8日は、G1・横浜大会でした。




この会場(横浜文化体育館)に来ると、いつも思い出すのが、2009年の高山選手との三冠ヘビー級タイトルマッチ。


あれから七年の時が経ったなんて信じられないけど、今現在もプロレスラーとして、日々試合をしていられる現状に感謝したい。




この日の自分はタッグマッチ。キャプテンと組んで、ケニー&裕二郎と闘った。


ケニーの安定感は言わずもがな、裕二郎も機敏な動きを見せていた。




そして試合後、またテンザンの元へ歩み寄る。


この日のテンザンは、タナとの公式リーグ戦。


G1でのタナは、開幕から3連敗したものの、その後は連勝続き。


対するテンザンは、開幕から2連勝したものの、その後は連敗続き。


対称的な二人の闘い。




私はもちろん、テンザンのセコンドへ。


ゴングが鳴り、真っ向勝負する二人。


でも、タナの闘い方がいつもと違う…気がした。


テンザンがロープブレイクしても、なかなか離さない。


わざと?テンザンの技(モンゴリアンチョップ)を使う。


館内からブーイングが聞こえてきた。




テンザンの苦痛の表情が増してくるのと比例する様に飛ぶ、タナへのブーイング。


どこかで見た光景。


すぐに気づいた。


六年前のG1決勝戦で、タナが私にした攻撃と似ている事に…。


当時、左肘の手術を終えたばかりの私に対して、あえてその肘を執拗に攻撃してきたタナ。


あの時も、タナに対してブーイングが飛んでいた。




タナが、あえてブーイングを誘発しているのかは分からない。


だけど、タナ一流の駆け引きというか、心理戦を仕掛けている事は想像できた。




テンザンが歯を食い縛りながら反撃する。


判官贔屓なのか分からないけど、満身創痍のテンザンに対して、声援はどんどん増していった。




結果的に、ハイフライフローが炸裂してフォール負け。


テンザンは敗退してしまった。


試合後、勝ち名乗りを受けたタナは、“すぐに”リングを後にして花道を帰っていった。


私は、すごく違和感を覚えた。


いつもなら、勝ち名乗りを受けるタナは、“結構長い時間”リング上にいる事が多い。




勝手な解釈かもしれないけど、テンザンに対して敬意を表して?逆に、すぐ、いなくなったのかなと思ってしまった。




こうして、いろいろと考えさせられる試合が終わった。


調子を取り戻した今のタナを倒す事は叶わなかったけど、テンザンの生きざまを見せる事はできたと思う。


私は応援するしかできない立場だけど、最後まで諦めずに頑張ります。






本日、山形市総合スポーツセンターにて、18時30分ゴングです。