順調に進んでいた抗がん剤治療。


パクリタキセルまでは。


ほぼ寝てるだけだったが、
「今からカルボプラチンに変えますね」
と看護師さんに言われて、
重たい瞼を開けて、
「はい」
と言う。


薬が変わってしばらくして、
何だか胃が痛い。


ついでにお腹も張ってきた。


昨日下痢だったから、
今日は出てないし、
そのせいかなぁ?

最近、便秘の後下痢になる事あって、
胃腸の調子が悪いしなぁ?


なんて、
能天気に構えてたら、


胃が痛いガーン

気持ち悪いガーン

たまらずトイレへ女性トイレ


でも、えずくだけで、
出てこない。

上からも下からも。
(汚い話でごめんなさいお願い


トイレの帰り道、
ナースステーションの看護師さんに、
「気持ち悪いです」
と訴えた途端、
座り込んで動けなくなった。

そして、
看護師さんに支えられながら、
トイレにUターン。

看護師さんがトイレの中まで付いてきてくれたけど、
こんな状況でも恥じらいが捨てきれず、
「一人で大丈夫です。」
と強がってみた。


でも今度は便器から立ち上がれないガーン


何とか、パンツとズボンをずり上げて、
点滴棒に寄りかかって外に出た。


もうこの辺は、
意識もうろうとして、
あんまり記憶がハッキリしないけど、
脂汗が凄かったのは覚えてる。


車椅子に座らせてもらってる時に、
主治医の先生がきて、
カルボプラチンの点滴は止めて、
「入院する?
病院なら、安心だろうし」
と言われて、
迷う事なく
YESパー


そこからは気づくと、
看護師さんが車椅子を猛スピードで走らせてくれて、
「後ちょっとだからね、大丈夫?」
と言いながら、
あっという間に病室に連れて行ってくれた。


ベッドに寝てからも、
胃の激痛と
吐き気に苦しみつつ、
痛み止めの点滴で、
少しずつ、胃の激痛とおさまる時間の波が長くなり、
意識が戻ってきた。


大袈裟じゃなく、
このまま死んじゃうかと思ったくらい、
怖かったガーン


今も昨日の出来事は、
記憶が途切れ途切れで、
意識がハッキリしてない時間も多い。


血圧もすごく低かったらしい。


でも、夜中の12時頃に目が覚めた時には、
だいぶ痛みがおさまっていて、
夫にLINE出来るまでになった。


朝には、
胃の痛みからは解放された。

何なら、お腹が空いたくらい。

よく考えたら、
前日の昼の11時から何も食べていない。

朝ごはんを楽しみにしてたら、
私は絶食だったタラー


何はともあれ、
ご飯が食べたいと思えるほど回復して良かった。


無事に退院できて、
今は家のソファでくつろいでる。

まだ胃がムカムカはしてるけど、
昨日の事を思えば、
なんてことない。


家に帰れて、ほんと良かった照れ