日頃から治験等でお世話になっているH様に、

「飼育しているとどうしても色が飛んでしまう。赤くする飼料は無いだろうか」とご相談を受け、本商品の開発となりました。

 

巷に溢れている色揚げと称する飼料で明らかに効果のあるものはあるのか?よしんば効果があったとしても健康に有害であったり、魚体を痛めつけるものが多いのは、皆様ご存知かと思われます。

その発想たるや、【赤いものをあげれば赤くなる】や、【ヌルを増強させたいならヌルヌルしたものを入れればいい】的な陳腐なもので、金魚魚体の生理を考慮した根本からの色揚げについての考察が欠如していた現状が今までありました。

当研究所は、生理代謝の根本を踏まえた上で金魚の色素細胞の活性を増強せしめるには如何なるものを配合すれば良いか吟味し、試作品として上記のクランブルを製造した次第であります。

 

2017/12/17にお渡しした時点の治験魚の色彩は以下の通りとなります。

※横見は2017/12/7撮影です。

 

約3週間後、2018/1/11撮影の画像は以下の通りとなります。

 

短期間で明らかに赤色は揚がり、尚且つ、浮きや内臓障害等のトラブルは一切発症せず、単発でこの飼料のみ与えた場合でも、増体を妨げるものではないとのご報告を戴いております。

※内臓トラブルは、脂溶性のアスタキサンチン等が強化配合された飼料で「浮き」等の症状として確認されております。

※BOCTOKシリーズにはアスタキサンチンを始めとした脂溶性の成分は一切添加されておりません。脂溶性の栄養素は全て二次・三次的に加工され、魚体に負担なく吸収できる形としております。

※脂溶性の成分は消化の過程で全て消化酵素の代謝を要求します。それが過度になると、肝臓系に過負荷がかかり、必然的に内臓トラブルが発生します。

 

この製品は「BOCTOK 3」として当研究所内でも治験を続行中であり、1ヵ月以内の販売開始を目指しております。

 

以前も申しましたが、金魚の色彩は免疫能と並列に考えるべきであり、

色揚げ=免疫力も上げる、と同時進行的に行わなければ意味をなさないばかりか弊害ばかりが際立ってしまいます。

その点を踏まえた色揚げ用副食として自負しております。

 

以上、ご報告とさせていただきました。

 

【追伸】

H様には度々お世話になり、感謝の一語であります。

治験は飼育されている愛魚の魚体にある意味でリスクを負わせる行為となってしまいますが、それを推してご協力を戴き、身が引き締まる思いであります。

誠にありがとうございます。

 

文責:水棲疾病基盤研究所