ「使い方分かりません」などとアピールする必要性がない。
国際結婚狙いかと思われる。日本人同士なら日本語で大丈夫です。
島国日本人は自己に都合の良い外国を捏造し、「海外では~、だから日本はダメ」であるという持論を展開しがち。過剰な国際派アピールは印象が悪い。海外駐在経験があるとかなら真の国際派であると言えるが、帰国子女、留学は親の金に依るもので、本人の努力に依るものではない。我々は日本人である、鏡を見れば鼻も低く目も小さい、西洋人の仲間入りは出来ない。いつまでも夢を見ていないで真実に向き合うべきである。
なぜか地雷率が多い。あとNetflix見てる人も韓流好き多い気がする。
異性をスクリーニングする意思が見え見え。年齢に限らず、年収や学歴など、相手の条件を絞る人と交際したいと思わない。また、心の中で基準があっても、わざわざプロフィール欄に書く必要はない。条件に当て嵌まらないなら無視すれば良い。
前項と同じく、これもプロフィール欄にわざわざ書くようなことではない。変な人は無視すれば良いだけのこと。この手の文をプロフィールに入れる人は異性に求める基準が高いように思われてしまう。基準はひっそり心の中に持ち、基準に合わなければ無視すれば良いだけ。また「常識」の定義は人によって異なるので使わない方が良い。
今は男女平等の時代。最初から経済的に依存するのは如何かと思う。嘘でもいいから割り勘と書くべき。
海外数十ヵ国渡航、ジム、ヨガ、ダイビング等、幾つもの趣味を持ってる=独身拗らせてるor浪費癖がある。今の時代、男女問わず堅実に働いて貯金すべき。
どうせ大して忙しくない。というか忙しい人(仕事ができる人)ほど返信は早い。手術中の外科医とかなら返信遅いの分かるけど、普通の勤め人なら四六時中スマホ見てるだろ。
通知機能を使え。通知機能の設定方法が分からないとしたら、ITリテラシーなさ過ぎ。今どき、この程度のスマホの設定も出来ないとなると、普段の生活にも支障がありそう。もしくは単純に相手への返信が遅いことの言い訳にしてる。(返信が遅いのは多数の異性を選別してるから)
所属先をアピールしたいのか、と思う。貴方のアイデンティティは学歴や職歴に左右されるのか。またマッチングアプリにはサクラや詐欺も多く、自らの属性をネット上に晒すのは情報セキュリティ上問題があるので、極力こういった情報は記載しない方がよい。
普通に「会社員」と記載すればいい。会社が大きかろうが小さかろうが所詮サラリーマンは雇われの身であり待遇に差はない。前項と同じく、大手企業に属している自分に酔っている。
性欲強そう(=浮気しそう)もしくは太ってるのをグラマーという言葉で隠している。
自己顕示欲が高い。
友達いなそう。
よく見るテンプレート型人間、娯楽の幅が少なく付き合ってもつまらなそう。シンデレラ城や伏見稲荷も頻繁に見る
肌の露出で異性を釣ろうとしており、考えが浅はか。浮気性。
育ちが悪そう。子供に歯列矯正させる余裕もない家庭で育っていそうであり、仮に結婚したとしても、住宅購入時や子供の入学資金などの金銭的支援が受けられなかったり、遺産相続で揉めそう。相手の実家の所得はある程度把握しておいた方が良い。
自分の中で条件を作り過ぎて妥協点を見つけられなくなってそう。というか結婚=妥協点と考えてる時点でダメだ、本当に人を好きになることが出来なくなってしまう。マッチングアプリなどせいぜい3ヶ月くらいで相手が見つからなければ諦めるべき。
婚活市場は通常の恋愛で漏れた敗者復活戦だから、大して良い相手はいないと割り切った方が良い。魅力のある人はマッチングアプリなどの婚活サービスを使わなくても恋人を自己調達できる。マッチングアプリは使わず、通常の出会い方(友達の紹介、職場、学校、サークルなど)で出会い、相手に条件を求め過ぎるべきではない。むしろマッチングアプリは「好きになった異性がマッチングアプリを使うような人間か」という調査をするために利用する。
私は今都心に住んでいますが、大して広くもない部屋(ビルばかりで景色もほとんどない)に毎月10万円も払ってるのはバカバカしく感じております。都外なら同じスペックのマンションでも半額以下で住めて景色も綺麗です。
さて、いい歳して実家から離れず、子ども部屋に住み続ける中年男性が「子ども部屋おじさん」と揶揄されますが、私個人的には子ども部屋おじさんこそが理想的な暮らし方であると感じます。
日本人は新築信仰で、住宅の平均寿命が他先進国に比べて短い割に、住宅そのものの価格は決して安くなく、結果的に多くのサラリーマンが住宅ローンに悩まされるのは言うまでもありません。
日本の平均築後年数は約30年(住宅基本法-国交省)
サラリーマンの年齢毎の収入を見てみると、例えば22歳(新卒)で400万円、30歳で800万円、40歳(課長)で1000万円、50歳(部長)で1200万円、そして定年にかけて徐々に目減りしていくというモデルを考えると、生涯賃金は額面で約3.5億円、手取りで3億円に満たない計算となります。ただしこれは大手企業で部長級まで出世してるモデルなので、実際には多くのサラリーマンがこれより低い賃金しか得られないと想定します。(サラリーマンの平均生涯賃金はおよそ2.5億円、中央値2億円と言われている)
平成30年民間給与実態(国税庁)
結婚しているか、共働きか否か、子どもが何人いるか、その他扶養者数や副収入の有無によって家計の状況は変わりますが、大抵のサラリーマンが2.5億円の予算で生涯をやり繰りしなければいけないと考えると、住宅などの固定費は極力下げたいと考えるのは当然です。
さて、東京都内、都下(千葉、埼玉、神奈川などの通勤圏)を考えると、一般的なファミリー向けの住宅は最低5000万円程度すると考えます。これ以下の価格の住宅を首都圏で探すには、条件を下げなければならないため現実的ではありません。
住宅関連調査(リクルート住まいカンパニー)
22歳から35歳までを賃貸物件で過ごし、その後結婚してファミリー向け住宅を購入することを考えると、さらに1200万円程度必要です(家賃月額7.5万円×13年で計算)。また上記の住宅も、購入時だけでなく管理修繕費やリフォームなどで別途費用が必要です。
35歳から80歳までの45年間をマイホームで生活するとして、一度もリフォーム無しというのは現実的には難しいと考えます。20年に1度、大規模な修繕を行うとして、別途1500万円程度は必要です。
よって住宅にかかる費用は5000万円+2700万円=7700万円程度はかかるわけです。さらにローンの金利や仲介費用も必要です。となると8000万円は下らない。
また固定費削減だけでなく、水道光熱費や、また親の介護を考えると、やはり一緒に住むメリットは大きい。成人したら親元を離れなければならないという無意味な固定観念を捨て、就職後も経済的負担を減らすため無理に一人暮らしをするのではなく、実家暮らしをした方が良い。
大手人材サービス会社のパソナが兵庫県の淡路島に本社を移転したことが話題になっています。超一極集中の日本では、企業が都心に本社機能を置くのが普通であるため、それに逆行する形で本社を移した(しかも都下でなく淡路島に)パソナの狙いに注目が集まるのは当然です。
Business Journalの記事
https://biz-journal.jp/2020/09/post_177841.html
地方活性化を謳っておきながら一向に対策を打たないどころか、むしろ都心回帰が進む日本。しかし思わぬコロナの影響でリモートワークが一気に定着し、「もはや出社しなくていいんじゃね?」と皆が気付き始め、富士通などの大手企業が都心のオフィスを削減したり、パソナのように思い切って淡路島に本社を移転してる訳です。
IT mediaの記事
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2008/19/news019.html
出社しない→オフィス賃料や交通費の削減、通勤時間の削減、働かないおじさんの炙り出しなど、良いこと尽くめ。
もともと出社すること自体に無駄を感じていた人は少なくないはずですが、コロナの存在を「口実」に、一気にリモートワークが進んだわけです。
日本人は自ら行動することは苦手ですが、何か言い訳材料があれば一気に前進します。「赤信号みんなで渡れば怖くない」の諺の通り、みんなが出社しているのに自分だけリモートワークをするのは気が引ける。しかし今はコロナを口実に心置きなく在宅勤務が可能である。出社しないのでスーツを着る必要もなければ、化粧も不要。外出する必要がないため#KuTuu問題も一件落着です。
さて、パソナに話を戻します。「淡路島に本社機能を移転したのは左遷じゃないのか」とか、色々と推測が立ってますが、個人的にはどのような形であれ東京から離れるのは大歓迎。
仮に淡路島とまでいかなくても、千葉、神奈川、埼玉とか、北関東、もしくは地方都市に本社を移転してしまえばいい。
東京はワシントンD.C.のような政治の中心地とすべきであり、経済の中心地を東京に置く必要はありません。分散すべきである。
もちろん、毎日淡路島の本社に出社する必要はなく、基本的にはリモートワーク。本社に行くときは淡路島や神戸あたりを観光すれば良いわけです。こういった合理的な働き方が進めば日本人の幸福度は上がる。
こんにちは。
YouTubeでAWSの解説動画を作成しました。
レベル的にいうとソリューションアーキテクトのアソシエイト程度を意識しています。
1.AWSとは? サービスの概要と認定試験
※動画内で紹介している対策本です。