恩は要らないよ | Asami KUMIKOの煩悩菩薩

恩は要らないよ

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結婚してから、私は自分のやりたいようにやってきたんだなあと、しみじみ思います。

特に大きな選択においては、全部やりたいように通していったし、それを尊重してもらったなあと。

私の希望ばかり優先してもらって。。。


という気持ちになるけれど、それ以外の選択はしなかっただろうし、後悔もないのだけど、



こんなに私の希望だけ叶えちゃっていいのかな



という、言葉にすると自分でも違和感のあることを気にしていたんだなぁ。

いいも何も、そうなのに。


そうしかできないのに。


だから、感謝!!!


で、いいのにね。



この恩を強く感じている私がいるのでした。


「こんなに好き放題やらせてもらえている恩と愛を感じているわけよ。」


と、言ったら


「『恩』は、要らないよ。」


と、夫。


「もし、目の前に俺よりもっと素晴らしい人が現れて、その先に今よりもっと願いが叶うとして、俺を切ってでも行きたいと思ったら、そうして欲しい。
もちろん、俺にもそういうことが起こるかもしれないし、その時はそうする。
今まで、ずっと想いを通して来たんだから、これからもそうして欲しい。」


と言うんです。

なんて有難い。
愛されてるなぁと思う。
でも、きっとそういうことが起きたら、やっぱり私は行くんだろうな。


「それで悲しくて死ぬかもしれないけど、本望。

まぁ、死なないかもしれないけど、死ぬほど悲しむだろうね。
でも、それでいい。
それほど愛しているということだよ。」


こう言ってくれるのを嬉しくて涙でるけど、
決めたら行くんだろうな、私は。
私の気持ちが、そうならないように私が何かをセーブするのは、私だけでなく、彼にとってもハッピーじゃない。

まだ何もないけどね。

そんな例えを使って、

もっと遠慮なく好きなようにやりなよ

と言ってくれてるのだな、
という幸せな朝。


私がやりたい放題やってると
家族は喜ぶ。


夜勤明けの二男と話してて

「こんなに好き勝手やらせてもらってるから、この調子でいくと、
家売るから、自分でアパート借りてね、と言うことあるかも。そん時はよろしく。」

と言ったら

「全然問題ないよ。」

と、笑う。

「誰もわたしを止める人はいないんだね。」

と言うと、

「そうだね。」

と、ものすごく優しい声で言った。


夫も、息子も、私の願いが叶うことを願っているんだな。
わたしが彼らにそう思うように。