希望の船出

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おとといは、東京宝塚劇場で、雪組公演を観劇。望海風斗さん

&真彩希帆さんコンビのトップお披露目公演『ひかりふる路

~革命家 マクシミリアン・ロベスピエール~』(生田大和さん

作・演出)と『SUPER VOYAGER ! ―希望の海へ―』(野口幸作

さん作・演出)。

 

観終わっての感想は、とにかくもう、歌えるトップコンビ、

あっぱれ!である。宝塚歌劇と言うぐらいだから、歌えるのが

当たり前、であってほしいのだが、そうでないスターさんは、

いつの時代も居るもので…。

トップコンビの歌が安心して聴けることが、こんなにもスト

レスが無いのかと、改めて感じた。

 

しかし、作品自体は、少々物足りなく…。

『ひかりふる路』は、フランス革命の当事者の一人である

ロベスピエールを主役に据えた、意欲作。フランク・ワイルド

ホーン氏が全曲書き下ろし!すごい。タカラヅカでは、『ベル

サイユのばら』をはじめ、フランス革命の時代を描いた作品は

多いが、ロベスピエールが主役の物語なんて、初めて(ですよ

ね?)ではないか。36歳の若さで、断頭台の露と消えた彼は、

生涯独身だったそうだが、タカラヅカで作品化する以上、ロマ

ンスの要素を入れなきゃならないわけで、彼の命を狙う貴族

の娘(ただ、貴族だというだけで、家族や恋人を殺された。

ロベスピエールに直接 殺されたわけではないが。)マリー

=アンヌをヒロインに仕立てた。肝心の、この二人が惹かれ

合っていく、愛し合うようになる過程が、何だかよくわから

なくて。国を良くしたい、貧しい者も富める者も幸せに暮ら

せる世の中にしたい、という想いを同じくした、ってだけじゃ、

ロマンス要素としては弱い。

まあ、望海さんと真彩さんの歌が上手いから、聴きごたえ

あるから、ワイルドホーン氏の曲がイイ(歌い上げ系!)から、

よしとしよう、と納得するんだけど。

 

ショー(レヴュー・スペクタキュラーとなってるけど、これは、

ショーですよね)『スーパー・ヴォイジャー!』は、新生雪組の

パワーで魅せる、楽しい、勢いあるショーなのだが、何だか、

ゴチャゴチャっとした印象。いや、充分 楽しかったし、素敵な

ショーなんですけどね。

中詰のコール・ポーターのメドレーは、う~ん、こーゆーアレ

ンジは、ちょっとなあ…と思った。

 

お芝居も、ショーも、いろんな人に見せ場があって、いろんな

人の歌が聴けて、雪組には これだけの人材が居ますよ!

というアピール(?)が伝わった。

大きな2番手羽根を背負った彩風咲奈さんは、すでに堂々

たる2番手ぶりだし、月組から組替えの朝美絢さんのキラ

キラ度数(!)の高いことと言ったら。星組からの綾凰華

さん、花組からの朝月希和さんも、新たな組で活躍してます

ね~。

 

あと、こう思うのは私だけではないと思うのだけど、組長の

梨花ますみさんは、専科に行かれたほうがいいのでは。

専科に追いやるとかでは無くて、専科の層が薄い今、ミト

さんのような方は、各組に出演してほしいと願うのだ。

専科から特別出演の夏美ようさん、素晴らしい助演でした。

ああいう役は、その組のメンバーだけでは賄いきれません。

 

同じく、専科から特出で、この公演でタカラヅカを卒業される、

沙央くらまさん。17年間、本当にお疲れ様でした。さわやか

で、堅実な、舞台マナーの良いスターさん…忘れません!

 

お披露目公演も、サヨナラ公演も、1本立てのお芝居より、

お芝居とショーの2本立てのほうが好きだなあ…。