第30回 『太陽を盗んだ男』 | 勝手にFUKUOKA国際映画祭のブログ

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その映画の素晴らしさを

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第30回 「太陽を盗んだ男

1979年日本

監督:長谷川和彦

出演:沢田研二
    菅原文太



受賞ポイント「監督も映画もレジェンド!」



【賞 評(ここが好き)】


今回の受賞は

日本映画界で

レジェンド監督として有名な

長谷川和彦監督の

『太陽を盗んだ男』


本作『太陽を盗んだ男』は

今から32年前の作品にも

関わらず…

未だに熱狂的なファンが

多いことでも有名な作品


その人気の理由の1つは…

恐らく…現在の映画界では…

映画化はおろか…

企画段階で100%ボツになる

(下手すれば企画すら挙がらない)

大胆な発想


中学校の理科教師が…

プルトニウムを盗んで

原爆を作り…政府を脅したり…

バスジャックされた車が…

皇居内で銃撃戦を行ったり…


とにかく…

発想のジャンプ具合がスゴイ!

いわゆる広告代理店やテレビが絡んでいる

今の日本映画界では100%出てこない発想だ


そして…人気のもう1つの理由は…

監督:長谷川和彦の

大胆な構図・演出!


例えば、ラストシーンの

武道館をバックに

沢田研二と菅原文太が

語り合うシーンの大胆な構図や…

効果的なバックドリー…

色彩を上手く使う構図など…

上映から30年以上経った

現在見ても…素晴らしいの一言


長谷川和彦監督は

この作品で一気にブレイクしたが…

何故か…その後…30年以上

映画界の第一線から姿を消した…

邦画界のレジェンド監督

(『太陽を盗んだ男』監督時が…まだ33歳だった)


正直…

ありえないシチュエーションも多いが…

それすらレジェンドに思えてくる作品


個人的には…

原子力関連に天下った経産省の役人や…

原発マネーに群がり…

原発事故後…

何食わぬ顔で安全な所に逃げた人たち…

そんな人たちに…

もう一度見て欲しい作品



【あらすじ】

中学校の理科教師は

原子力発電所からプルトニウムを盗み

原爆を製造し…

政府にとんでもない要求を突きつける



レンタルショップ発見率

★★20%

10年前に比べて

置いているレンタルショップは

明らかに減った!