島国である日本では、移動するための交通機関として船も重宝されますが、乗客を乗せて運航するための船としては旅客船やフェリー、高速船などが挙げられます。この中でクルマを利用する人がよく乗るのがフェリーですが、その航路は全長1000kmを超える長距離から数kmの短距離まで千差万別です。当然、船の大きさも超大型から小型まであり、航海時の速度も多種多様。その中で現在、航海速度が最も速いとされているのが新日本海フェリーの舞鶴~小樽間航路に使われている「はまなす」「あかしあ」です。
この航路は距離にして1060kmあまり、この距離を2船でデイリー運航するために、航海速力は30.5ノット(56.4km/h)にも達します。所要時間は約20時間。ちなみに両船は全長も224.5mあり、通常船型としてはこちらも日本最大だそうです。