こんにちは、NPO法人ファミーユのミルク猫部です。
さて昨日のブログの続きです。
▼前回のお話
おなかに寄生虫がいるかを確認するため、病院で4匹分の検便をしてもらいました。
結果は…
2匹から猫回虫の虫卵が検出されました
しかも虫卵が出たのが【良いウンチ組】の2匹という。(笑)
\にゃんですとーー!?/
姉妹一緒に育っているので、もれなく【ゲリ組】にも猫回虫がいることになります。
\えーーっあたちも?/
検便は虫卵を見つけやすい浮遊法で検査しても、100%発見できるわけではありません。
虫卵はにまんべんなく散布していないので、たまたま持参したが虫卵のない部分だったら感染に気付くことはできません。
なのでギリシャ姉妹のように兄弟姉妹の頭数が多いほど、検査の回数が増え、寄生虫は発見されやすくなります。
「じゃあきょうだいが少ないと、寄生虫がいても見落とされやすいの?」
はい、その通りです。でもご安心を
ファミーユの仔猫たちは検便の結果に関わらず、【定番の寄生虫】に効く駆虫薬を全頭に飲ませています。
しかも駆虫残しがないよう、3週間あけて2回投薬しています。
【定番の寄生虫】は飲み薬で簡単に駆虫できるので、これだけでほぼ駆虫完了です
たまに検便で定番以外の寄生虫が検出されるので、その場合は別途専用の駆虫薬で治療が必要となります。
そちらは簡単に駆虫できず、治療期間が1~2ヶ月くらいかかります
ちなみに今回ギリシャ姉妹に出た猫回虫は【定番の寄生虫】です
譲渡会が開催される頃には、きれいなお腹になっていますのでご安心ください。
そんなこんなで診察は無事終了。
駆虫薬を飲ませてもらい、ゲリ組のお薬をいただいて帰りました。
ケージの中でぐっすり眠るギリシャ姉妹。
前日からひとり暮らしをさせられたり、初めての外出だったりでいろいろ疲れたよね。
帰宅してケージへ入れると、
\お腹すいたーー!/
4匹一緒にいられる安心感からか、食欲はいつも通りに戻りました。
そしてゲリ組へお薬を投与。
抗生剤+整腸剤+下痢止めのMIX粉薬。
栗の渋皮のような匂いがして、味も少し渋いです。(舐めてみたw
これをいつも水に溶いて与えていますが、仔猫さんたち嫌がらずに飲みます。
むしろ好きで「もっともっと」と欲しがる仔もいるので、猫の味覚って不思議だなと思います。
水下痢だったパルテノちゃんも、お薬のおかげで翌日には形のある便になり、2日後にはすっかり良い便になりました
これで6週齢の予防医療は完了しましたので、次はいよいよウィルス検査(猫エイズ/猫白血病)。
「元気だし大丈夫だよね」と思いつつも、毎回ドキドキしてしまうウィルス検査です。