昨日は、G1の初戦・後楽園大会。




ノアの丸藤選手と、正真正銘の初対決。


二年前、戦うはずだった相手。


丸藤選手の大怪我で、試合ができなくなってしまった経緯がある。


そして巡ってきた今回の戦い。


当時とは、お互いの状況が全く違う。


いや、厳密に言うと、違うのは自分だけなのかな。


結果論だけど、あの時に対戦できなかった事で、今回のような緊張感が生み出せたのかもしれない。




初めて向き合った丸藤選手を見て感じた事は…


“目が座っている”


落ち着き払っているというか、物怖じしないというか、とにかく余裕があるように映った。


数々のビッグマッチ、数々の名勝負をしてきた自信から来るオーラが物凄かった。


身体は大きくないはずなのに、そのオーラのせいで、自分の方が小さくなってるような錯覚を受けた。


そして、佇まいが誰かに似てるなと思ったら…そう、三沢光晴さん。


ノア選手の独特の空気というか…やはり多くの修羅場を潜ってきた自信があるんだろうな。




あと感じたのは、先を読む能力がずば抜けている事。


一つ二つどころじゃなく、三つ四つ先のコチラの動きを察知して動く。


このような選手は、自分の長いキャリアの中でも初めてだった。


正直、丸藤選手の動きに翻弄されながら、それを悟られないように戦う事で必死だった。


お客さんの目には、どう映ったのだろう。




ただ、戦っていて楽しかったのも事実。


負けた癖にこんな言い方、と思われてしまうかもしれないけど…


丸藤選手との攻防で、お客さんの大歓声が沸き上がる度にアドレナリンが出まくっていくのが解った。


よく丸藤選手の事を天才と称する人がいるけど…“ヒラメキ”に関しては、業界No.1じゃないかな。


まさに、プロレスラーになる為に生まれた男だと思う。


また再戦したいけど、こればかりはどうなるか解らないし、団体が違うから難しいかもしれない。


でも、二年越しの戦いが、昨日の一回だけじゃ物足りないのもある。






そんな訳で、感じた事を一気に書いてみました。


また明日から始まる戦いも、頑張ります。