米10年債利回りは昨年4月末以来の水準に上昇 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

▼注目経済指標

・ユーロ圏消費者物価指数[前年比]2.4%(予想2.4%  前回2.2%)
・米貿易収支-782億ドル(予想-783億ドル  前回-736億ドル)
・米ISM非製造業景況指数54.1(予想53.5  前回52.1)
・米JOLT労働調査[求人件数]809.8万件(予想774.0万件  前回783.9万件)

 

▼ニュース、要人発言

イスラエル中銀、8会合連続で金利維持 インフレ緩和なら利下げも
イスラエル銀行(中央銀行)は6日の金融委員会で、政策金利を4.50%に据え置いた、据え置きは8会合連続、パレスチナ自治区ガザで続くイスラム組織ハマスとの戦闘により、インフレ拡大と経済の不確実性が予想されることを理由に挙げた(ロイター)
インドネシア、BRICSに正式加盟=ブラジル
ロシアや中国、インドなどで構成するBRICSの議長国を務めるブラジルは6日、インドネシアが正式加盟したと発表した、インドネシアは世界4位の人口を擁する、以前からBRICS加盟の希望を表明していた(ロイター)
カナダ首相辞任で後継争い始まる-前財務相や前英中銀総裁ら有力
カナダのトルドー首相は6日、首相と与党自由党の党首を辞任すると発表した、これにより自由党党首の座を巡る争いが始まり、勝者は第24代カナダ首相に就くことになる、党幹部は声明で、今週にも全国役員会を招集し、新党首選出に向けた全国規模かつ民主的なプロセスを開始すると発表した(ブルームバーグ)
投機的な動向含め、為替市場の動向を憂慮=加藤財務相
加藤勝信財務相は7日、為替円安を巡り「投機的な動向も含め為替市場の動向を憂慮している」との認識を示した、行き過ぎた動きには適切に対応する考えも強調した、同日午前の閣議後会見で語った(ロイター)
インドのサービスPMI、12月は4カ月ぶり高水準 需要堅調
S&Pグローバルがまとめた2024年12月のHSBCインド・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)確報値は59.3となり、前月の58.4から上昇し、4カ月ぶりの高水準を記録した、ただ、速報値の60.8を下回った(ロイター)
中国の住宅差し押さえ、昨年増加37万戸が競売対象に
中国の民間不動産調査会社、中国指数研究院が7日発表した2024年の住宅差し押さえ件数は、前年比で増加した、 不動産市場の低迷や景気回復のもたつきを背景に住宅ローンの延滞に対する懸念が強まっている、24年は37万戸の差し押さえ住宅が競売にかけられた、23年は36万4000戸だった(ロイター)
中国10年国債、米国債との利回り格差が過去最大-人民元に下押し圧力
中国10年国債の利回りは同年限の米国債を下回っており、この格差が過去最大に達した、人民元の下支えに取り組む中国人民銀行(中央銀行)の試練がさらに大きくなっている、中国国債相場の上昇基調と米国債の売りが重なり、利回り格差は約300bpに拡大、資本流出リスクが増すことで人民元にはさらに下押し圧力がかかる方向だ(ブルームバーグ)
仏EU基準CPI、12月は前年比+1.8% 予想下回る
フランス国立統計経済研究所(INSEE)が7日発表した2024年12月の欧州連合(EU)基準の消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比1.8%上昇と、ロイターがまとめた市場予想(1.9%上昇)を下回った、 11月の1.7%上昇からは加速した(ロイター)
中国人民銀、2カ月連続で金保有を増やす-昨年12月
中国人民銀行(中央銀行)が2カ月連続で金保有を増やした、中国は昨年、価格高騰を受けて金買い入れを一時中断していたが、再び購入意欲が高まっているもようだ、7日発表のデータによると、人民銀の金保有は昨年12月時点で、7329万トロイオンス、前月は7296万トロイオンスだった、人民銀は6カ月間の中断を経て、11月に金保有の積み増しを再開した(ブルームバーグ)
スイスCPI、12月は前年比+0.6%に鈍化 追加利下げ観測強まる
スイス連邦統計局が7日発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比0.6%上昇と、11月の0.7%上昇から鈍化した(ロイター)
ユーロ圏CPI、12月速報前年比+2.4%に加速 サービス高止まり
欧州連合(EU)統計局が7日発表した12月のユーロ圏消費者物価指数(EU基準=HICP)速報値は、前年比2.4%上昇し、前月の2.2%から加速した(ロイター)
ユーロ圏、消費者インフレ期待が上昇 今後1年2.6%=ECB調査
欧州中央銀行(ECB)が7日発表した2024年11月のユーロ圏の消費者インフレ期待は前月から上昇した、長期にわたる高インフレが依然として消費者心理を圧迫していることが浮き彫りになった(ロイター)
米11月貿易赤字、782億ドルに拡大 関税案にらみ輸入前倒し
米商務省が7日発表した11月の貿易収支の赤字額は前月比6.2%増の782億ドルだった、前月の改定値は736億ドルだった、トランプ次期大統領の関税案を懸念する企業が輸入を前倒ししたことで、過去最高を記録した輸出の急増を相殺したとみられる、ロイターがまとめたエコノミスト予想は780億ドルの赤字だった(ロイター)
米12月ISM非製造業総合指数54.1に上昇、投入価格2年ぶり高水準
米供給管理協会(ISM)が7日発表した12月の非製造業総合指数は54.1に上昇した、11月は52.1だった、ロイター調査のエコノミスト予想53.3も上回った、需要の増加に伴い、投入コストが上昇、投入価格指数は11月の58.2から64.4に急上昇し、2023年2月以来約2年ぶりの高水準となった(ロイター)
米求人件数、11月は予想上回る増加 採用減は労働市場の減速示唆
米労働省が7日発表した11月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が25万9000件増の809万8000件となった、ロイターがまとめたエコノミスト予想は770万件だった、10月分は、前回発表の774万4000件から783万9000件に上方修正された(ロイター)
インドの24年度GDP6.4%増見通し 4年ぶり低水準
インド統計局(NSO)は7日、2024年度(24年4月-25年3月)の国内総生産(GDP)が前年度より6.4%増えるとの予想を発表した、4年ぶりの低水準で、政府の当初予測6.5-7.0%の下限を下回る、低調な製造業や企業の投資減速が響くとみられる(ロイター)
英30年債利回り5.246%、98年以来の高水準
英債務管理局(DMO)が7日実施した22億5000万ポンドの30年債入札の平均利回りは5.198%と、5.790%を付けた98年5月以来の高水準となった、ロンドン市場の終盤は、英30年債利回りは6bp超上昇の5.246%と、98年8月以来の高水準を付けた(ロイター)
トランプ氏、米沖合の石油・ガス開発禁止撤回へ 大統領就任初日にも
トランプ次期米大統領は7日開いた記者会見で、米国の沖合などにおける石油・ガス開発禁止は「容認できない」とし、大統領就任の初日に撤回すると表明した(ロイター)
日銀、関西の1月景気判断据え置き 6カ月連続
日銀大阪支店は7日、関西の1月の景気判断を「一部に弱めの動きがみられるものの、緩やかに回復している」とし、6カ月連続で据え置いた、個人消費や設備投資は増加している一方、生産や輸出は横ばい圏内のため総括判断は横ばいとした(日本経済新聞)
堂島取引所、貴金属先物の拡充検討 取引単位を大口化
堂島取引所(大阪市)は上場している貴金属先物の拡充を検討する、現在は個人投資家が扱いやすいよう取引単位を10グラムとしているが、機関投資家の取り込みを狙って大口化した商品も扱う方針だ、国から認可を受ければ、年内にも取り扱いを始めたい考えだ(日本経済新聞)
 

東京前営業日比

 

01/07 15:45

01/08 7:00

円換算

ドル円

157.78

158.05

0.27

NY金

2,655.20

2,663.10

60

NY白金

948.80

975.75

135

(時間は東京タイム)

 

昨日のドル円相場は、昨年7月以来およそ半年ぶり水準にまで上昇。
米経済指標警戒によるドル買いやNISAに絡んだ円売りも観測されました。
その後加藤財務相によるけん制発言もありドル円相場は157円台で落ち着いていたものの、一連の米経済指標を受けて158円43銭まで上昇、東京高値と面合わせしましたが、トランプ氏による「金利高すぎる」発言などもあり、一時157円台に下落する場面も見られます。
ユーロドルは1.035レベルへ低下、米債利回り上昇から全般ドル高です。

 

▼株式

ダウ:42,528.36ドル(-178.20)

ナス:19,489.68(-375.30)

 

 

米債利回りの上昇が、株式市場を圧迫しました。

 

▼債券

米10年債利回り:4.687%(+0.057)
実質金利:2.286%(+0.030)
期待インフレ率:2.401%(+0.042)

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

01/03

2,654.70

2.255

01/06

2,647.40

2.256

01/07

2,665.40

2.286

(過去3営業日)

 

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:期待インフレ率(%)

 

米10年債利回りは昨年4月末以来の水準にまで上昇、長短利回り格差は0.4%にまで拡大しています。

 

▼原油

NY原油2月物は、0.69ドル高の74.25ドルにて終了。

 

 

中国株の反発が、NY原油相場を支えました。

 

▼金

NY金2月物は、18.00ドル高の2,665.40ドルにて終了。

今朝の国内金は、36円高の13,523円で終了しています。

 

 

欧州タイム以降上昇が続きましたが、米債利回り上昇が上値を圧迫し2,680ドルには届きませんでした。

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:信託金残高(トン)

 

SPDR:871.08トン(変わらず)

 

▼白金

NY白金4月物は、33.90ドル高の976.70ドルにて終了。

今朝の国内白金は、80円高の4,813円で終了しています。

 

 

中国株の反発が白金相場を下支え、パラは11ドル高でした。

 

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

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