世界一の夕陽と生きる | キャッツRunRun(ランラン)

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2014年南房総市に移住。
6匹の猫
(チーム名ニャンギラス)と日々の出来事、
お客さま猫さんの様子を
ほぼ毎日綴ります。

こんばんは、はなえです。

【世界一の夕陽と生きる】

館山市富崎地区のドキュメンタリー
映画の無料試写会があるというので
6/29(日)14:00からの最終回を
観てきました。
6/8(日)にも南総ホールへ行ったの
ですが、あまりの人の多さに整理券が
貰えず入れなかった。




知り合いの女性が
お手伝いにいらしていて、
写真を撮ってくれました。
クミーコ☆さんありがとー♡


チョークアート
(移動古書店「思惟丈」の吉良康矢さん)
の描いたパンフレット。カッチョイイ。


房南小学校体育館が会場。
エアコンはなく暑かった。
大型扇風機は
上映中は消されてしまったし。
一番暑い時間のせいか、
最終回のせいなのか、
来ていた人はまばらでした。


富崎地区は海に面した漁師町。
布良(めら)と相浜が主ですが
映画では安房神社のある大神宮や
藤原などの地域にも
ふれられていました。
かの台風15号で甚大な被害が
あった場所。地域全体に
ブルーシートの屋根が張られた
映像は記憶に新しい。
坂が多く、
年配の方の居住率が高い。
お店はぽちぽちあるくらい。


実は、お客さまや知り合い、
会ったことはないけど有名な方や
SNSでフォローしてくれている方等
出演していて
それだけでも親近感が大。


特に、台風の前後の「富崎館」
(旅館だったが今は食堂&
キャンプ場)の話は
胸に詰まるものがあった。
真っ二つに割れた館内を
今でも覚えている。
その後少しずつ
再建をしたYさんと娘のMさん。
うんうんと共感する。


いろんな人達のエピソードが
少しづつ描かれていて、
なんのこともない日常だけど、
千葉の南の田舎町だけじゃない。
これって日本中のどの地域にも
あてはまるんじゃないか。


高齢者や孤独死、仕事、運転問題。
スーパーまで1時間かけて歩き、
また帰るという現実。
都会や今の私たちには
思いもしないこと。
他人事じゃない。何十年か先には
私たちにも関係があること。


でも、不便ばかりじゃなく、
海がある、綺麗な夕陽が見られる、
人のあったかさがある。
お金はあまりなくても
食べることには困らない。
助けてーって自分から言えば
誰かが手を差し伸べてくれる。


「生きる」って、もうっとシンプル
でもいいんじゃない?


この映画を観て、
南房総地域に移住して10年、
あの時決断してよかったと
改めて思いました。


これから移住したい人、
もう移住した人、地元の人、都会の人、
日本全国の人達に
観ていただきたい映画です。


これから他県で上映会がされるそうです。
もし見かけたらぜひ!
観に行っていただきたい。