最近、映画なにを観ましたか?と言うお声があり。
8月頭に観た映画です。

【83歳のやさしいスパイ】
老人施設に入所している母が虐待されているのでは?と疑念を抱いている娘からの依頼で、83歳の男性がスパイとして施設に入居。
入所たちのさまざまな人生模様を描いた映画。

誰からも好かれ優しい83歳のおじいちゃん。
スパイなのにいつしか入所たちの悩みを聞き、相談相手になり、ご老人たちの孤独を知り、誰にも言えない心の叫びを知る。

老人施設、施設に入所するにあたっては要介護度が上がったため、自宅での介護が難しい、ご家族が介護できない、バリアフリーではない、怪我や認知症などさまざまな理由があると思います。
もしかするとご本人自ら入所を希望される方もいるかもしれません。

83歳のやさしいスパイが見た老人たちの孤独や悲しさを重く受け止めるだけではなく、同じ老人同士としての葛藤や想いを知り、なかなか感動深いもの。
決して虐待などなかったのですが、スパイは何が必要かを感じていました。

入所者(家族)には会いに行ってあげて。
入所した家族を忘れないで。
入所している家族を癒すのは職員ではなく家族に会うことや家族との会話や時間では?
と私は感じました。

このコロナ禍。
家族でさえ面会すらできない、直接会う、触れる、話すことさえできない施設、外出もできない方も多いと思います。
コロナだから仕方ないとは思いますが、本当にそれでいいのか?
ご家族に会えない分、入所者たちの心の声、溜め込んでいるものを聞き出し、癒やしてあげれているのか?
少しでもプラスになることをやっているのか?と思ってしまうことがあります。
やさしいスパイの影響で、ケーキはやさしいものを食べよう。と言うことで珍しくショートケーキ。
そして美味しそうに珈琲をいれ、飲んでいるシーンも印象的でしたのでこちらも珍しく珈琲を。

この日もマスクは二重、アルコール持参、ティートゥリーを芳香し塗りと対策は念入りに。