受験本番まであと3ヶ月。勇者のんきは、国語という名のダンジョンを攻略中。 一方モブ蔵は、裏で密かに“知識魔法”を仕込んでいた──。 その作戦が、今日ついに発動する!
勇者のんき、物語の加護を得る!
〜父の読書作戦、成功す〜
今日は午後から塾。 ということで午前中は“過去問チャレンジタイム”。 科目は――勇者の天敵・国語である。
のんきの弱点科目。それゆえ、克服すれば一気に戦況が変わる。 当日の運と相性も大きいが、まずは“敵の攻撃パターン”を知ることが大事。
そして始まった第一志望校の高難度国語過去問。 その結果――
⏰時間外:9割超え!! 🎉 合格者平均も大幅クリア!
のんき、見事に会心の一撃! にこにこ顔で「めっちゃできた!」と報告。 その笑顔を見たモブ蔵の心の中には、ある確信がよぎった――。
……そう、この高得点は偶然ではない。 もぶ蔵の“裏スキル:知略+20”の成果だったのだ。
数ヶ月前から、のんきには毎晩の読書を習慣化していた。 もぶ蔵がネットで厳選し、児童文学書を次々と投入。 そして今回の過去問に――読んだばかりの作品が出たのだ!
物語を丸ごと読んでいるだけで、 登場人物の心情や背景がスッと入る。 設問を読むスピードも、理解力も段違い。 これぞ「物語の加護」である。
ちなみに、塾の先生には以前こう言われた。 「この時期に本なんて読む時間はないと思いますけどね」と。 ……でも、モブ蔵は違う。 本を読むこと自体が心の筋トレになると信じている。
今日の結果でそれが証明された気がする。 読書の力、恐るべし。 そしてこの作戦、まだのんきには内緒である。
ふっふっふ……来年の出題予想リスト、すでに収集中。 これが“モブ蔵流・裏補助魔法”である。
物語の加護を身にまとい、言葉の迷宮を進め。
父なる策士・モブ蔵の魔法が、これからも君を導かんことを📚✨
