サイドバックの重要性

サイドバックと聞いて、どんなプレーを想像するだろうか。
昔は守備のポジションというイメージが強かったサイドバックも、今ではサイドハーフより高い位置で攻撃参加をするシーンが当たり前となったように思う。
アシスト、時には得点することもある位置までサイドバックがポジションを取っている。
当然相手を0点に抑えるのが大きな役割りではあるが、サイドバックに求められることが間違いなく増えてきているのが現代のサッカーだ。
これまで話してきたように、ポゼッションサッカーは、5レーン理論にもとづき、三角形を作ることで数的、質的、位置的優位に立ち、相手ディフェンスを動かしながら空いたスペースを使って攻撃する。奪われても三角形を保ちながら、組織的に奪い返す。という話をしてきた。
(詳しくはこれまでのコラムで)
ポゼッションサッカーのオフェンスでは、左右どちらかのサイドにパスを回して攻めることで相手ディフェンスを集め(片方に寄らせ)、作った逆サイドのスペースにサイドチェンジする。
そこで位置的優位を作り勝負できる環境を作るということがルールとなる。(同じサイドで攻めきれてしまえば押し上げて攻めることもある)

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サイドチェンジしてからは、
①サイドハーフが1対1で突破する。いわゆる質的優位。
②サイドバックと数的優位、位置的優位を作り突破するの選択ができる。
①では、サイドハーフには必ずマークは付いているが、1対1に優れている選手がいる時。
②では、サイドバックはマークに付かれづらいポジションにいるため、マークが付いてない時は数的優位、位置的優位を作り、サイドバックで突破する。
という考え方だ。グループとしても個としても勝負でき、簡単にサイドから攻撃することができる。これがポゼッションサッカーを用いて戦術が組み込まれた形だ。
守備だけではなく、攻撃においてもポイントとなるサイドバック。さらに「偽サイドバック」の役割りも場合によっては必要とされ、攻撃に厚みを持たせるためにはサイドバックの攻撃参加が不可欠になってくる。サイドバックの重要性は高い。
海外でもサイドバックの移籍市場は上がっていて、それほどサイドバックは貴重とされつつも出来る選手も多くはない。ディフェンスもオフェンスもできるサイドバックが重要視されている。
EVO FCでは、一人ひとりポジショニングを意識したサッカーで、サイドバックも加わった
厚みのある攻撃ができるようなチームにしていきたいと考えています。

via EVO Football Club
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