「最近疲れが抜けない」
「生理が乱れやすい」
「痩せにくくなった」
そんな不調の裏に、“コルチゾールスティール”が隠れているかもしれません。
コルチゾールとは、副腎から分泌される“ストレス対抗ホルモン”です。血糖値を上げ、炎症を抑え、私たちを危機から守る重要な役割を担っています。しかし問題は、“慢性的なストレス”が続いたときです。
ホルモンはすべて、コレステロールから作られます。そこから「プレグネノロン」という物質を経由して、コルチゾールや性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン・テストステロンなど)が合成されます。
ところが、強いストレスが続くと身体は「生き延びること」を最優先します。すると材料であるプレグネノロンが、コルチゾールの合成に優先的に回されてしまいます。これがいわゆる“コルチゾールスティール(横取り現象)”です。
その結果、性ホルモンの合成が後回しになり、
✔ 生理不順
✔ PMSの悪化
✔ 更年期症状の強まり
✔ 性欲低下
✔ 筋肉量の低下
などが起こりやすくなります。
さらにコルチゾールが長期的に高い状態が続くと、
・血糖値の乱高下
・内臓脂肪の増加
・睡眠の質の低下
・甲状腺機能の低下
など、代謝全体がブレーキをかけられてしまいます。
つまり「頑張りすぎ」は、ホルモンバランスを崩し、痩せにくく、不調を生みやすい身体をつくってしまうのです。
では、どうすればよいのでしょうか?
まず重要なのは、ストレスの“量”を減らすこと。
・睡眠時間の確保
・低血糖を防ぐ食事
・カフェインの摂りすぎを控える
・呼吸を整える
・軽い運動で副交感神経を高める
そして、材料となる脂質やタンパク質をしっかり摂ることも大切です。極端な脂質制限はホルモンの材料不足を招きます。
コルチゾールは悪者ではありません。問題は“出続けること”。
身体は常にあなたを守ろうとしています。
「最近なんとなく不調」
それは意志の弱さではなく、ホルモンのサインかもしれません。
まずは休むこと。
整えること。
それが、ホルモンバランス回復の第一歩です。