(Photo by Štefan Štefančík on Unsplash)
天才の1万時間で求められる、
「よく考えられた練習」
の要素には、ストレッチ目標、適切なフィードバック、
今回は、適切なフィードバックについてです。
練習やトレーニングにおいてもそうですし、
仕事においてもそうですが、
適切なフィードバックを得ることは大事なことです。
システム思考では、
フィードバックの遅れやフィードバックが存在しないことで、
全体最適が実現できないこと(=望む結果が得られないこと)
成長を望む際、フィードバックシステムを構築しておくことです。
フィードバックとして、
最低限、結果の確認は必要です。
その練習をやってどうなったのか、
今回のトレーニングの結果どうなっているのか、
仕事の成果は出たのか、
望む目標に近づいているのか、
結果を確認することです。
テストの結果は何点だったのか、どこが間違っていたのか、
それらがわかるか否かで、
学力は大きく変わります。
問題を解いたら解きっぱなしで、
答え合わせをしなければ、
自分がやっていることが合っているのかどうかもわかりません。
何をやってどうなったのか、
その結果のフィードバックを得られるようにしておきましょう。
それから、メンターやコーチをつけることです。
練習成果や実践結果に対して、
適切にフィードバックを返してくれる存在が、
自身の成長を加速させます。
やっていることや考えていることが適切なのか、
向上しているのか、
優れたメンターやコーチであれば、
適切なフィードバックとなるコメントを返してくれます。
やめるべきか、続けるべきか、
他に工夫する余地はないか、
気づいていないことはないか、
など、フィードバックを受ける人ほど伸びます。
優れた結果を出している人たちは、
メンターやコーチ、
市場からのフィードバックを適切に受け取り、
高みを目指してきました。
そのように実践結果を振り返り、
優れたパフォーマンスを発揮することにつながっていきます。
ただ闇雲に時間だけ費やしたり、
ぜひ、フィードバックシステムを構築してくださいませ。
<まとめ>
■よく考えられた練習には、
結果の確認をして、ストレッチ目標に近づいているかを確認して、
考えながら実践や仕事をしていくことである。
■適切なフィードバックとしては、
メンターやコーチ、
どうしても自分では自分のことを見れない部分があるためである。
■コーチから適切なフィードバックを受けながら練習する人と、
結果の確認もせずにただ1人で練習する人では、
その練習の質の差は明らかである。
仕事においても同様で、
種村文孝の研究室