【ECB】19ヵ国の足並みそろうか? | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

ECB理事会とは

欧州中央銀行(ECB)最高の意思決定機関。ユーロ圏の統一的な金融政策を決定する。6週間毎に開催され、役員会メンバー6名(総裁、副総裁、理事4名)とユーロ圏の中銀総裁19名の計25名で構成される。

 

明日22日にドイツ・フランクフルトにて、ユーロ通貨圏の金融政策を話し合う「ECB理事会」が開催されます。

協議後に政策金利が公表され、その後ラガルドECB総裁による会見が行われます。

昨年夏の資産高騰劇はECBから始まったといっても過言ではありません。

前回会合の概要と、今回のポイントをまとめます。

 

2021/6/10会合

声明

ラガルド総裁

ECBスタッフ予測

「政策金利を現行の0.00%に据え置くことを決定」

「PEPPの規模を総額1兆8500億ユーロに据え置くことを決定」

「PEPPは少なくとも2022年3月末まで据え置く」

「総合インフレ率は今後数カ月に上昇する公算大」

「基調的なインフレ圧力は依然として弱い」

「拙速な引き締めは経済成長とインフレへのリスクになる」

「21年のインフレ見通しを1.5%から1.9%に引き上げ、22年の見通しを1.2%から1.5%に引き上げ」

「21年の成長見通しを4.0%から4.6%に引き上げ、22年の見通しを4.1%から4.7%に引き上げ」

 

今月8日にECBは、昨年1月より続けている緩和策について、今後の戦略見直しの結果を発表しました。

 

ラガルド総裁

「ECB政策理事会は、物価の安定は中期的に2%のインフレ目標を目指すことで最もよく保たれると考えている」

 

物価安定の目標をより明確にし、物価安定の維持に必須なインフレ期待を固定させるため、目標の表現をこれまでの「2%未満でかつそれに近い水準」から「2%」に修正しています。ラガルド総裁は記者会見の質疑応答で、これまでの目標と異なり2%を常に上限とするのではなく、一時的であれば上振れも容認するなど、目標達成への強い意志を示しました。

ほかにも「フォワードガイダンス」や「資産購入」、「長期資金供給オペレーション」などを重要な政策手段として挙げており、次回の見直しは2025年に行うとしています。

これにより、少なくとも2024年まではゼロ金利解除は見送りと推測されており、2023年には2回の利上げを行うと見られているドルとは対照的です。

今回の理事会は、18年ぶりに開催された「戦略見直し」が適用される初の会合となります。

当然「より緩和的」な会合となることが予想されますが、一方で19か国が満場一致で緩和策推進とはいかないようです。


 

ECB政策委員会、金融緩和策のガイダンス変更巡り意見対立-関係者

欧州中央銀行(ECB)の政策当局者は、金融緩和策の文言の変更を巡り意見が分かれている。事情に詳しい当局者が明らかにした。来週の政策委員会会合を控え、文言の変更案を記した草案文書が当局者に配布された。

ECBは今月完了した戦略点検を踏まえ、22日の会合で金利を含めて主要な政策手段のガイダンスに調整を加える。戦略点検の結果、インフレ目標を引き上げるとともに、金利が現在のように下限付近にあるうちは金融緩和をとりわけ強力かつ持続的に提供していくことなども表明した。

戦略点検の声明の文言は政策委員会が全会一致で承認し、時期尚早の政策の引き締めは一切避けるべきだとの見解も共有されている。一方で、新たな戦略をどのように現在の政策に反映させるかについて、政策委員会のタカ派とハト派との間で距離があるという。当局者によれば、議論は激しさを増しつつある。

22日の政策声明は、ECBのインフレ目標が「2%を下回るがそれに近い水準」から2%に変更されたことが考慮される見通しだが、ラガルド総裁はさらに踏み込んだ形が必要だと示唆している。同総裁はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「コミットメントを粘り強く示す必要性を踏まえると、フォワードガイダンスが再検討されることは確実だ」と発言した。

複数の当局者によると、もう一つの争点であるパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の終了方法と従来からある資産購入プログラムの調整に関しては、9月まで決定が持ち越される。

ECBの報道官はコメントを避けた。(17日ブルームバーグ)

 

現在のユーロ安はドルとは対照的な政策によるところもありますが、足並みのそろわない当局の運営による部分もありそうです。

これは「円高」も引き起こします。

 

 

ユーロ円は3月26日以来となる水準にまで下落。

円高ドル高が進行中です。

 

今回の4連休中、ECB理事会は最も注目されるイベントのひとつです。

 

 

最近のNY金とユーロドルは逆相関ですが、ユーロドルが3月末安値を下回ると雰囲気も変わりそうです。

 

 

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