台北。のおはなし。 | おはなし。

台北。のおはなし。


我愛台北!

おはなし。

もっと滞在したかったー!
こんなに後ろ髪ひかれる外国滞在は初めてだ!というほど、たのしかったー!
イベントが大成功というのもあり、スタッフのみなさんがほんとに気持ちのいい人たちばかりだったというのも大きな理由だけれども、台北という街も魅力的!

おはなし。

これから帰るときは台湾経由で数日滞在して日本にいきたいよう!
台湾にもう一度行きたい!
ご贔屓をコリアンエアラインをやめてエヴァエアラインに変更しようか悩むほど。


修学旅行なみのスケジュールで、日中の観光がほぼ出来なかったのですが

それでも、講義に参加してくれた学生さんや現地スタッフの皆さんと夜の台北を満喫したり、夜市にいったり、

接待ランチがない日は庶民食堂でむしゃむしゃたべたり
おはなし。
安いのにほんとにおいしくて。
ぶたの角煮とかゴーヤスープとか少し沖縄料理にもにてるのかな?とおもったり。


フランスの美大で同級生だった台湾人の友達と久方ぶりの再会して
友達が予約してくれた山奥の料亭の台湾懐石を堪能したり、



その料亭は台湾画と彫刻を制作される台湾アーティストの人が空間、お食事、メニューすべてをプロデュースしたなんともおしゃれな料亭。


夜だったので暗くて残念でしたが、とても美しいお庭があり、滝までありました。
おはなし。

コースで14品。毎回お花とお料理がやってきました。

おはなし。


盛りつけも選ばれた食材もとてもおもしろくて目でもたのしめて。その上、陰陽薬膳がこらしてあって。ほんとに素敵な料亭だった。のに、名前を忘れてしまいました。。。ごめんなさい..

おはなし。

上の写真は、
お酢。
途中、胃のためにお酢、といっても、全く酸っぱくなくて、こちらはキンモクセイの香りのマイルドなお酢があらわれました。

そのまま飲んでもまったく酸っぱくなくて、アルコールのないリキュールのような感じ。
胃のためと、前の食材の香りを口から消す作用だそうで、
こんなところにも薬膳の気配を感じてなんだかうれしかったり。
お酢と一緒に添えられている食虫植物にユーモアを感じたり。

下調べして予約していろいろ準備してくれた友達にほんとに感謝でした。
美大の卒業後、彼女の帰国以来の再会なのでほんとにたのしくて、しかも彼女の街で会えることがなによりうれしかったです。




台湾の食文化は奥深く
料理研究家に転職して台湾素食料理を勉強しに行きたくなるほど、興味深くて。

台湾素食や陰陽道の考え方。
そして仏教と、宗教思想と生活の知恵がすばらしいバランスでお互いをささえていること。

おはなし。

滞在中、一緒に参加したアーティストが風邪をひいてしまい、
翌日講演会でしゃべらないと行けないのに声がまったくでなくなってしまいました。
すると、ディレークターの方がお医者さんを会場の控え室に呼んでくださって、
その場で診察。こやって学校や職場とかにお医者さんがきてくれるんだとか。

隣で診察風景をみていたのですが、すごかった!つぼをおしたり、マッサージしたり、地脈ならぬ血脈をよんだり、
鞄からいろいろな植物の根っこやら木の実やらをとりだして、さくさく調合。
煎じた薬を飲んだ彼女はなんとすぐに声がでていましたよ!

こんなふうに西洋医学と東洋医学が日常でまったく同じレベルである台湾の人たちがうらやましかったです。


台湾人の友達に漢方や食のことを色々聞きながらフランスでも実践できそうな事や食材をトランクに詰めれるだけ詰めて帰国して、我が家は薬膳&素食ブームが到来中。


そしてそして!何よりすばらしいのは
お茶!
実家がお茶お花教室、という環境で育った影響もあるのでしょうが、
それに加えて、もともと心底ぼんやりするのが大好きなので
お茶時間は私にとって至福の時。
古今東西あらゆるお茶に興味深いのですが
やはり、アジアのお茶文化はぴか一ですね。

台湾のお茶文化もほんとに素敵。

日本統括時代に建てられた老舗の茶芸館、紫藤廬に夜、行ったのですが、
私の大好きな明治時代の独特な日本と大陸と西洋文化の混ざった日本建築がうまく南国の地におさまって、品のよい支那大陸の影響がある台湾の調度品の中でお茶を頂くわけなのです。

日本の茶道やヨーロッパのお茶文化とは全く違って、中国の茶事なのでしょうけれども、
なんというか、もっと日本より?なのかな。

おはなし。



手のひらに収まりそうな素焼きに近い急須につやつやのお茶の葉をいれて、蒸らし、香り、いただく。


日本の甘味どころでいただけるおうすの手軽さと茶道のお行儀よさのよいところどりような感じ?

我々が選んだお茶請けは

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和菓子に近いお豆のお菓子
落雁
烏龍茶の葉とハチミツでつけた梅
パイナップルケーキ


を頼みました。


台湾烏龍茶は強いのでこうした甘いお茶請けと食べるそうです。
お茶ばかり飲んでしまうと当たるというか、酔ってしまい気持ち悪くなる人もいるそう。テインも結構強いんだよね。

お茶会館ではワインのようにお茶の葉も選びます。
一緒に行った台湾人の友人にお任せして選んでもらいました。

烏龍茶といえば、ペットボトルの茶色のさっぱりとしたお茶を思い浮かべる庶民のわたくしなのですが
台湾烏龍茶は緑茶に近い色合いで、独特な香り、華のような香りがあるんですね。

おはなし。

上の写真のように、まずは少し高めのおちょこのようなコップに入れて、隣の広い口のおちょこのようなコップにいれます。
空になった初めのカップにのこった香りを鼻にあてくんくんかおりを満喫します。

それから、もう一つのおちょこにはいったお茶をいただくのです。

高山烏龍茶を代表する産地で栽培された烏龍茶をいただきました。
滞在中、様々な烏龍茶をいただきましたが高山烏龍茶が台湾烏龍茶の中で一番好きなのですが、
高山烏龍茶は凍頂烏龍茶にも負けないぐらい、というか、もうすこし爽やかで
ジャスミン茶と一瞬間違えそうになるほど芳香がたおやかで
ひとときのお茶の時間が時空を超えたよう時間のながれのおだやかさで味わえます。
仕事の後にタクシーで飛ばしてお茶会館にいったのに、一日の疲れは完全にとれるほどの癒し効果でございました。


なので、短い自由時間の合間に絶対手に入れたいものとして
私は高山烏龍茶と台湾の茶器を手に入れるべく
飛行機にのる前のわずかな時間にお茶を探しに。

「SOGOや三越にも売ってるけど、地元市場のが安くていいお茶が生産者からかえる」というアドバイスを実行するがため
言葉が通じないくせにに地元の朝市場に行って買った高山烏龍茶。
チキンな私には大冒険でございました。

大きな大きな麻袋にはいった烏龍茶を量り売りしていた
ぴっかぴかに日に焼けてはみ出しそうな笑顔のおじさんとおばさんは
立派な大きなとてもよくつかいこまれた手から入れたてのお茶をくださりました。
家族みんなで高山烏龍茶を栽培、販売しているそう。

英語なんぞ通じるはずもなく、でも案外日本語の方が通じて手振り身振り、主に筆談。

で、高山烏龍茶を2パック真空パックでいただこうとおもったけど、
伝達ミスでじゃんじゃん袋を作ってくれる。
どうやら2個じゃなくて2斤を頼んでしまったみたい。おじさんたちもあ、まちがえた!といって2パック計算しだしたけど、
2斤(=1200g日本の斤=600gと同じ。)の高級高山烏龍茶が1000元なので(約2400円)
もう、2斤買うことにしました。一袋だいたい300gだそうで、なぜか6袋いただき、単純計算で結局1600gを入手。凄い量だ!サービスしすぎだよ!おじさん!日本茶一袋ってだいたい100gだよね..

でもお土産にもいいし、そんだけあれば心置きなくフランスでたのしめるでしょう。と。
トランクの重さを心配しつつもほくほくになる。

おはなし。

実はお茶さんにめぐりあうまでに通り過ぎた市場では
ほふりたての豚のお肉や臓物がところせましとならべられ
籠の中にいる鶏さんはその場でつぶされ、毛をむしられ、
魚もまだ生きているものばかり。
フランスで肉屋さんの軒先に無造作にぶらさがっているうさぎや雉や子豚にはみなれたけれど、目の前でつぶされるのは初めて見ました。

なんとも壮絶な市場でござましたが、本来のお肉の姿なのですよね。
このぐらいの精神衝撃の上に肉を食すということがある、ということを受け入れるべきだよね。
スーパーでお行儀よくならんでいるお肉ばかり食べていたらやっぱりどこか命を頂いている,という感覚が薄れてしまいます。
と、あらためて、食事の前に手をあわせて「いただきます。」という言葉を持つ日本人に生まれて幸せだ、と思いました。

遺伝子操作されまくりの毛のない鶏さんや工場内で飼育されるパックに入ったお肉たちばかり口にしている私たちからしたらぜんぜんまともな食生活です。と、思ったり。
こうしたきちんとした食材が、今は哀しくも失われつつある本当の食の形の豊かさが、首都である台北で気軽に手に入るこの国の豊かさに驚きました。

台湾は日本より小さな島国で輸入輸出が日本よりも厳しく、国民のほとんどが生粋の健康オタクなので、オーガニック食材を欲するあまり、ほとんどの食材が無農薬として栽培されているそうです。
それは友達も向こうで友達になった友達もみんながいってました。
少しでも怪しい食材はたべない。日本製か台湾製しかたべない。っていってました。
(オーガニックコットンのTシャツや下着の充実さにもびっくりしましたのよ!)
身体の声をきいて、陰陽道にのっとり食材を選び必要なだけたべる。
夜市のつまみぐいだって薬膳にのっとった伝統スイーツがほとんどで、
なんかそういうのすごい素敵だなあ、とおもいました。




ああ!旅人の視点のなんたる気軽さ!無責任さ!感じたままに解釈する楽しさ!
長期外国に住むと住んでる国に対してどうもこういう視点がくもってしまいますよね。あたりまえだろうけど。
生まれた国ではない国に長く住むと性格がひねくれるのはこういう新鮮な視点がくもってしまうからなんだろうな、と、おもいましたとさ。
それだけじゃ暮らせないけど、たまにはそういう目線もたのしくっていいよね。と、日常に取り入れる事にします。って、そういうコンセプトでおはなし。はじめたんだった!と、思い出しました。最近さぼりがちだからいけないのですね。

旅人と住人の狭間の目線を持つ事。
どんなものごとにもいえることですよね。


おはなし。


もう一回いきたいよう!!


みなさまも機会があれば是非台湾へ!



おしまい。