不動産業者に告ぐ 物確注意！

われわれ不動産業者にとって

その業務のあり方に大きな変化をもたらしたモノ

ＰＣの普及などはその最たるひとつですが

本日は それ以外のモノにまつわるお話を

先ず ひとつは 【携帯電話】

その登場のおかげで

会社としては 営業マンや社長がどこにいても連絡が取れ

（そこまでなら 【ポケベル】でもイイわけですが）

即 会話をキャッチボールできるようになり

さらに 外出しているほうも

いちいち会社に戻らなくても

必要な相手に 必要な連絡を入れることができる

生まれたときから【ケイタイ】が存在していた

今の若い方には想像できないくらい

（ケイタイができた当時は）画期的な出来事でした

おかげで 営業は一日中【外】で仕事できるようになりました

次に 飛躍的な変化をもたらしたモノは

【電話の転送】 です

それによって 従来会社に必要であった

【留守番】が不要になったのです

会社にかかってきた電話を

【ケイタイ】に【転送】しておけば

いつでも どこでも 仕事が可能です

そして そのことによって

不動産業者から かなりの数の【事務員さん】が居なくなりました

当店でも

外出時 転送をＯＮにするのを忘れたまま なんてことを防止するため

事務所に居るときも ずっと転送状態になっています

ちなみに（その代わりといってはなんですが）

ワタシとは一年３６５日、２４時間 連絡がつくようになっています

ただし この【携帯電話への転送】 便利なばかりじゃありません

結構 大事な場面で

さほど重要ではない連絡が入ることもしばしば

例えば

契約中に「物確」の電話とか

この「物確」っていうのは「物件確認」の略でして

当店が売却を依頼されてる物件に対し

「あの物件は まだ売れてませんか？」

と 商品の有無を尋ねる行為のことを指します

もちろん 当店の商品を

「売ってやろうじゃないか」って思ってこその「物確」なので

非常に有難いワケで

電話をくださる相手に全く悪気はないんですが

「えっ？今？」みたいなタイミングのときがあるのも事実です

先ほども言いましたが こちらが契約や決済の最中とか

お客様との商談が大事な場面に入ったところとか

その他・・・

で そんな場面なら電話に出なきゃイイんじゃない って感じですが

かかってきた電話だって重要な電話かも？って思っちゃうんで

やっぱり出ちゃうんです

・・・結果 「物確」だったり

んで ですョ

有難いことなんです その有難いことなんですがぁ

丁寧に物件の有無を聞いてこられる方も多いんです

例えば

「○○○ハウスと申します。お世話になっております」

（こちらも 「ハイ お世話になってます」）

すると 向こうも再度「お世話になっております」 ←これ要らんから…

そして

「東大阪市○○町の中古一戸建 ○○○万円の物件まだございますでしょうか」

（こちら「ハイ あります」）

「わかりました がんばります」

（こちら「よろしくお願いします」で電話を切ろうとすると…）

「あっ まだ（聞きたい物件が）あるんです・・・」

そして また「東大阪市…」から始める・・・と

ただ こちらといたしましては

「まだアル」もしくは「もうナイ」ってことだけを

さっさと答えて電話を切りたいんですが

丁寧に尋ねてこられると

「どの物件のことを聞いてらっしゃるのか」わかるまでの時間が惜しい

でもね 結局のところ こんなんは全然ＯＫなんですヮ

こんなんのことを わざわざタイトルで

「不動産業者に告ぐ 物確注意！」

なんて言うてるワケやおまへんねん

だって（さっきも言いましたけど）

業者さんは売ってくれようとしてるワケやからね

問題は 同じ「物確」でも こんな「物確」です

こちらが「あぁ その物件はもう売れたんですョ」と答えると

「えぇッ？売れたんですか？」

まぁ まぁ ココまではよろしいやんか

自分のお客様におススメしよう思ってたのになぁ

みたいなことかもしれませんし

問題は その次ですヮ

「えぇッ？今 （有無を）尋ねたのって ○○の○○万のやつですけど」

的ニュアンスで聞き返す業者

もひとつ 突っ込んで言うと

「あんなん売れたって なんかの間違いちゃいますの？」

的な空気 ガンガンに出してくる電話

「売れたらアカンのんけ～！」

ということになりますので

業者各位

「売れたんですか～？ホンマですの～？」

的「物確」はやめてくださいネ 　お願いっ