こんにちは FUKUCHINです(^^)
ご無沙汰しておりました、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
バリオスの一気筒死亡の件ですが、まだ殆どといっていいほど手つかずの状態
です。
一応エンジン降ろすつもりでエンジン周辺パーツを外し、シリンダーヘッドカバー
をはずした状態でストップしています、だんだん寒くなってきたのでガレージとは
いえカーポートなので吹きさらしの風で寒いのでやる気がしません。
夏は(10月中旬くらいまでは)蚊が出るし、冬は寒いわでいったいいつやるんだと
いう感じですね。
ところで外したシリンダーヘッドカバーを洗浄しました。
多少オイル滲みはあって汚れていたのですが、もともとが綺麗だったのか、すん
なりと汚れが落ちました。
しげしげとながめていると、メタリックグレーで塗装されているのが判りました。
実はカバー両サイドはペーパー研磨して鏡面加工して上からクリアの耐熱塗料を
塗っているんです。
このまま全体をペーパーがけして全体ピカピカにしてやろうかと考えましたが、凸
凹が多いので無理と判断し、再塗装しようかなと思い立ちました。
どうせ塗装するならありきたりに元の色と同じでは芸がないので、一昔前の車の
ヘッドカバーでよく見かける、結晶(縮緬)塗装というのをやってみようと思います。
早速アマゾンで塗料を購入しました。
デイトナ リフティング ペインターという商品で、塗った後に焼き付け(熱をかける)
乾燥すると塗装面がシワシワというかブツブツというかそう言った感じになる塗料で
す。
色は赤にしました、値段は2500円弱くらいでした。
で、ヘッドカバーは240番くらいのサンドペーパーで足付け研磨をします、窪んだとこ
ろがなかなか難しかったです。
プライマーが必要かどうか悩みました、黒ならこのままでもいい気がしますが、赤だ
と発色がどうかなと思ったのです。
しかし耐熱のプライマーというのもなかなか見かけないのでこのまま塗ることにしま
した。
まずはパラパラ～と言う感じで薄く塗っていきます、これで2回塗りです。
寒いので40度くらいのお湯にスプレー缶をつけて温めます、これは寒くて気化しに
くくなった液化ガスを暖めて気化しやすくし、内圧を上げる効果があります。
こうすることで塗料の粒子が細かく、スプレーの勢いが良くなります。
4回塗りでこんな感じです、隠ぺい力が弱い感じがしてプライマーを塗っとくべきだっ
たかなと多少後悔しながら、6回塗りまでつづけました。
まあ、いらぬ心配だったようで下地は殆ど見えなくなりました。
テカテカピカピカな真っ赤なヘッドカバーになりました、熱中して写真撮り忘れてしま
いました。(ゴメンなさい)
10分ほど乾燥させたら。熱をかけるのですがYouTubeなんかではヒートガン(強力な
ドライヤーのようなもの)を使ってやってるので、自分もドライヤーを当ててみることに
しました。
しかし屋外だし寒いしドライヤーではなかなか温度があがりません、何の反応もない
のて゛台所に持っていきガスコンロで炙ることにしました。
すると、あーら不思議。テカテカだった表面が見る見るシワシワになっていきみごとな
縮緬(ちりめん)模様に変わってしまいました。
白いモヤのようなものが出ながら、塗装面が縮れていくのを見るのはなかなか見応え
があります、すばらしいのひとこと、正に感動ものです。
動画を撮って紹介するべきでした。
仕上がりをご欄ください。(左の垂直面手前側が今一な状態でしたので、その後部分的
に再塗装して焼き付け直し完璧になりました)
その昔、ニッサンS-20(スカイラインGTR) トヨタ2T-G 18R-G(セリカ) 3M-G(2000GT)
イスズG180WE(117クーペ) 三菱4G32(ギャランGTO)などの車、その後のニッサンの
FJ-20やRB系 CA系 ホンダZC B16A B18Aなどのシリンダーヘッドにこういったタイ
プの塗装がされていました。
車でいえば見えないところにありますが高性能エンジンの証なんですね、バイクだと丸
見えなのですが、バリオスのエンジンは高性能といってもいいでしょうから、目立つこと
請け合いですね。(吸い込みないからいまのところ低性能ですが^^;)
初挑戦にしては、すばらしい出来となりました。
あとは早くエンジン修理して、こいつをつけたバリオ君を紹介できるように頑張り
たいと思います。
では、本日はこの辺で失礼します。
ごきげんよう(^^)