1971年全米2位(Carole King の "It's Too Late/I Feel The Earth Move" によって1位獲得を阻止されたが、イージーリスニングチャートでは1位となり、ミリオンセラー)、カナダで3位。"We've Only Just Begun" に続く Paul Williams と Roger Nichols の作品ですが、最初は Fifth Dimension に提供したものです(彼らが所属していた A&M レコードの出版部門のトップが Fifth Dimention にぴったりだと思ったことによる)。Fifth Dimension からは断られたのですが、デモテープを聴いた Richard Carpenter が気に入って Carpenters としてリリースしたとのこと。Williams によると、「What I've got they used to call the blues」という歌詞は、「I've got the blues」では陳腐だと思っていたところ、最後に思いついたもので、会心の出来だということですが、偉大な作詞家である Johnny Mercer もこれに感銘を受けたようです(Williams 曰く「A&M レコードでジョニー・マーサーと会ったんだ。彼は座っていて、私が『ポール・ウィリアムスです』って自己紹介したら、握手してくれてね。それからミキシングしにスタジオに入ったと思ったら、すぐに顔を出して、『ポール・ウィリアムス、"What I've got they used to call the blues" の、あのポール・ウィリアムスか?』って訊くんで、『イエッサー』って答えたのさ。おかしかったな。ジョニー・マーサーに会えたのは人生で最高の瞬間の一つだったよ。なにしろ作詞家の中の作詞家だからね。」(意訳))。

 

 

B面は土曜日だったのか。それにしても、「雨の日と月曜日はいつも気が滅入る」・・・禿同です!(笑)

 

こちらは Paul Williams によるセルフカバー。

 

 

ほかにも多くのアーティストがカバーしていますが、その中から Karen とはほぼ同年代(2歳ちがい)で仲が良かったという Olivia Newton-John によるカバーを。

 

 

さらに、Pat Metheny の美しいギターソロによる演奏を。

 

 

Pat Metheny は Karen Carpenter の歌を聴いていつもインスピレーションを得てきたと述べています。