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Tel:06-6300-5757(代表
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

▼注目経済指標

・ユーロ圏マネーサプライ[前年比]3.5%(予想3.9%  前回3.8%)
・米MBA住宅ローン申請指数-2.0%(前回0.1%)
・米卸売在庫[前月比]-0.5%(予想0.2%  前回-0.1%)
・カナダ中銀政策金利3.00%(予想3.00%  前回3.25%)
・FOMC政策金利4.25-4.50%(予想4.25-4.50%  前回4.25-4.50%)
・EIA原油在庫  原油346.3万バレル増  クッシング32.6万バレル増

 

▼ニュース、要人発言

DeepSeek巡るエヌビディア急落は「序章」-「ブラック・スワン」著者
ベストセラー「ブラック・スワン」の著者ナシーム・ニコラス・タレブ氏は、人工知能(AI)向け半導体大手エヌビディア株の27日の急落について、AI主導の株価上昇に盲目的に飛び乗った投資家がこれから直面する事態の「ほんの序章に過ぎない」と警告した(ブルームバーグ)
米政権、オフィス勤務望まぬ連邦職員に退職勧奨へ=報道
トランプ米政権はオフィス勤務の再開を望まない全連邦政府職員に対して、2月6日までに退職することを条件に9月30日までの給与支払いを提案する文書を送る計画を立てている、米ニュースサイトのアクシオスが28日、ホワイトハウス当局者の話として伝えた(ロイター)
チリ中銀、4会合ぶり金利据え置き インフレ加速リスクに警戒
チリ中央銀行は28日、政策金利を5.00%に据え置いた、インフレ率が高止まりしていることから慎重になるべきとし、4会合ぶりに利下げを一時停止した、決定は全会一致で、市場予想通りだった(ロイター)
米商務長官候補、「思慮深く厳格なアプローチ」表明へ=証言原稿
トランプ米大統領が商務長官に指名した金融サービス企業キャンターフィッツジェラルドのハワード・ラトニック最高経営責任者(CEO)は29日、上院商務委員会で「思慮深く厳格なアプローチを取る」と表明する、ロイターが証言原稿を確認した、ただ、関税や中国などについての具体的な政策には触れていない(ロイター)
対カナダ・メキシコ25%関税、2月1日開始で変わらず=米報道官
トランプ米大統領はカナダとメキシコに対する25%の関税を2月1日に発動する計画を変えていないと、ホワイトハウスのレビット報道官が28日、記者団に語った(ロイター)
日銀「適時の利上げ望ましい」 12月会合要旨
日銀は29日、2024年12月18〜19日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表した、委員から、利上げの到達点の目安となる、景気を熱しも冷ましもしない中立金利には「まだ距離がある」との見方が上がった、そのうえで「適時のタイミングで利上げを行っていくことが望ましい」と指摘し、段階的な利上げを示唆した(日本経済新聞)
スリランカ中銀
政策金利を現行の8.00%に据え置く事を決定した
DeepSeekがオープンAIから「蒸留」した証拠あり-米政府AI責任者
トランプ米政権で暗号資産と人工知能(AI)の責任者に起用されたデービッド・サックス氏は28日、中国のスタートアップ(新興企業)DeepSeek(ディープシーク)が米オープンAIのモデルのアウトプットを参考に技術を開発した「相当な証拠」があると述べた(ブルームバーグ)
独消費者信頼感指数、2月は-22.4に悪化 改善の兆しみられず
市場調査グループGFKとニュルンベルク市場判断研究所(NIM)がまとめた2月の独消費者信頼感指数はマイナス22.4で、1月のマイナス21.4(改定値)から予想外に悪化した(ロイター)
スウェーデン中銀、5会合連続利下げ 見通し不確実で国内経済注視
スウェーデン中央銀行は29日、政策金利を2.50%から2.25%に0.25%引き下げた、中銀は金利予想は維持したが、インフレと経済活動の見通しが変われば行動する用意があると表明した(ロイター)
為替で「緊密協議」を確認、加藤財務相がベッセント米財務長官と
加藤勝信財務相は29日、米国のスコット・ベッセント財務長官とテレビ電話会談し、為替について両者の間で緊密に協議することを確認した、同日、財務省内で記者団に語った(ブルームバーグ)
消費マインド1月は2カ月連続の悪化、食品値上げなど影響
内閣府が29日公表した1月の消費動向調査によると、消費者態度指数は前月比1.0ポイント低下の35.2となり、2カ月連続で悪化した、同指数を構成する4つの指標全てが悪化し、消費マインドの基調判断は「足踏みがみられる」に下方修正された(ロイター)
ドイツ政府、今年の輸出0.3%減と予測 経済成長見通し下方修正
ロイターが29日入手したドイツの年次経済報告によると、2025年のドイツの輸出は0.3%減少する見通し、競争力の低下や地政学・貿易の緊張が背景(ロイター)
スペインGDP、24年は予想上回る3.2%増 観光など好調
スペイン国家統計局が29日発表した2024年の国内総生産(GDP)速報値は3.2%増と、予想を上回った、観光ブーム、好調な農業、輸出拡大が寄与した、クエルポ経済相は25年のGDP予測を2.4%増を超える水準に引き上げる方針を示している(ロイター)
米商務長官候補、DeepSeekの不正疑惑で「非常に強い対応」を約束
トランプ米大統領に次期商務長官候補に指名されたハワード・ラトニック氏は29日、上院商務委員会が開いた承認公聴会で証言、中国のスタートアップDeepSeek(ディープシーク)が米国からの輸出規制を迂回して人工知能(AI)モデルを開発したとの見方を示し、商務長官への就任が承認されれば「非常に強い」対応を取ると誓った(ブルームバーグ)
米12月モノの貿易赤字、1221億ドルに急拡大=商務省
米商務省が29日発表した2024年12月の財(モノ)の貿易収支の赤字額(季節調整済み)は18%増の1221億ドルとなった、企業がトランプ新政権による広範な関税政策を見越し、輸入を前倒しした公算が大きい(ロイター)
カナダ中銀0.25%利下げ、成長予想下方修正 米関税による物価高を懸念
カナダ銀行(中央銀行)は29日、主要政策金利を0.25%ポイント引き下げ3.00%とした、2025年の成長率見通しも引き下げ、米国の関税措置で持続的な高インフレが引き起こされる恐れがあると懸念を示した(ロイター)
英中銀ベイリー総裁、公的債務急増の歯止めへ「大きな決断」呼び掛け
イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は29日、英国の公的債務の急増に歯止めをかけるためには「非常に大きな決断」が必要だと述べ、政府の成長促進策を支持した(ブルームバーグ)
トランプ政権、連邦補助金凍結指示を撤回=ホワイトハウス
トランプ米政権は29日、連邦政府の融資や補助金などの財政支援を一時停止する包括的な指示を撤回した、米ホワイトハウス当局者が明らかにした(ロイター)
FRBが金利据え置き、声明からインフレ「進展」の文言削除
米連邦準備理事会(FRB)は28-29日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25-4.50%に据え置くと決定した、決定は全会一致、今後の利下げ時期についてはほとんど手がかりを示さなかった、インフレ指標が数カ月にわたり横ばいで推移する中、FRBは今回のFOMC声明から、インフレ率は2%の目標に向けて「進展」しているとの文言を削除、代わりに物価上昇率は高止まりしていると指摘した(ロイター)
FRB、次回利下げは6月との観測 声明文言の変更受け
米連邦準備理事会(FRB)が29日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定し、FOMC声明からインフレ率が2%の目標に向けて「進展」しているとの文言を削除したことを受け、短期金利先物市場でFRBは6月まで利下げを見送るとの観測が高まった、FOMC声明発表を受け、市場が織り込む6月までの利下げの確率は約40%と、発表前の約50%から低下した(ロイター)
FRB議長、トランプ氏の利下げ要求にコメントせず 新政策を注視へ
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は29日、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、トランプ大統領が先週、FRBに対し利下げを要求したことについては、「反応もコメントもしない」と述べた(ロイター)
中国版「紅白」に米バンド登場 米中首脳の電話協議後
中国で28日夜に放送された中国版紅白歌合戦とも呼ばれる春節(旧正月)の年越し番組「春節聯歓晩会(春晩)」に、米ロックバンド「ワンリパブリック」が出演した、複数の中国メディアが「米国のバンドが同番組に出演するのは初めて」として報じた(日本経済新聞)
アルゼンチン、ボリビアとの国境に壁建設を計画-犯罪取り締まり強化
南米アルゼンチンのサルタ州は、ボリビア国境付近に200メートルのフェンスを建設する入札手続きを開始した、ミレイ大統領による麻薬密売・密輸取り締まり強化の一環だ(ブルームバーグ)
 

パウエル米FRB議長の会見要旨
*経済は目標に向かって大きく進展
*インフレ目標にさらに近づいたが、幾分高止まり
*2024年のGDPは2%超の伸びとなった見通し
*設備投資は減速したもよう
*労働市場の状況は堅調で、おおむね均衡している
*失業率は安定し、低水準にとどまっている
*労働市場はインフレ圧力の源ではない
*昨年12月のPCE総合は前年比2.6%上昇、コアは2.8%上昇
*FRBの目標達成に対するリスクはおおむね均衡
*FRBの責務の双方に対するリスクを注視
*政策金利、政策スタンスの調整を急ぐ必要はない(ロイター)

 

東京前営業日比

 

01/29 15:45

01/30 7:00

円換算

ドル円

155.29

155.17

-0.12

NY金

2,795.52

2,796.40

-6

NY白金

959.50

979.50

90

(時間は東京タイム)

 

先ほど、注目のFOMCが終了。
声明ではインフレ率の2%目標へ向けた「進展」が削除され、物価上昇率の高止まりが指摘されています。
一方で会合後の会見はタカ派会合への修正が随所に見られ、パウエル議長は「急がない」姿勢を強調しています。
本取引では4%下落したエヌビディア株でしたが、時間外では2%戻しています。

 

▼株式

ダウ:44,713.52ドル(-136.83)

ナス:19,632.32(-101.27)

 

 

FOMCを受けて追加利上げ期待が後退、ダウは反落して終了しました。

 

▼債券

米10年債利回り:4.532%(+0.000)
実質金利:2.123%(-0.002)
期待インフレ率:2.409%(-0.003)
 

Date

NY金($)

実質金利(%)

01/27

2,766.20

2.129

01/28

2,794.60

2.125

01/29

2,793.50

2.123

(過去3営業日)

 

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:期待インフレ率(%)

 

ややタカ派寄りとなったFOMC会合でしたが、パウエル会見を経て米債利回りの上昇は一服しました。

 

▼原油

NY原油3月物は、0.60ドル高の73.77ドルにて終了。

 

 

在庫増や株安から、NY原油は再び72ドル台へ下落しています。

 

▼金

NY金4月物は、1.10ドル安の2,793.50ドルにて終了。

今朝の国内金は、変わらずの13,845円で終了しています。

 

 

FOMC、パウエル会見で上下合ったものの、2,790ドル台での横ばいが続きました。

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:信託金残高(トン)

 

SPDR:865.34トン(+4.30トン)

 

▼白金

NY白金4月物は、17.90ドル高の977.30ドルにて終了。

今朝の国内白金は、30円高の4,722円で終了しています。

 

 

「DeepSeekショック」の一服が白金相場を下支え、パラも12ドル上昇しました。

 

 

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