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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
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▼注目経済指標
・ユーロ圏総合PMI50.4(予想50.1 前回50.1)
・米貿易収支-1405億ドル(予想-1372億USD 前回-1232億USD)
▼ニュース、要人発言
トランプ氏、医薬品の国内製造促進へ大統領令 工場承認加速を指示
トランプ米大統領は5日、製造業促進に向けた新たな規制の一環として、国内製薬工場の承認にかかる期間の短縮を目的とした大統領令に署名した、大統領令は米食品医薬品局(FDA)に審査の合理化や、工場稼働前の早期支援に向けた国内製造業者との協力を指示する内容(ロイター)
財新・中国サービス部門PMI、4月は7カ月ぶり低水準 関税が重し
財新/S&Pグローバルが6日発表した4月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は50.7と3月の51.9から低下し、7カ月ぶりの低水準となった、米国の関税措置による不透明感を背景に、新規受注の伸びが鈍化した(ロイター)
メルツ氏、首相選出に必要な票得られず 独下院議会投票
ドイツ連邦議会(下院)は6日、首相選出に向けた第1回投票を実施した、首相選出が確実視されていた保守系キリスト教民主同盟(CDU)のメルツ党首は、首相就任に必要な過半数票を獲得できなかった、クレックナー議長は、各会派で対応を検討するため、議会を中断すると述べた、手続き上、下院は14日以内に再度投票を実施することになるが、6日中に実施する可能性もある(ロイター)
中国の貿易フロー、4月下旬は底堅く推移－米による高関税でも
中国の貿易フローは4月下旬に拡大した、貿易戦争は最終的に中国経済の減速を招くと広く予想されているが、米国の高関税政策による影響は実際の輸出にはまだ表れていないことを示唆している、中国の交通運輸省が6日公表したデータによると、4月27日までの1週間で、同国の港湾が取り扱ったコンテナ数は670万個だった、ブルームバーグの計算では前年同期比7%増加した(ブルームバーグ)
ルーマニア首相が辞任、大統領選第1回投票の極右勝利で政治混乱
ルーマニアのチョラク首相が辞任を表明した、4日投開票された大統領選挙の第1回投票では、極右政党「ルーマニア人統一同盟」のジョージ・シミオン党首が他候補に大差を付けて首位に立ち、同国は新たな政治的混乱に陥った(ブルームバーグ)
ユーロ圏総合PMI、4月改定値は50.4に低下 サービス業停滞
S&Pグローバルがまとめた4月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.4で、3月の50.9から低下した、需要が弱まり、サービス部門の成長がほぼ止まる中、景況拡大と縮小の分かれ目となる50をかろうじて上回る水準に落ち込んだ(ロイター)
英サービスPMI、4月は50割れ 新規受注と雇用が減少
S&Pグローバル/CIPSがまとめた4月の英国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.0で2023年10月以来初めて、好不況の分かれ目となる50を下回った(ロイター)
トランプ関税、EU製品への打撃は90兆円規模に膨らむ恐れ
欧州連合(EU)は、トランプ米政権の通商調査によって、関税対象となるEU製品の規模は5490億ユーロ(約90兆円)に拡大すると見込んでいる、欧米間で関税引き下げを目指して交渉を試みているが、双方の対立は激化する恐れがある(ブルームバーグ)
EU、1000億ユーロ相当の米国製品を関税標的に－交渉決裂なら
欧州連合(EU)は、対米通商交渉の結果に納得しない場合、約1000億ユーロ(約16兆2000億円)相当の米国製品を対象に追加関税を課す計画だ、事情に詳しい関係者が明らかにした(ブルームバーグ)
オンショア元、6カ月ぶり高値で通常取引終了 キャリートレード巻き戻しで
人民元は、連休明けの6日の国内市場で、キャリートレードの巻き戻しや、米国資産からアジアへの買い戻しの動きで上昇し、対ドルで6カ月ぶりの高値で通常取引を終えた(ロイター)
米3月貿易赤字は過去最大 関税駆け込み、輸入増える
米商務省が6日発表した3月のモノとサービスを合わせた国際収支ベース(季節調整済み)の貿易赤字は前月比14.0%増の1404億9800万ドル(約20兆円)で過去最大だった、トランプ政権の関税措置によるコスト増加を避けようと、企業が駆け込みで輸入を増やしたとみられ、赤字幅が拡大した(共同通信)
独首相にメルツ氏選出
ドイツ下院は6日、2回目の首相指名選挙で、保守政党キリスト教民主同盟(CDU)のフリードリヒ・メルツ党首(69)を新首相に選出した(時事通信)
米加首脳会談、トランプ氏またカナダ「併合」示唆 カーニー氏は明確に否定
トランプ米大統領は6日、ホワイトハウスでカナダのカーニー首相と会談した、トランプ氏はこれまで、カナダは米国の51番目の州になるべきと繰り返し発言、カーニー氏との会談でこの件について議論しないとしながらも、「素晴らしい結婚になる」と改めて主張した(ロイター)
トランプ氏、中東訪問前に「重大発表」 内容は言及せず
トランプ米大統領は6日、中東訪問に出発する数日前に重要な発表を行うと明らかにした、ただ、内容については明らかにしなかった、トランプ氏は「極めてポジティブな発表になる」とし、8日か9日、もしくは来週12日に重大な発表を行う可能性があると述べた、トランプ政権は現在、複数の国と貿易協定の交渉を進めている(ロイター)
世界的な供給網圧力、4月は低下 マイナス圏を維持＝NY連銀
米ニューヨーク連銀は6日、4月のグローバル・サプライチェーン・プレッシャー・インデックス(GSCPI)がマイナス0.29に低下したことを発表した、前月はマイナス0.17だった(ロイター)
米景気後退退示す指標なし、第1四半期は上方改定の見通し＝財務長官
ベセント米財務長官は6日、先週発表された第1四半期の米国内総生産(GDP)速報値が3年ぶりのマイナス成長となったものの、米経済が景気後退にあることを示す指標は見当たらないと言明した(ロイター)
米、週内に複数国との貿易協定合意発表も 交渉は順調＝財務長官
ベセント米財務長官は6日、早ければ週内に、主要貿易相手国の一部と貿易協定を巡る合意を発表する可能性があると述べた、国名は明確にしていない(ロイター)
ベッセント氏、米債務上限「警戒ゾーン」と再警告－時期言明せず
ベッセント米財務長官は6日、連邦債務の上限枠内での借り入れ能力が尽きるまでの「警戒ゾーン」に入っていると改めて述べたが、具体的な時間枠への言及は避けた(ブルームバーグ)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
トランプ政権による新たな関税発動が嫌気され、市場ではドル売りが進行。
アジア通貨が上昇し、各国は｢ドル買い介入｣により自国通貨高を抑制する動きが目立ちました。
ドル円は現在142円台前半レベルへ低下、ユーロドルは1.13台後半水準にまで上昇しています。
▼株式
ダウ：40,829.00ドル(-389.83)
ナス：17,689.66(-154.58)
トランプ政権による新たな関税導入が嫌気され、ダウは続落です。
▼債券
米10年債利回り：4.297%(-0.047)
実質金利：2.008%(-0.054)
期待インフレ率：2.289%(+0.004)
(過去3営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
左軸：NY金(ドル) 右軸：期待インフレ率(%)
過去最高の貿易赤字を受け、米債利回りは低下しました。
▼原油
NY原油6月物は、1.96ドル高の59.09ドルにて終了。
OPECプラスによる増産計画を嫌気し前日まで売り込まれていましたが、昨夜はドル安による買い戻しが見られました。
▼金
NY金6月物は、100.50ドル高の3,422.80ドルにて終了。
今朝の国内金は、512円高の15,800円で終了しています。
ドル安を追い風に、NY金は二日続けて大幅上昇です。
左軸：NY金(ドル) 右軸：信託金残高(トン)
SPDR：937.96トン(-1.43トン)
▼白金
NY白金7月物は、31.30ドル高の992.10ドルにて終了。
今朝の国内白金は、変わらずの4,410円で終了しています。
ドル安を受け、NY白金は反発に転じています。
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