眠りが浅い。


ここんところずーっと熟睡できていない気がする。


この間もなんだか分からない夢を見た。
まあ、夢は理解できない展開なのが当たり前か。




ふと気が付くと自分はF1のレースのようなものに参加していた。

なんだかわからないままにスピードを出しているのだが辺りを見ると複数のパトカーがサイレンをけたたましく鳴らし、俺のことを捕らえようとがむしゃらに追ってくる。




「やばい!逃げきらないと殺される!!」




何故か逃げ出した俺は国際手配の犯罪者となっていた。
かなり悪質な犯罪を犯して逃げているという設定になっている。

銃弾が激しく飛び交う中、パトカーとのカーチェイスを続ける俺。


そして、トンネルにさしかかろうかというその瞬間!!!






「スネーク!応答するんだ!スネェェェーク!」





いや、冗談。




ここで視点が変わる。幽体離脱して上から見る感じ。俯瞰カメラというのか?




クラッシュしてしまい、車は大炎上。その炎のなかから何故か担架で運ばれる俺。

しかし、姿形は髭面の外人と化している、これは誰だ?

担架で運ばれるまでの間、燃え盛る炎が俺の両手首と両足首を溶かしてしまう。
意識しても体をピクリとも動かすことはできない。



夢だからなのか幸いにも痛みは感じない。だけど、そのうち手首足首ともに鈍い痺れを感じてきた。痺れはむず痒さに変わるのだが、全く動かせない。かゆくともかけない。手と足は視覚的にはないのに何故か脳ではまだ存在していると認識している。まだ失ったことを理解し切れていないのか。





次の瞬間!!





いきなり脳髄を何者かに鷲づかみにされ、無理やり振り回された!


俺の頭に響くような振動が襲ってくる。



振動は俺の意識を断ち切ろうと襲い続けてくる!!





…ヴィーンヴィーン・・・





携帯のアラームが鳴っていた。



ここで目覚めた。


3日経っても鮮明に覚えている夢。作ったわけではない。起きた途端、手首足首が動くことを確認する。


だけどすぐに妻たち一家とのむかつく話し合いが思い出され二度寝を邪魔される。


そんなことが延々と続き、眠りは必然的に浅くなっていく。


仕事中も相変わらず虚ろになるし、集中できない。



数日かけて職場、同じ課の皆さんには離婚することを伝え終えた。

タイミングを見て話し掛けるのにすごく気を遣う。



みなさんは当然ビックリする。そして、数回確認し、それが真実であるということを悟ると掛ける言葉に迷いだす。



みんな同じ反応。中には経験者もいらっしゃるので仲間だねなんて言ってくれる人もいた。

だけどみなさん、言葉を選びながら俺を励ましてくれる。




ありがとう。




その一言しか出ません。
お祝いをしてもらってすぐにこんな報告をせざるを得ないのがとてもくやしい。

さらにこんな報告をするために気を遣わなくちゃいけないんだと思うと、より一層腹が立つ。

だけど、やっぱり、僕は一人では生きていない。
皆さんに支えられて生きているんだと実感した。

柄にもないけどそんなことを意識した。
普段の日常ならみんなに対してそんな意識を持つことはできていなかっただろう。

これは自分の前向きな成長と捉えよう。


感謝の気持ち。


同じように誰かが落ち込んだ時は励ましてあげよう。


自分の力を必要としているときには力になろう。



・・・ん?俺、今良いこと言ったかな?←照れ隠し