相続の手続きをしていると、よく思います。
「除籍や原戸籍は残っているのに、なぜ戸籍の附票は削除されるの?」
実は、除籍や原戸籍は親子関係や相続関係を証明するために長期間保存されます。
一方、戸籍の附票は住所の履歴を管理する帳簿なので、戸籍が改製されたり転籍したりすると閉鎖されます。
制度上の理由は理解できます。
でも、利用する側からすると…
「同じ人の住所履歴なのに、なぜ途中で途切れるの?」
相続登記では、住所のつながりを証明するために、複数の市区町村へ何度も附票を請求することも珍しくありません。
これでは、制度のために国民が苦労しているように感じます。
マイナンバーで住所情報が管理されている時代だからこそ、
「一人の住所履歴を、一度で証明できる仕組み」
に変わってほしい。
司法書士として、相続の現場に立つたびにそう感じています。
制度は国民のためにあるもの。
もっと分かりやすく、もっと使いやすい制度になることを期待しています。