1978年、現時点で Rolling Stones 最後の全米 No.1 ヒットである "Miss You" をわずか1週間で王座から引きずり下ろしたのがこの曲(そして、Frankie Valli の "Grease" に取って代わられた)。さらに、ソウルチャートとアダルトコンテンポラリーチャートも制して三冠王を達成しました。また、イギリス、アイルランド、カナダ、オーストラリアでも1位、ニュージーランドでは2位、オランダで3位、日本ではオールジャパンポップ20で10位。ディスコの全盛期にこの手のバラードが1位となったのは少々意外でした。この曲は、Lionel Richie のお父さんが結婚記念日のパーティーの席で奥さん(つまり Lionel のお母さん)に向かって「I love you, I want you, I need you. Forever.」と言ったことにインスパイアされて書かれたものだそうです(Lionel のお父さんの一世一代のキメの文句だったようだけど、Elvis Presley からパクったのかな?もっとも、Elvis のは "I Want You, I Need You, I Love You"-私のカラオケの十八番です(笑)。なお、オヤジさんが言ったのは、「She's a great lady, she's a great mother, and she's a great friend.」という説もある)。Lionel は、Frank Sinatra が歌うのを想像しながらこの曲を書き、Sinata に歌ってもらおうと思うんだけど、と言ってプロデューサーの James Anthony Carmichael に聴かせたところ、Carmichael は、なにをばかなことを言ってるんだ、と言って Commodores のレコードとしてリリースし、グループ初の No.1 に輝きました(この曲以降、Lionel Richie の書いた曲が8年連続で全米1位を獲得することとなるが、この記録は Paul McCartney に並ぶ)。 

 

 

大仰な邦題だな(笑)。

 

Lionel Richie のライヴパフォーマンス。

 

 

この曲はカントリーシンガーによってカバーされることが多くて(Lionel Richie が生まれ育ったアラバマはカントリーミュージックが非常に盛んで、彼も多大な影響を受けている)、その代表がこちら。

 

 

ただし、最も大きなヒットとなったカバーはこちら。

 

 

1984年カントリーチャートで7位。