子供はみんな「試すこと」が大好きだった | いやさか創研

子供はみんな「試すこと」が大好きだった

子供のころ、粘土遊びに耽っていました。

いろんな色を試し、形を試行錯誤しながら、自分のイメージに近づけていく。

頭の中のイメージを手を使って粘土で再現するという作業に飽きることなく、時間を使っていたように思いだされます。

こうしたら、どうだろう、ああしてみたら、意外に面白いなど、試してみることで、気づき、形がつくられていく。

 

人は大人になるにつれ、この試行錯誤の喜びを忘れてしまいます。

こと、仕事になると、「失敗しないよう」「ミスを犯さないように」と注意されます。

ミスなく業務を進めていこうとすることは大切な取り組みではあります。

また、学校教育の現場でも「ミスなく」「決められた通りにことを進める」ということは、将来の従順な働き手を育むという教育目的からみても重要なことであると言えます。

 

しかし、一方でその弊害があります。

失敗を恐れる風土が行き過ぎると、新しいやり方を試してみることなく、言われたことしかしない人間が出来てしまいます。

失敗があるから気づき、チャレンジするから楽しくなるわけで、このような「試す取り組み」を評価しない組織にはなってほしくないですね。

 

会社によっては、チャレンジ評価制度のようなものを設けて、失敗を恐れずチャレンジすることを評価することを推奨しているところもありますが、それでは不十分です。この制度に縛られ、ワクワクしなくなってしまうからです。

 

SONYは創業当時「自由闊達で愉快な理想工場」を綱領に掲げたと言われています。

制度ではなく、基本的な価値観として、社長や幹部自らがトライする風土を作っていくことが必要です。

 

ワクワクするトライを続けられるようにするため、創発型人材啓蒙活動を組織的に取り組むことが必要になってきます。

創発型人材育成1(トライ型人材)プログラム