Shinji Tanakaのすべらない話

Shinji Tanakaのすべらない話

株式会社Exciterという小さなIT会社を経営している、田中と申します。

上京して十年余。
ITや企業、経営やSAPについて書いていきたいと思います。

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今回は、誰もが可能な限り減らしたい税金、所得税の話です。

なお、主に所得税と住民税および健康保険について触れたいと思いますが、業種や地域にも依存しますし、業界によっては当てはまらないこともありますので、ご注意ください。

一般的な話

まず、基本的に、一定以上の利益がある場合は、個人事業主よりも、会社にしてしまった方が税金が安くなることが多い所見です。

理由は単に、まずは一般論で言えば個人よりも会社の方が認められる経費の種類が多いことが挙げられます。これは、非常にシンプルですね。

次に、なにより大きいのは、所得を分散することができること。

どういうことかというと、日本は累進課税といって、所得(お給料)が増えれば増えるほど、税金が高くなります。

具体的に言えば、年収1000万の人が支払う税金は、年収500万の人が支払う税金×2よりも多い、ということです。

個人事業主の場合は、売上から経費を引いた額が所得(お給料)であり、その額が税金を計算するベースになります。

しかし、会社の場合は、会社の売上マイナスお給料を含む経費=利益という世界と、個人としてのあなたのお給料という形で分散することができ、それぞれに対して税金が発生します。

これが上の例でいう年収500万の人が支払う税金×2ということで、年収1000万の人が支払う税金よりも少なくなるということです。

非常に単純ですが、所得の分散は節税の基本であるため、ここは大事にしたいものです。

特に、ご自身が事業をやっていて奥様が専業主婦の場合などは、奥様にも控除の範囲内で分散することができます。

しかし、デメリットも。

個人事業主は届け出だけで改行も廃業もできますが、会社にすると初期費用はかかりますし、変更には登記や届け出が必要であったり、その度にお金がかかってしまうことは、忘れてはいけません。

また、会社にすると社会保険料の支払いが毎月あることなど、「会社にすることで発生するコスト」があることは極めて重要です。

また、会社にすると、殆どの人は「役員」になりますが、役員の給与というものは、いつでも好きに設定できるわけではなく、一度決定した金額は、その一年を通して使わなければなりません。

もちろん、「予定よりも利益が出たから自分の取り分を増やす」ということも可能ですが、「役員賞与」と呼ばれるものとなり、通常のお給料にあたるものよりも税制面で不利になります。

最後に

もちろん誰しも支払う税金は少ない方が良いわけですが、私はこういったテーマに触れるとき、いつもお伝えしていることがあります。

それは、支払う税金の額がこうだから、という観点で個人事業主とするか会社にするかを選んで欲しくないということです。

というのも、支払う税金の額というのは一定程度の儲けがあることを前提にした、いわば捕らぬ狸の皮算用であり、事業をどういった形でスタートするかということは、そういったことと無関係に考えるべきであるためです。

特に差し迫って会社でなければならない事情がなければ個人事業主として始め、様子を見て会社にするという形でも構わないかと思います。

有体に言えば「やる前から儲かる前提で払う税金のことなんて、考えるべきじゃない」というのが、事業を始めて10年経って思う正直なところです。

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上級者は自然とやらないことだけど、ビギナーはついついやってしまう。
リテラシーと呼ばれるものは、そんな性質があります。

今回は、ファイル名やショートカットなど身近なものの取り扱いについて触れたいと思います。

ショートカット編

共有ファイルサーバなどのファイルやフォルダでよく使うものは、お気に入りに登録したりショートカットを使ったりするものですが、その際に気を付けたい点がいくつかあります。

まずは、一度作成したファイル名は原則として変更しないこと。
これは、ショートカットが使えなくなってしまうためです。

次に、原則としてファイルそのもののショートカットではなく、格納されているフォルダに対して登録すること。
理由は、ファイル名が変更された場合に使えなくなってしまったり、日付やバージョン違いの最新版が同じフォルダに格納される場合に古いものを更新してしまうリスクがあることがあること等が挙げられます。

特に、ファイル名+日付で管理することも多くありますが、フォルダを開いてみると一目瞭然であることも、ショートカットでファイルを開いていると気づかないものです。

ファイル+ネーミング編

まず、ファイル名に「最新版」という表現を使わないこと。
単純な話ですが、いつ時点の最新版かわからなくなってしまいます。

次に、ファイルやフォルダ名に「機種依存文字」を使わないこと。
例えば、㈱などの略字や、★◎▽などの記号系などですね。

これはファイルやフォルダの名前だけでなく、メールでも文書でも、とにかく使用しない方が無難です。

というのも、機種依存文字というのは、その名の通り使っているパソコンやスマホおよびプリンタなどの機種に依存するため、いま目の前では正常に見えていても他の環境で見た場合に正しく見られないことがあります。


こういったポイントは、実に「ちょっとしたこと」です。

しかし、例えば5年に1回しか起こらないトラブルであっても、起こらないに越したことはありませんし、そのトラブルが大きな損害をもたらすものであることもありますので、「ちょっとしたこと」だからこそ、日ごろから気をつけたいものです。


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日ごろ、デスクトップやマイドキュメントなど、データはローカル(パソコンの中)に保存してしまいがちです。

ですが、できるだけPCの中ではなく、PCの外に保存するようにしましょうという話を今回はしたいと思います。

というのも、昔ほどではありませんが、やはりWindowsが立ち上がらなくなってしまうなどのパソコン自体のトラブルや、特に持ち歩くノートPCやタブレットなどは故障・破損が発生しやすい性質があります。

そういったことがあった際、Windowsを入れ直したり買い替えたりしても、大事なデータは保全しておくことができます。

そのため、外付けのハードディスクや、クラウドのストレージサービスなどに保存するようにしましょう。

ちなみに、手前味噌で恐縮ですが、Dropboxなどのオンラインストレージについて弊社のサイトでも触れておりますので、ご覧頂けますと幸いです。

会社のPCやオフィスでのデータの使い方についても同様で、可能な限りファイルサーバにデータを置くようにしましょう。

理由は個人で利用する場合と変わりませんが、ビジネスのデータについては、プライベート以上に取扱いにケアしなければなりません。

まず、データを消してしまったり上書きしてしまったり、データファイルが壊れてしまったりということは珍しくありません。

そういった際も、殆どの会社はファイルサーバを日次でバックアップしているため、復旧は容易です。
しかし、パソコンの中だけにデータを置いてしまうと、その限りではないのです。


また、他の人とデータを共有したい時も、パソコンの中だけにある状態では、パソコンに仕事を縛られてしまいます。

パソコンの調子が悪くなって代替機を使うことなどもあるかと思いますが、そういった場合も、ファイルサーバにデータを置いておけば、すぐさま作業を再開することができます。

中には「仕掛中のデータを人目のつくところに置きたくない」や「他の人には見せられないデータもある」という場合もあるかと思いますが、殆どの場合、情報システム部に適切な権限を設定してもらうだけで事足りてしまいます。

なにかトラブルがあった場合のことを考えて、できるだけデータをパソコンの中に置かないということは、意識した方がよいかと思います。

最後に、紛失や盗難に遭った場合も情報漏洩事件にならずに済む、という面もあります。

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これはもう、タイトル通りです。

例えば、セルの中の一部をコピーしたい場合などにセルの中に入ってコピーすると、Excelは何かの変更が行われたものと判断します。

そして、その場合、保存せずにファイルを閉じようとすると、「保存しますか?」と聞かれますが、そこでYesとしてしまう方は、案外多くいます。
或いは、他意なく保存して閉じてしまう方もいます。

これは、絶対にやめましょう。

ファイルの最終更新日は、日ごろPCを使う中で、意外と重要な情報です。

実際には何も変更していないのに保存してしまうと、この大事な情報が上書きされてしまいます。

そうなってしまうと、下手をするとファイルを突き合わせて変更箇所を確認する羽目になってしまうこともあります。

日常の作業で時短を狙ったりミスを防いだり余計なストレスを回避することは、こういった「ちょっとしたこと」の積み重ねなのではないかと考えています。


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いきなりの出オチで恐縮ですが、暫くの間は、何も変わりません。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、少なくとも大枠は変わらないでしょう。

というのも、そもそもSAPもその一つである、ERPパッケージについて考えてみたいと思います。

ERPパッケージの良いところをざっくり言うと、
「統合業務システムであるため、個別にシステムを持たずに済む」
「個別にシステムを持たずに済むため、インタフェース費用もシステムごとのライセンス料もかからない」
「個別にシステムを持たずに済むため、システム間のタイムラグがない」
「個別にシステムを持たずに済むため、システム間の不整合がない」

といったところでしょうか。

逆に、これらのメリットを享受できる企業はどのような企業か?と考えると、
「統合業務システムや複数のシステムがないと管理しきれない企業」
「各システムのインタフェースが必要だったり、高いライセンス料のシステムを導入しなければならない企業」
「システム間のタイムラグが、深刻なダメージとなり得る企業」
「システム間に不整合が出得るほど管理するデータの種類や量が多い企業」

他にもありますが、こんなところかと思います。

つまり、一言でいえば大企業です。
あるいは、中堅であるものの管理情報の種類や数が多いという企業です。

こういった企業がERPを捨てて個別システムの組み合わせに戻るのか?というと甚だ疑問で、というのも、わざわざ統合したシステムやデータをバラバラにする労力がメリットに結び付きづらいためです。

つまり、ERPという概念は捨てないのではないか、と。

もちろん、SAPを捨てることはあるかと思います。
事実、SAPを捨ててスクラッチ(自らが構築する)を選択する企業はあります。


しかしながら、ある一定以上の規模の企業、特にグローバル企業は、SAPを捨ててSAP以上のシステムを構築できるのか?というと、かなり難しいでしょう。

だって、SAPはERPの代名詞だけあって素晴らしいシステムなんです。
驚くほど高価なだけはあります。
色々な業種で使うこともできます。
わざわざ追加開発せずとも、設定の変更だけで吸収できる要件も多いのです。
また、これまでの様々な導入企業の歴史を吸収し続け、進化し続けています。


これを、あるユーザ企業とITベンダー一社ずつがタッグを組んだで越えられるのでしょうか?というと、かなり可能性は低いでしょう。

ただ、やはりネックになるのは価格。
イニシャルコストもランニングコストも、相当なものです。

また、SAPは「機能が豊富過ぎる」「色々な要件を吸収できるゆえに、そのための仕組みが複雑過ぎる」という欠点もあります。

そのため、SAPが取って代わられるとすれば、「機能や設定がいい感じにシンプルかつコンパクトにまとまっている、価格も抑えられたERPパッケージ」ではないかな、と考えています。

ただ、これもSAPが老朽化してから刷新の機運が高まるまでの時間がありますし、低価格を売りにしたシステムの開発なんてワザワザこれからするかね?という話もあり、冒頭の「暫くの間は、何も変わらない」という結果になります。

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