期待外れだった「第18回共産党大会」(付録:次期FRB議長押しメン早見表) | 浪風谷本

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次の10年へ

本日発表された中国消費者物価指数は前年比1.6%、生産者物価指数は前年比6.9%でした。

特にPPIは前回実績、予想共に大きく越えており、中国経済の順調さが伺えます。

しかし「ひょっとすると明後日以降を意識した内容かなぁ」とも思えます。

明後日18日より「中国共産党第19回全国代表大会」が開催されます。

5年に一度、約1週間ほど開催され、中国共産党の最高機関です。

ここで今後5年間の中国のすべてが決まると言っても過言ではありません。

2012年の例では、11月8日から14日の日程で行われ、

このときは2,268名の代表(8,260万人中)が集まり、その中から205名の中央委員が選出されました。

さらに翌15日から第18期第一次中央委員会全体会議が開催され、

習近平氏が党総書記、中央軍事委員会主席に就任いたしました。

またこのときに中央政治局員25名と、さらに中央政治局常務委員7名も選出されています。

今回は習体制の確立と常務委員の入れ替えなどに話題が集まりそうですが、

北朝鮮情勢などもあるため外交特記事項には特に注目が集まるでしょう。

王岐山・中国共産党中央規律検査委書記にも注目です。

 

さて当サイトの座右の銘は「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」です。

というわけで第18回大会中のNYダウ、金を掲載しておきます。

最初に言っておきますが、このときはほぼ関係ありませんでした。

その理由は最後に掲載しておきます。

 

 

期間中の主な出来事

11.08  オバマ大統領再選、「財政の崖」懸念、ギリシャ歳出削減法案可決

11.12  日本実質GDP(前期比年率)-3.5%(経産大臣枝野幸男、経済財政政策担当大臣前原誠司)

11.13  野田首相「近いうち(に解散)」と発言

11.14  野田首相「16日解散、やりましょう」、中国共産党第18回全国代表大会無事終了…

 

初日がアメリカ大統領選挙、最終日が野田首相による解散とはついていない。

今回(第19回)は、「ロケットマン」による開催期間中暴挙を警戒しないといけません。

 

※付録

ローゼングレン・ボストン連銀総裁

「テーラー氏が次期FRB議長でも柔軟な判断を予想」

(テーラー・ルールを適用すると、FF金利の現在の適正水準は3.74%だそう)(Bloomberg)

 

ジェローム・パウエル理事:ムニューチン長官

ケビン・ウォーシュ元理事:ウォール・ストリート・ジャーナル

ジョン・テーラー教授:ローゼングレン総裁

ジャネット・イエレン議長:フィッシャー副議長

 

テーラー・ルールを適用するなら、FRBは必要なし。

現在のところコーン氏を推す声はなく、あとはカシュカリ総裁やコチャラコタ元総裁ぐらいか。

「押しメン早見表」は何か発言があったときに随時更新いたします。

 

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、オプション)、証券一種外務員

 

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