先日6月の失業率がまた0.1ポイント悪化したと発表されましたが、公表される失業率は見えている失業のみであり、実際の6月~9月末での契約終了が確定している非正社員数や、自主退職者の方々の数字を含むと実際の失業率はもっと高いと思っております。
今メディアや雇用に対する対策は「働く側」の方々に視点を置いているケースが多くなっていますが、その反面では「雇用する側」の方々にとってもこの長い不景気を乗り切るために色々な課題が積み重なっていると思います。
如何にパフォーマンスを落とさずにコストを維持もしくは下げるか
如何に自社に必要な雇用を維持しながらこの不況を乗り切るか
経営陣の方々、雇用を担う方々も人件費削減だけでこの不況を乗り切ろうと考えていらっしゃるとは思いません。雇用の縮小、残業の制限に伴う副産物として、一人当たりの労働力にはどんなに優秀かつIT化を進めたとしても限界があり、業務効率の低下や企業内スキル低下が付いて回ります。
また今は職業安定法や派遣法、日雇い法などが雇用側にも厳しくなってきており、如何に適法な外注運用をされるかも頭を悩まされる一因だと思います。
今後景気が今よりも少しでも回復した際に、現状を乗り切るために切り捨てた物の副産物により景気上昇の波に乗れない事態にはならない対策が必要だと思います。
アウトソースが進んだ昨今、自社正社員のスキル低下や自社業務にも関わらず社内にノウハウやナレッジが蓄積されず、アウトソーサーに依存しなくては自社のみで実施出来ない業務が発生し、適正な外注運用が出来にくい環境が散見されます。
今の長く続く不景気な時期こそ、自社の現状運用を今一度振り返って頂き、5年後10年後を見据えた内外製を見極める時期だと思います。
【内外製とは】
内外製とは「外注依存」にならない為に「自社にて蓄積・育成すべきスキルやノウハウ・ナレッジの蓄積」を社内業務別に見極め、「自社内には将来的にも恒久的にも必要としないスキルや自社内に留めて置くべきスキルは要しない業務」は外注やアウトソーサーに依頼していくという、社内必須スキルやノウハウ、 ナレッジを見極め自社の社員力を引き上げ企業内スキルを向上しつつ、外注の適正化(外注を適法に利用する)を促進することです。
内外製はフレームワークなどで全て同じ方法や基準など組むことは不可能であり、業種業界業務内容により1社1社異なって当然と私は考えております。
弊社は今までに培った業種を問わない支援スキル・ノウハウにより、業種業界に併せた1社1社個別の内外製策定支援及び適切な外注利用支援を実施しております。
ご質問や内外製策定支援に関するご相談はお気軽に弊社ホームページよりお問い合わせ下さい。