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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
今日で連休も終わりという方も多いでしょう。
今晩より注目のFOMCが始まりますが、明日は中国人民銀行が外貨準備を公表します。
中国人民銀の金準備、10月も横ばい 6カ月連続購入見送り
7日公表の公式統計によると、中国人民銀行(中央銀行)の金準備は6カ月連続で横ばいだった。ただ金価格上昇を背景にドル建ての価値は上昇した。
10月末時点の金準備は7280万トロイオンス。価格は9月末の1914億7000万ドルから1990億6000万ドルに増加した。
人民銀行は今年5月まで18カ月連続で金を購入していた。ワールド・ゴールド・カウンシルによると、2022年から23年にかけて活発化した世界の中央銀行による金購入は、24年は人民銀行の購入停止も影響し減速する見込み。ただ22年以前の水準は上回るという。
金価格は年初から約33%上昇している。ウィズダムツリーの商品ストラテジスト、ニテッシュ・シャー氏は、人民銀行が10月も購入を見送ったのは適正な価格水準を探っているためで、外貨準備戦略の変更ではないとの見方を示した。
人民銀行の準備金に占める金の割合は5.7%。4月は4.9%だった。(2024年11月7日付ロイター) |
昨年5月から半年間、中国当局は金の購入を見送っています。
適正価格の見極めと言われていますが、実際には米大統領選の行方をにらんだ措置だったのではと考えられます。
そして昨年11月に行われた米大統領選でトランプ氏が圧勝したことから、中国当局は再び金購入に走ったと思われます。
中国人民銀の金準備、11月は7カ月ぶりに購入再開
中国人民銀行(中央銀行)が7日発表した公式統計によると、人民銀の11月末時点の金準備は7296万トロイオンスと前月末時点の7280万トロイオンスから増加し、7カ月ぶりの購入再開を示した。
人民銀は2023年に公的部門としては世界最大の金の買い手となっていた。ただ、今年5月に購入を一時停止して以来、中国の投資家需要は低迷していた。
保有価格は11月末時点で1934億3000万ドルとなり、10月末時点の1990億6000万ドルから低下した。
11月の金価格は米大統領選でのトランプ前大統領の勝利を受けて売られ、月間としては5カ月ぶりに下落した。
現物価格(スポット)価格は10月31日に過去最高となる1オンス当たり2790.15ドルを付けて以来、5%下落した。ただ、今年に入ってから28%上昇している。
デンマークのサクソバンクの商品戦略担当責任者のオーレ・ハンセン氏は「人民銀の購入再開は、人民銀がこうした記録的な高値水準に適応するようになり、それにかかわらず金準備を積み増す用意があるというシグナルを送ることになる」と語った。(2024年12月9日付ロイター) |

右軸:金準備(トロイオンス)
昨年11月に16トン購入したのを皮切りに、先月に至るまで中国は金準備を増やしています。

特に先月の上昇に欧米ファンドほぼ参戦せず、中国買いによる上昇でした。
3,000ドルより上の価格帯は、中国が作った価格と言えそうです。
コラム:金急騰と米国債の波乱、背後に巨大プレーヤーか
(略)
中国政府は近年、米国債の保有削減を加速させている。特に、ロシアがウクライナに侵攻し、欧米でロシアの外貨準備が凍結されて以来、そのペースは速まっている。金の現物は、同様の制裁を科されにくい数少ない保有資産の1つだ。
金相場の急騰、米中貿易戦争、足元の米国債波乱という3点を結びつける1つの「ひも」はあるだろうか。ソシエテ・ジェネラル(SG)は間違いなく、これらの関連について検討に値すると考えている。SGは「米国債から金への資金移動には、おおまかな相関があり、ある程度追跡可能だ。そして米国債の売却が、中国への金の輸出と一致することには注目せざるを得ない」と指摘する。
それが決定的な証拠とは言えないまでも、少なくとも注目すべき兆候かもしれない。(4月18日付ロイター) |
「マグニフィセントセブン」と呼ばれる大型ハイテク銘柄に代わり、金がその座にとって代わったのは中国によるものであろうと記事では指摘しています。
一方で米中摩擦懸念の後退期待や米国債市場の落ち着きから、「ひも」がほころびはじめるかもしれません。
明日の準備金公表が注目されそうです。



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