ご報告 | Pocket Apple

Pocket Apple

ここには視覚障がい当事者として一人の女性として。素直にまっすぐ生きる飾らない私が詰まっています。


テーマ:
  • ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
  •  
  •                  ご報告  

  • ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
  • 本日2019年2月18日。高校の同級生だった築地健吾さんと入籍致しました。 
  • (週間女性 取材。写真・右  築地健吾さん)
  • 私たちを大事に育ててくれた2人の母に自分たちのサインを代筆してもらい、高校の同級生で兄弟のように仲が良い2名の友人に署名をして貰ったとても素敵な婚姻届を都内区役所に提出致しましたのでご報告させていただきます。

  •         【私たちのこれまで】
  • 私たち高校の同級生で結婚を意識するまで18年間、大変仲の良い友人でした。高校卒業後は全く会う事もなく殆ど連絡を取り合っていない期間がありましたが偶然、帰宅途中に立ち寄ったカフェで見かけて私から声を掛けた事がきっかけで10年ぶりに再会。色々話しをしているうちに近所に住んでいるという事が分かって。高校を卒業してからは10年、お互いにどこに居て何をしているのか分からなかった2人が4年ほど前から徒歩圏内に住んでいる高校の同級生になりました。高校時代はお互い寮生活していて毎日一緒に過ごしましたが自宅に帰省すると電車で2時間の距離があって一緒に遊べなかったので、お互いの自宅から徒歩圏内に友達がいて、思いついたときに遊べる事が嬉しくて、時間を合わせてご飯を食べたり、お酒を飲む事も増えていきました。私たちが近所に住んでいる事を知った他のクラスメイトや共通の知人から「2人は本当に付き合ってないの?」と聞かれる事も多かったのですが社会人になって再会しても単に異性の仲の良い友人のまま。とことん向き合って。ふざけ合って。この関係があまりにも自然で心地よく恋愛観や結婚観など色々な事を語り合ってきました。でも恋愛観や結婚観を自分たちの事に置き換えると「宇宙を2周するくらいの時間が経ってお互い独身だったらその時は腹を決めて残り者同士、結婚するか!」とふざけて見せ合うだけ。"照れ屋"と"恥ずかしがり屋"な私たちはみんなが思うようには事が進展して行きませんでした 〜。笑
  • そもそも「宇宙を二周したら」だなんて。どうして、こうも面倒な言い回しなのか…。イライラするなぁ。もぉ!そんな事を言いながら。一方でどんな形であっても応援するよ。どんな道を選んでも励ましあってやっていこう!とお互いを応援してきました。今から思えば。一緒にいる時間を過ごして居心地よさを感じてもその先の事を考えなかったのは、お互い頭のどこかで昔から知っていて気心が知れている関係にこれ以上、甘えてズルズルしてしまうのは、なんか楽をしているようで嫌だったし周りの視覚障害の友人や知人から「2人は昔から知っていて仲がいいから楽をして手近で済ませたよな」と思われたり、そんな噂を耳にするのは嫌だなと、ずっと思ってきました。他者からの見られ方ばかりが気にして他の人を好きになるべき。それが正しいと思い込んでお互を選ばないようにして来たような気がします。
  •           【結婚までのプロセス】
  • 結婚を意識したのは2018年(昨年)10月。結婚について話し始めた当初は「交際するなら僕たち気心が知れているじゃない?安心しちゃってダラダラ長期交際でいいかってなってしまいそうでそれは嫌だから。交際するなら結婚を前提に話を進めて入籍までの期間をしっかり決めたいと思ってる。僕はせっかく昌美ちゃんと結婚出来るなら。つらい事も悲しい思いもいっぱいしてきた昌美ちゃんに結婚前に出来る事を僕は全部してあげたいし周りの人に僕たちの結婚を祝福して貰えるタイミングで入籍したいと思うよ。それは幸せを沢山味わって貰って僕と結婚してほしいからだよ」と話し始めたのは間違いなく彼の方でした。かっこよかったのに…こんな風に言ってくれた言葉を覚えてないんだそうです。残念・・・私たちはそれから入籍のタイミングや入籍までにやりたい事などについて話し合いを重ねて遅くとも2020年内に結婚しましょうと計画を立てたところで、まずはお互いの母に結婚したい意思を伝えました。2人の母は私たちが想像していた以上に、この話を喜んでくれた事で結婚に向けてより私たち2人の足元が固まったんだと思います。当初は入籍まで1年、時間を開けるつもりで話してきましたが2人の母達が早く結婚してほしいと喜んでくれたので、それならと予定を前倒しする形になり"恋人としての交際期間を全く設けずに入籍"という運びになりました。
  •              【心境の変化】
  • 結婚が決まった時はもう本当に嬉しかったです。お母さんと呼べる人がもう1人 増えた事を含めで彼のお母さんがこの結婚を喜んでくれてほんとーに嬉しかった!いけないなー。と思いつつ、だいぶ浮かれました!でも・・・結婚を意識した短い時間の中で私は自分自身を改めて見つめ松田昌美は何者なのか、過去と同じ間違いを繰り返したらと不安になりながら、なぜ、それでも人を求め人を愛し愛されたいと願うのか…。自分が障がい者として生きる意味、意義、使命は何なのか。自分が出来る事は何なのか。もしこの先私の病気が進行して全盲になったら・・・自分の事以上に彼を愛し尊重し支えて見守り応援していく中で彼が重ねてきた今までよりも結婚を選んだ今の方が、これからの方が素敵だ!と感じ続けでもらえるように。彼の心の目に素敵な景色を残したい。心に響く音を残したいと願ってここにいると決心したけれど、そんな事が自分に出来るだろうか…。  考えられる限りの事を様々な角度から考え自分自身と向き合いました。「頑張ってもできる事に限界はある。今出来ると思う事を一生懸命やれば充分だよ。それ以上なんて僕にも出来ない。「結婚したら昌美ちゃんは妻として完璧に出来て当たり前だ」なんて僕は思っていないよ。昌美ちゃんは仕事している時はガッツがある頑張り屋だと評価されていて、そんな昌美ちゃんの姿を僕も見ていて本当にカッコいいと思うけど。僕との生活では強くない体を大事にしてお願いだから頑張らないで無茶をしないで〜。僕の大好きな昌美ちゃんを大事にして1秒でも長く僕の隣に居てください!昌美ちゃんは自分が幸せになる事だけ考えればいいよ。と言ってくれる彼の事を高校で出会ってから長い時間友人の頃から見て来る事が出来ました。私の奔放さ苦手な事を含めて欠点を常に理解しようとしてくれて改善の余地がある事は適切にアドバイスしてくれます。会社を退職してブラインドライター兼視覚障がいタレントとして独立する相談を聞いて貰った時にも「昌美ちゃんのやりたい事を実現する力や自分の手で可能性を掴んで前に進んでいく生き方は素敵だと思う。何より昌美ちゃんらしくて僕は好きだよ」と応援してくれていました。ここぞという所で褒めたり、やる気が起きない時に波に乗せるのがとても上手です!私が仕事で夜も昼もなく働いた後、一緒にご飯を食べて私の話を遮らないで最後まで聞いてくれる時間は最もストレスの軽減に繋がります!本当にありがとう😂
  •    【私自身の過去を手放し新たな選択を受け入れる】
  • 私は仕事の取材などでよく自分の生い立ちを聞かれる事があります。その時決まって母との話をしています。私の母は障害を持った私を女手ひとつで一生懸命育ててくれました。母に育ててもらって母方の大好きな祖母にその成長を見続けて貰えたことにとても感謝しており、その事はこれから先もずっと私の自慢です。私は幼い頃から家族から離れて大人の中で寮生活をしてきていて精神的に安定しているとは言い難い環境で育ったため、幼い頃から家庭や温かい家族を持ちその中で子供を持つことに強い憧れを持っていて「幼稚園の頃からお母さんになる事が夢です」と言い続けるくらいに母親になる事だけを強く夢見てきました。先日、発売の週刊誌の記事で告白した通りこれを若気の至りでという言葉で語る事が正しいのか未だに解りませんが、私には若い頃に別の人と結婚していた過去があり、その結婚生活は誰からも祝福されず想像以上、このままここに居たら殺されるかもしれない。と思うようなつらく悲しい結婚生活をおくり最終的に幼い子供を離して離婚するという。これまで皆さんが愛してくれている天真爛漫な私の姿とは随分と掛け離れた壮絶な過去が合って。この事を若気の至りと言うには大きすぎる傷を自分の子供にも負わせてしまいました。自分を大事にできなかった過去に縛られていましたが時間の経過と共に人を好きになる事は出来るようになりました。だけど、そこから先は全く踏み出せず「もう結婚は絶対にしたくない」と結婚に対してかなり後ろ向きのまま長い時間を過ごしてきました。その過去にしっかりけじめを付け"過去の出来事"として手放す決心をして再婚を決心するのには実に約12年という長い時間がかかりましたが彼が居てくれる空間の中で「ここが私の居場所で私はここに居ていいんだ」と素直に感じる自分を受け入れると同時にもう一度、家庭を持つ自分を想像して新しい人生を踏み出そうとしている自分を許してもいいのではないかという本音が腹に落ちて結婚を踏み切る決心をする事が出来たというのが本音です。
  •     【私が結婚を決めたポイント】
  • 私が彼と結婚を決めた大きなポイントをまとめました!
  • 結婚を決めたポイント①:『結婚に対する姿勢・態度を見せてくれた事』
  • 学生時代はただ可愛い印象で、そのままの感覚で友人として見てきましたが、いざ結婚に向けて動き出すと、幸せに近づくためには行動して相手に態度をしっかり見せながら実際に形にする事が大事という姿を見せてくれました。いざという時の実行力と少しの向上心を忘れない姿勢を示してくれました。
  • 結婚を決めたポイント②:『私の友達や知人にも誠実なところ』
  • 急に結婚が決まりバタバタと予定が埋まっても「約束を守り続けたい」と仕事が忙しいとか距離がある事を言い訳にしないで時間を詰めて静岡にいる友人に会いに行く行動力には驚きました。そして大事な人にはメールとLINEだけで済ませないで足を伸ばし出向きできるだけ直接自分の言葉で結婚報告をしたいという"周りの人に対しても誠実さ。あなたは今私が見てきた中で1番格好いい!と。ついつい褒めちぎってしまいました…。
  • 結婚を決めたポイント③:『18年間の信頼関係』
  • 高校で出会って18年という時間があって。お互いに今から改めて異性として相手を見る為の交際期間という時間は必要がないねと分かり合えた事。私たちにとってこの話が夢落ちじゃない話。何度向き合っても変わらない答えなら正解。腑に落ちた事。2人の母も喜んでくれたこと含め、これまでの信頼関係が結婚に結びついたのだと思います。
  • 結婚を決めたポイント④:『障害があることを理由にしない考え方』
  • お互い視覚障害があり、私も全盲になるかもしれない。子供を産んだらその子供に病気が遺伝する可能性だってあるけれど、子供を持つ事に希望があって前向きに検討したいという考えをお互い共有しています。例えば子供が居なくても2人の生活は幸せだと子供を持たない選択をしてもいいと思える自由な心を許せる事も心のどこかで安心感になっているかもしれません。とにかく自然に任せようと明るく話しをしています。18年の間で築く事が出来た信頼関係があって。言いにくい話題にも触れて強がりではなく自然に言葉にできる環境を整えられたというのは、とても大きい心の支えです。よく、二人で外を歩いていると 「2人とも目が見えなくて生活したり色んなことが大変じゃないんですか?障害があれば大変だと思うのに、2人とも障害がある事を分かっていてどうして結婚するの?」と聞かれる事もあります。
  • それも一理ありますね。そして実際に親は障害を持っている子供に対して、子供が結婚をするなら健常な人と結婚してほしいと願う親御さんは多いというのは現実です。親からすればその方が幸せではないかと考えているからなのでしょう。私たちからすれば、障害者同士の結婚生活や障害のある親が子育てをする姿を見るのは結構、日常的になっている事が多い。親達はそこを見た事がないし、見慣れていないから。自分の事と置き換えて想像出来ないから無理でしょ!と考え、相手の人は障害が無い人が良いだろうという考えに落ち着くのかもしれません。
  • だけど例え自分がその子供の親でも家族でも本人ではないという事を忘れないでほしいです。親でも第三者が子供の幸せを測って決める事は出来ないという事。良い悪いをジャッジする権利はないと思います。子供の人生は子供のもの。本人たちにしか築く事が出来ない信頼関係がある。2人にしか解らない事が沢山あると思います。そもそも障害がある無しの前にその心の持ち方が大事ではないかと思います。
  • 大事なことは人生をどう捉えて、どう生きるかだと思います。プライド(自我)を2番目、3番目にしても相手の事を自分の事以上に大事に思えるか、2人の生活のために、その人のために優先順位を変えられるかなんじゃないかなと思います。今、私がここから伝えられる事は。きっと、みんなが思うほど私たち障害がある事を大変だと思って生活してません。毎日ステキだと思いながら生活してます。とても幸せです〜。
  • 結婚を決めたポイント⑤:『相手に気遣いを忘れない。恥じらいを捨てない事』
  • 一緒にいる事で日常の小さな不安も突然の大きな心配も、分け合って乗り超えていける。いつも本心でいて話し合いができるとても楽にいられる関係ではあるけれど例えば所構わずゲップをしたり相手の目の前でオナラをしても当然みたいな態度を取らない。お互いに少しの気遣いや恥じらいを忘れない事。これは大事!結婚を決めたポイント⑥:『生活リズムや好き嫌いの感覚が似ているところ』ありふれた事だけれど例えば好きな食べ物の好みや料理の味が似ている。生活リズムではのんびりしていて急ぐ事が苦手なところ。を含めて結婚に向けて話し合いをしているうちに"ステキな家族を想像出来たこと。結婚を決めたポイント⑤:『素直に褒める・叱る』お互いに褒められたいもの同士。こまめに褒めたり時々、欠点を指摘する。指摘を受けたら素直に謝り、出来なくても直そうと努力する姿勢を見せること。これを繰り返すと例え出来なくても(相手の要求に応えられなくても)自分の不完全さも相手の不完全さも素直に許すことが出来る。
  •        【結婚後の仕事について】
  • 彼は企業で働く会社員。私は結婚後もこれまでと変わらず"元祖ブラインドライター"(対談や会議の音源をテキストに編集の事業発起人)ブラインドライターズというチームの一員として、多くのクライアント様の期待に応えながら仕事を続けます。また障がい者専門芸能プロダクションCOCO Lifeタレント部所属のタレントとして、日頃支えてくださる多くの方や応援してくださるファンの皆様の期待に答えていける人であり続けたいと思っております。これからは新しく作っていく家庭で大好きな料理を楽しみ、これまでの私たちと変わらず心地よく温かい場所を持ち続け互いに切磋琢磨して行きます。結婚した事で生きていられる事がより楽しく素敵な毎日になると思います。また、これまでとは違う松田昌美の姿を見てもらえたり私たちの夫婦の形を見て貰うこともあるかと思いますが、素直でいる事、私の現実を見せる事で、もしも誰かにとって勇気を持つきっかけになったり障害と共に生きる事に期待出来たり何かお役に立てるのなら発信し続けて行きたいと思っています。結婚生活の中で私自身の出来る事の幅を更に広げたい。新たな生活スタイルの中で今までは体験する事が難しかった事にも挑戦できるのではないかと私自身期待しています。皆さんにも今までよりも期待して頂ければ幸いです。
  •                 【   最後に   】
  • お互いに視覚障害があり私には視覚障害の他に両方の下肢に機能障がいがありますが常に前向きな気持ちを持ち続けていきたい。こんな私のことが好きだと言ってくれる人がいて、応援してくれるみんながいてくれるから。私は障害という事に鎖を掛けずに生きられます。今、出来る事は精一杯やりたい。今日からは彼と2人でお互いを支え合い、目の前で起こる全ての事と向き合っていられる2人のままでずっと歩いていきたいと思っています。そして私は今、自分に命がある事、この場所で生きていられる事を本当に嬉しく思います。毎日多くの方に支えてもらっている事に感謝しています。これからもこの気持ちを忘れずに歩いて行きたいです。私たちを育ててくれた2人の母、家族、兄弟の様に付き合ってくれている大事なクラスメイトたちや友人、たくさんの方々の温かい祝福を受ける中で人生でいちばん素敵な約束を交わしました。この思いを胸にふたりで同じ道を歩んでいきます。
  • (指輪をつけた左手を重ねている写真】
  • まだまだ未熟な2人ですが皆さまにはこれからも近くで温かく見守って頂ければ幸いです。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
  • 平成31年 (2019年)2月 18 日                                       
  •                                                                       松田 昌美


  • ーーーーーーーーーー〜ーーーーーーーーここまで

松田 昌美さんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント

Ameba人気のブログ