第11話 書籍レビュー
『アナタはなぜチェックリストを使わないのか？』
今日はアトゥール・ガウンデの『アナタはなぜチェックリストを
使わないのか？』のレビューを行います．
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■何故この本を薦めるのか
・システムエンジニアという職業がらシステムの分析、設計、
開発にはチェックリストが欠かせません。
40年以上そんな仕事に携わってきた訳で…
どんな業界にチェックリストがあると思い込んでいたところが
あります。
でも実はそうではなかったのだと改めて思い知らされました。
・訳者の吉田竜さんの「はじめがき」がなぜこの本を薦めるか
になると思いますので紹介します。
100メートルを超えるような高層ビルの建築ではどうやって安全に
建てているのでしょうか？
旅客機は複雑な乗り物です。それなのに事故がとっても少ないのは
何故なんでしょうか？
不思議に思ったことはありませんか。
ビルの建設や飛行機のフライトは一つ間違える大惨事になります。
私たちはどのようにミスを減らし不測の事態に対応していけば
いいのでしょうか。
ジャーナリストでもあるガワンデ医師がその答えを求め一流の
投資家、航空機の専門家、医師、料理人、経営者、建築工学の
専門家達に聞いてまわります。
「巨大な高層ビルを安全に建てる方法」
「操縦が複雑な爆撃機を安全に飛ばす方法」
「1年半でアメリカのミシガン州の医療費を1.75億ドルも節約
する方法」
「不況の真っ只中でも次々と投資を成功させる方法」
「毎晩150人の客に美味しい料理を確実に提供する方法」
「凍死しかけた患者を蘇生する方法」
等の秘訣を彼らはガワンデ医師に惜しげもなく教えてくれました。
ガワンデ医師はそれを自分の専門分野である手術に取り入れよと
奮闘します
失敗と改良を繰り返しついに世界各国での手術の危険性を大幅に
減らすことに成功します。
つまり数多くのプロフェッショナルたちの成功のエッセンスを
ガワンデ医師が自らの体験を元に洗練しまとめたのがこの
「アナタはなぜチェックリストを使わないのか？」なのです。
・僕は今でもToDoリストを作っています。
それをいつもチェックしているとは言い難いのですが少なくとも、
何をやらなければならないかは分かっている、書いています。
チェックリストを作るのを続けていると、何が良いかというと、
抜けがなくなることなのです。
何度も何度も同じような事を書いているために書き忘れる
という事がなくなります。
仮に何かを書き忘れると「物足りない」「変な感じにとらわれる」
のです。
そうしたらチェックリストを見返すことで足りない部分がわかる
のです。
そういう意味でチェックリストを作るのを続けている事は、
大切だと今でも思っています。
■内容紹介
「TIME誌」で2010年の世界で最も魅力ある102人に選出された、
医師であり、ジャーナリストである著者アトゥール・ガワンデが
提言する、全米ベストセラーとなったチェックリスト作成の薦めです。
□著者紹介
アトゥール・ガウンデ
プリガム・アンド・ウィメンズ病院内分泌外科、ハーバード大学
医科大学院および公衆衛生大学院准教授。
1992年から93年までクリントンの大統領選挙キャンペーンと
ホワイトハウスの上級アドバイザーを務め、2006年にマッカーサー
フェローを受賞、
世界保健機関のプログラムである「安全な手術が命を救う」
チェックリスト実施マニュアルの作成を指導しています。
現在は妻と3人の子どもとともにマサチューセッツ州ニュートンに
在住、本書以外の主な著作には「コード・ブルー」がある。
□本書のキャッチコピー
・オバマ大統領も認めた著者が語る、全米30万部突破の
ベストセラー！
・チェックリストの作成こそが危機管理の特効薬だ！
・単純なチェックリストが日常に起きるミスを減らし、災害、
事故に際しては人命を救う！
・ヤバい経済学のレヴィット教授も絶賛！
チェックリストなんて興味ないと思っていたのに一気に読んで
しまった。
魅力的なエピソードを満載した最高の1冊だ。
誇張抜きに私の物事の考え方を一変させてしまった。
こんなに素晴らしい本を読んだのは本当に久しぶりだ。
--スティーブン・Ｄ・レヴィット
□内容
本書の内容を簡単にまとめると、一人の医師が医療現場にチェック
リストを導入するために悪戦苦闘していくというストーリーです。
その中でチェックリストがどのような効果を持っているのかが
事例とともに語られています。
よくよく見渡してみると、仕事の現場では当たり前のように
チェックリストを活用しているところが多いのです。
まさにプロジェクトマネージメントのお話です。SE業界では当然の
お話です。
しかしこれが全ての仕事に適用されている訳ではないのです。
例えば、医療業界等では、今までチェックリストが存在しなかった
世界だと言われています。
新しいルールを導入していくのは大変だと思われます。
当然反発も大きいだろうし、チェックリストは役に立っの？
チェックリストは如何にあるべきかという大きな課題も
残っています。
著者がチェックリストの本質にせまっていく流れを私たちも追体験
できと思います。
そういう意味では自分を管理するセルフマネジメントの手段として
のチェックリストも良いのではないかと思います。
日常のうっかりミスを減らし、非日常でも最低限の対応を行い、
それをずっと続けていく事が必要だと思います。
本書では第1章から第9章までそれらの事例について説明しています。
第1章：複雑すぎる！
第2章：チェックリストと爆撃機
第3章：高層ビルの建て方
第4章：災害への対処法、美味しい料理の作り方、そして私の仮説
第5章：手術をもっと安全にする方法
第6章：よいチェックリストの作り方
第7章：世界規模のテスト
第8章：投資で成功する方法と、今求められている人材
第9章：助かった！
最後に付録でチェックリスト作成の為のチェックリストというのを
つけています。
今日はアトゥール・ガウンデの『アナタはなぜチェックリストを
使わないのか？』のレビューを行います．
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■何故この本を薦めるのか
・システムエンジニアという職業がらシステムの分析、設計、
開発にはチェックリストが欠かせません。
40年以上そんな仕事に携わってきた訳で…
どんな業界にチェックリストがあると思い込んでいたところが
あります。
でも実はそうではなかったのだと改めて思い知らされました。
・訳者の吉田竜さんの「はじめがき」がなぜこの本を薦めるか
になると思いますので紹介します。
100メートルを超えるような高層ビルの建築ではどうやって安全に
建てているのでしょうか？
旅客機は複雑な乗り物です。それなのに事故がとっても少ないのは
何故なんでしょうか？
不思議に思ったことはありませんか。
ビルの建設や飛行機のフライトは一つ間違える大惨事になります。
私たちはどのようにミスを減らし不測の事態に対応していけば
いいのでしょうか。
ジャーナリストでもあるガワンデ医師がその答えを求め一流の
投資家、航空機の専門家、医師、料理人、経営者、建築工学の
専門家達に聞いてまわります。
「巨大な高層ビルを安全に建てる方法」
「操縦が複雑な爆撃機を安全に飛ばす方法」
「1年半でアメリカのミシガン州の医療費を1.75億ドルも節約
する方法」
「不況の真っ只中でも次々と投資を成功させる方法」
「毎晩150人の客に美味しい料理を確実に提供する方法」
「凍死しかけた患者を蘇生する方法」
等の秘訣を彼らはガワンデ医師に惜しげもなく教えてくれました。
ガワンデ医師はそれを自分の専門分野である手術に取り入れよと
奮闘します
失敗と改良を繰り返しついに世界各国での手術の危険性を大幅に
減らすことに成功します。
つまり数多くのプロフェッショナルたちの成功のエッセンスを
ガワンデ医師が自らの体験を元に洗練しまとめたのがこの
「アナタはなぜチェックリストを使わないのか？」なのです。
・僕は今でもToDoリストを作っています。
それをいつもチェックしているとは言い難いのですが少なくとも、
何をやらなければならないかは分かっている、書いています。
チェックリストを作るのを続けていると、何が良いかというと、
抜けがなくなることなのです。
何度も何度も同じような事を書いているために書き忘れる
という事がなくなります。
仮に何かを書き忘れると「物足りない」「変な感じにとらわれる」
のです。
そうしたらチェックリストを見返すことで足りない部分がわかる
のです。
そういう意味でチェックリストを作るのを続けている事は、
大切だと今でも思っています。
■内容紹介
「TIME誌」で2010年の世界で最も魅力ある102人に選出された、
医師であり、ジャーナリストである著者アトゥール・ガワンデが
提言する、全米ベストセラーとなったチェックリスト作成の薦めです。
□著者紹介
アトゥール・ガウンデ
プリガム・アンド・ウィメンズ病院内分泌外科、ハーバード大学
医科大学院および公衆衛生大学院准教授。
1992年から93年までクリントンの大統領選挙キャンペーンと
ホワイトハウスの上級アドバイザーを務め、2006年にマッカーサー
フェローを受賞、
世界保健機関のプログラムである「安全な手術が命を救う」
チェックリスト実施マニュアルの作成を指導しています。
現在は妻と3人の子どもとともにマサチューセッツ州ニュートンに
在住、本書以外の主な著作には「コード・ブルー」がある。
□本書のキャッチコピー
・オバマ大統領も認めた著者が語る、全米30万部突破の
ベストセラー！
・チェックリストの作成こそが危機管理の特効薬だ！
・単純なチェックリストが日常に起きるミスを減らし、災害、
事故に際しては人命を救う！
・ヤバい経済学のレヴィット教授も絶賛！
チェックリストなんて興味ないと思っていたのに一気に読んで
しまった。
魅力的なエピソードを満載した最高の1冊だ。
誇張抜きに私の物事の考え方を一変させてしまった。
こんなに素晴らしい本を読んだのは本当に久しぶりだ。
--スティーブン・Ｄ・レヴィット
□内容
本書の内容を簡単にまとめると、一人の医師が医療現場にチェック
リストを導入するために悪戦苦闘していくというストーリーです。
その中でチェックリストがどのような効果を持っているのかが
事例とともに語られています。
よくよく見渡してみると、仕事の現場では当たり前のように
チェックリストを活用しているところが多いのです。
まさにプロジェクトマネージメントのお話です。SE業界では当然の
お話です。
しかしこれが全ての仕事に適用されている訳ではないのです。
例えば、医療業界等では、今までチェックリストが存在しなかった
世界だと言われています。
新しいルールを導入していくのは大変だと思われます。
当然反発も大きいだろうし、チェックリストは役に立っの？
チェックリストは如何にあるべきかという大きな課題も
残っています。
著者がチェックリストの本質にせまっていく流れを私たちも追体験
できと思います。
そういう意味では自分を管理するセルフマネジメントの手段として
のチェックリストも良いのではないかと思います。
日常のうっかりミスを減らし、非日常でも最低限の対応を行い、
それをずっと続けていく事が必要だと思います。
本書では第1章から第9章までそれらの事例について説明しています。
第1章：複雑すぎる！
第2章：チェックリストと爆撃機
第3章：高層ビルの建て方
第4章：災害への対処法、美味しい料理の作り方、そして私の仮説
第5章：手術をもっと安全にする方法
第6章：よいチェックリストの作り方
第7章：世界規模のテスト
第8章：投資で成功する方法と、今求められている人材
第9章：助かった！
最後に付録でチェックリスト作成の為のチェックリストというのを
つけています。
実用書として考えるなら最後の付録を用いるのが非常に効果的だと
思います。いかに簡単に説明します。
チェックリストを作るためのチェック項目について述べています。
チェックリストを作るステップを開発、起草、検証に分けています。
各ステップのチェック項目は以下の通りです。
①開発ステップ
□はっきりとした目的が簡潔に定義されているか
各項目に5つのチェックポイントがあります
□必須かどうか
□見逃しを防ぐ手だて
□具体的な行動
□声に出して確認出来る
□チェックで改善出来る
開発全体のチェック
□コミュニケーション向上項目
□メンバー全員参加
②起草ステップ
□使用するタイミング
□チェックする項目数
□平易な言葉
□タイトル
□シンプルで論理的なまとめ
フォーマットに関するチェックポイント
□1ページに収まる
□色の使用は押さえる
□文字色と背景色
各整備を記述する
③検証ステップ
□シミュレーション
□評価とフィードバック
□仕事の流れを妨げない
□時間がかかりすぎない
□手遅れにならない
チェックリストの見直し予定
■カスタマレビュー
アマゾンのカスタマーレビューは星五つと星四つが多くありました。
比較的に良いレビューをもらっているようです。
いくつかを紹介します。
□「チェックリスト作成の為のチェックリスト」この1枚が重要
たくさんの事例を通してリストの有効な事、注意点を示しています。
詳しい説明がありませんが、最後のページのチェックリスト作成の
為のチェックリストこれが重要です。
人生全般のチェックリストの必要性を感じてリスト作りに
挑戦中です。
□チェックリストの価値を再発見出来ます。もっともっと高く
評価されるべきです。
航空分野、建設分野での有効性にもふれ、幅広いチェックリストの
価値を提示してくれています。
この本は正当な評価を受けていないと感じます。
もっと高く評価されてもよい本と思います。
最後のチェックリスト作成のチェックリストは価値が高いので
仕事や家庭にぜひ活用していきたいと思います。
□ミスをなくすための処方箋
タイトル通りチェックリストを使わないのは勿体ないと思わせて
くれる本です。
チェックリストの具体例がほとんどないのがやや難点ですが、
良いチェックリストは個別性の高いものなので、
結局は必要とする人必要とされる状況に応じて自分で
作り上げていくしかないと思います。
□チェックリストの技術や手順を書いて欲しいが、それを差引いて
も星五つ
まずは面白いの一読した。
ところが具体的にまとまっているのは巻末のチェックリストの
チェックリストのみであり、再度分析的に読み返すことになった。
とても重要な事がエピソード中に記されている。
という事で私もチェックリストを用意する事にした
コピーライターに興味のある人
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