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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
▼注目経済指標
・独IFO85.7(予想86.0 前回86.5)
・米シカゴ連銀全米活動指数-0.40(予想-0.20 前回-0.27)
・米ダラス連銀製造業活動指数-2.7(予想-2.4 前回-3.0)
▼ニュース、要人発言
メキシコGDP、第3四半期は前期比1.1%増 予想とほぼ一致
メキシコ国家統計地理情報局(INEGI)が22日発表した第3四半期の国内総生産(GDP)は前期比1.1%増加し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の1.0%増とほぼ一致した(ロイター)
米債務持続性、金融安定への最大リスク インフレ懸念後退＝FRB報告
米連邦準備理事会(FRB)が22日、半期に一度の金融安定報告を発表した、市場関係者への調査では、金融セクターの安定を脅かす最大のリスクとして、米債務の持続性が指摘された、前回4月の報告書でトップだった「持続的なインフレ」リスクは後退した(ロイター)
米SEC、印財閥アダニ会長に召喚状発行 贈賄疑惑で起訴
米証券取引委員会(SEC)は、インド財閥アダニ・グループのゴータム・アダニ会長に召喚状を発行した、裁判所への提出書類で明らかになった、同氏は、贈賄や巨額詐欺に関与した疑いで米検察当局に起訴されている(ロイター)
米財務長官にベッセント氏、不透明感払拭で国債回復に市場は期待
トランプ米次期大統領が、財務長官に著名投資家のスコット・ベッセント氏を指名すると発表した、投資家からは、ここ数週間低迷していた米国債市場が持ち直す可能性があるとの声が出ている(ロイター)
日銀12月利上げで金利急騰リスク、「次」の織り込み不足が災いに
ブルームバーグのデータによると、 オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では25日現在、12月会合での利上げが5割強織り込まれ、有力候補となっている、ただ、その後を見ると、来年10月までの想定利上げ回数は1.8回、少なくとも年2回を確実視していた3月のマイナス金利解除や７月の追加利上げ時とは状況が異なり、12月の「次」の織り込み不足が顕著だ(ブルームバーグ)
中国人民銀、MLF1年物金利を2%に据え置き－2カ月連続
中国人民銀行(中央銀行)は25日、中期貸出制度(MLF)の1年物金利を2%に据え置いた、9月の引き下げ後、金融刺激策の強化を急がない姿勢が示された、ブルームバーグが調査した14人のエコノミスト全員が、金利の変更はないと予想していた(ブルームバーグ)
イスラエルとヒズボラの合意「非常に近い」 レバノンの死者3000人超す
イスラエルとレバノンの武装組織ヒズボラの停戦交渉をめぐり、地域関係者が24日、合意は「非常に近い」とCNNに語った(CNN)
9月改定景気動向指数、一致指数は前月比+1.3ポイント＝内閣府
内閣府が25日に発表した9月の景気動向指数改定値によると、一致指数は前月から1.3ポイント上昇の115.3だった、速報値(115.7)から下方修正となった(ロイター)
金価格下落、2700ドル割れ－米企業活動拡大加速で金融政策注視
金価格は25日、下落に転じている、先週は1年8カ月ぶりの大きな上げだった、通常は商品相場を後押しするドル安にもかかわらず、トレーダーらは米連邦準備制度の金融政策に注目している(ブルームバーグ)
独IFO業況指数、11月85.7に低下 予想下回る
独IFO経済研究所が25日発表した11月の業況指数は85.7に低下し、ロイターがまとめたアナリスト予想(86.0)を下回った、現況指数の悪化が響いた、IFOのクレメンス・フュースト所長は「ドイツ経済は力に欠ける」と述べた(ロイター)
ECB、景気抑制を過度に長引かせるべきでない－チーフエコノミスト
欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるレーン理事は、2025年には景気を抑制しない水準まで金利を引き下げることが可能だとの見通しを示した(ブルームバーグ)
アダニ問題が印政界に波及、野党が審議求め議会空転
インドの財閥アダニ・グループのゴータム・アダニ会長らが贈賄などの罪で米検察当局に起訴された問題が政治問題化する様相を呈してきた、25日のインド議会は、野党がアダニ・グループ問題の審議を求めて紛糾し流会となった(ロイター)
イスラエル中銀
政策金利を現行の4.50%に据え置く事を決定した
英インフレ上振れ懸念、利下げ段階的に＝ロンバルデリ中銀副総裁
イングランド銀行(英中央銀行)のロンバルデリ副総裁は25日、インフレ率が英中銀の予想より低くなるのではなく、高くなるリスクをより懸念していると述べ、利下げは緩やかなペースで行うべきとの見解を示した(ロイター)
トランプ氏、ガス輸出・石油掘削促進 就任直後に発表＝関係筋
トランプ次期米大統領の政権移行チームは、就任後数日中に発表するエネルギー対策パッケージをまとめており、計画に詳しい2人の関係筋によると、新たな液化天然ガス(LNG)プロジェクトの輸出認可や、米沿岸沖および連邦政府所有地での石油掘削拡大が盛り込まれる見通し(ロイター)
スイスフラン、対円1カ月ぶり安値 マイナス金利示唆で
スイスの通貨フランが下落している、22日の外国為替市場では対円で一時1フラン=172円台半ばと、10月下旬以来およそ1カ月ぶりのフラン安・円高水準をつけた、25日の東京時間でも同水準で推移した。スイス国立銀行(中央銀行)のシュレーゲル総裁がマイナス金利を復活させる可能性があると発言したことで、緩和的な金融環境を維持するとの観測が強まりフランが売られた(日本経済新聞)
レバノン停戦合意、米仏が36時間内に発表か イスラエル26日閣議
イスラエルとイラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラの停戦を巡る合意が間近となった、イスラエル高官によると、イスラエルは26日に閣議を開き、ヒズボラとの停戦合意について検討する予定で、合意は数日中に締結される可能性がある(ロイター)
ECB政策金利、2%近辺へ着実なペースで引き下げを－センテノ氏
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁は25日、借り入れコストを2%近辺まで着実なペースで引き下げるべきだと述べた。リスボンで米CNNポルトガルが主催した会議で話した(ブルームバーグ)
ECB、段階的な利下げを 慎重姿勢維持必要＝独連銀総裁
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は25日、ユーロ圏最大の経済規模を持つドイツの経済は低迷しているとの認識を示すと同時に、ECBは慎重な姿勢を保ち、段階的に利下げを実施していく必要があると述べた(ロイター)
ダウ・S&P日中最高値更新、トランプ氏の財務長官指名受け
25日の米株式市場では、S&P総合500種とダウ工業株30種が日中最高値を更新、ハイテク銘柄中心のナスダック総合も上昇した、トランプ次期米大統領が22日、著名投資家のスコット・ベッセント氏を財務長官に指名したことが投資家心理を後押しした(ロイター)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
トランプ氏は次期財務長官にベッセント氏を指名。
米金融市場に安定をもたらすのではとの期待や、財政規律がある程度重視されるのではとのことから、市場は概ねベッセント氏の財務長官就任を好感しているもようです。
リスク選好的なドル安が進行し、ドル円は一時153円55銭まで下落。
ユーロドルは一時1.053台を回復しています。
日本時間明朝4時に、11月分のFOMC議事録が公開されます。
▼株式
ダウ：44,736.57ドル(+440.06)
ナス：19,054.84(+51.19)
次期財務長官人事を受けて米債利回りが低下、ダウは史上最高値を更新しました。
▼債券
米10年債利回り：4.269%(-0.131)
実質金利：1.970%(-0.087)
期待インフレ率：2.299%(-0.056)
(過去3営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
左軸：NY金(ドル) 右軸：期待インフレ率(%)
米債長短利回り格差は、一時9月5日以来となる｢逆イールド｣に転じています。
▼原油
NY原油1月物は、2.30ドル安の68.94ドルにて終了。
OPECプラスによる減産開始後ズレ観測から70ドル台を回復していたNY原油でしたが、トランプ・トレードが意識され下押しの動きとなりました。
▼金
NY金2月物は、94.60ドル安の2,642.60ドルにて終了。
今朝の国内金は、252円安の13,048円で終了しています。
ドル安、米債利回りが低下するなか、米金融市場の安定や中東リスクの後退期待から、利益確定売りが進みました。
左軸：NY金(ドル) 右軸：信託金残高(トン)
SPDR：879.41トン(+1.44トン)
▼白金
NY白金1月物は、30.60ドル安の944.50ドルにて終了。
今朝の国内白金は、85円安の4,665円で終了しています。
NY白金は金急落に連れる動き、パラも35ドル下落しました。
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谷本 憲彦
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