すっかり忘れてました
ひょんな事から母親に虐待され捨てられた
子供圭輔を引き取り、面倒を見る事になった。
そんな頃、焼き物の店を一人で切り盛りしている
貴志子に少年のような恋をする。
遠間と親友の契りを結んだ富樫と、貴志子の三人は
虐待で心身ともに傷付き、未発達になってしまった
圭輔に、愛情と生きる喜びを伝えようとする。
三人はそれぞれ自分の人生を振り返り、
何かが欠けてる事を感じていた。
遠間は自らの人生を問い直し、生き方を模索する
ために、最後の桃源郷と呼ばれるフンザへの
旅を計画する。
富樫と貴志子と圭輔も加わり、四人はフンザへ
と旅立つ・・
原作はまだちゃんと読んでいませんが、
比べると重厚さも深みも全然足りません
何か薄っぺらいと言うか、安っぽいと言うか・・
決してつまらないと言う訳ではありませんよ
ただ、雰囲気がまるで違うんですよねえ・・
圭輔を虐待した挙句捨ててしまう酷い母親役に
小池栄子さんで、その熱演はとても良かったです
感情の起伏が激しくて、ちょっと危ない感じの母親。
でもどこか悲しみも感じてしまうような、
難しい役どころを見事に演じてましたよ
遠間は自分の不倫が原因で離婚となり、
富樫はリストラから部下が自殺して深く悩み、
貴志子は不妊のために夫からも見捨てられ
離婚され、それぞれ人生に欠けた部分を持っています。
そんな三人が、圭輔を中心として不思議な縁で
結びついていくのでした。
映画はおもしろかったんですけど、
原作を映像化するのは難しいかなぁ
と言うか、この著者の作品は映像化は苦しいのかも。
「優駿」もはっきり言って失敗作ですしね・・
貴志子が
「自分の人生が間違っていなかったのか確かめたい」
と言うんですが、つい、間違ってたらどうするんだろう、
と突っ込んでみたり
そんな雰囲気がガラッと変わるのが
フンザのシーンからなんです。
瞳をのぞいてその人の本性を見抜くと言う不思議な
老人が出てくると、もうそれだけで絵になってしまうし、
フンザそのものが全てが美しいです
その老人が去り際に言う言葉。
「正しい事を繰り返しなさい・・」
何か、たくさんの解釈ができそうな、
深い言葉ではないですか
この言葉がきっかけになって、
遠間達三人はそれぞれ重大な決意をします。
フンザは最後の桃源郷と呼ばれてるけど、
あの土地での暮らしは決して楽なものではないだろうし、
そんな土地で生きてきた老人だからこその
言葉であろうと思いました。
圭輔は星から生まれた子供。
特別な子供だから、苦しい人生を送るのかなあと思いましたねぇ。
この作品、原作もお読みになることをお勧めします
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