麻薬と窃盗で多数の逮捕歴があり、刑務所の常連だったGeorge Floyd(ジョージ・フロイド)、
メディアが「聖人」扱いするこの黒人のために、各地で無法者たちが暴れまわりました。
警察のフロイドへの扱いが、アメリカのイランへの扱いを連想させるとして、イランが国連でアメリカを非難しました。(イラン国連総会で…フロイドさん事件を引き合いにアメリカを非難TBS 2020/09/23)
イランが自身をどう見ているのか、わかりやすい関連付けですね。
ところで、BLMやANTIFAなどが抗議の名のもとに、アメリカの無法地帯化運動をしていますが、今回紹介する事件はそういう中で起きたものです。
Report: Omaha Bar Owner Who Fatally Shot Protester Indicted, Commits Suicide(breitbart)
ジョージ・フロイドの抗議デモが各地で起きていますが、ネブラスカ州のオマハ(Omaha)でも起きました。問題のシーンがビデオにあるのでぜひご覧ください。
Video shows fatal shooting of protester by bar owner in Omaha
ビデオの内容を以下に簡単に説明します。
2020年5月30日、白人のバー経営者であるJake Gardner(ジェイク・ガードナー38歳)は父親とともに、店の前でたむろする黒人のJames Scurlock(ジェームズ・スカーロック 22歳)たちに、店の前から立ち退くように頼みました。
父親が軽く彼らを押したところ、彼らのうちの1人が父親を突き飛ばして、父親は背中から倒れてしまいます。
ガードナーは父を助けようと近寄りますが、彼らに囲まれます。
ガードナーがウエストバンドに隠し持った銃を彼らに見せています。
すると、彼らのうちの2人がガードナーに飛び掛かり地面に押さえつけます。
ガードナーが空に向かって威嚇射撃をしたとたん、2人は押さえつけるのを止めて逃げます。
ガードナーが起き上がろうとしたところ、スカーロックが後ろから飛び掛かり、首を絞めにかかります。ガードナーは放すよう懇願しますがスカーロックは攻撃の手を緩めません。
スカーロックが銃を奪いに来ていると思ったガードナーは命の危険を感じて、自衛のために撃ちました。
ガードナーは正当防衛が認められていったん釈放されましたが、スカーロックの家族が猛抗議していました。スカーロックの弁護士はJustin Wayne氏で、ネブラスカ州民主党の上院議員で、彼がスカーロックの家族とともに『正義』を求めて起訴するように求めていました。
(左がJustin Wayne氏 右がスカーロック家族) (スカーロックの父親)
ガードナーは、9月15日大陪審により、殺人、重罪となる致命的な武器使用、第1級暴行未遂、暴力的な脅迫で起訴されました。
9月20日、ガードナーはオレゴン州ポートランド郊外の診療所で亡くなっているのが発見されました。自殺ということです。(CNN)
ガードナー氏の弁護士2人(後で2人の証言を列挙します)が事件発生前の様子を明らかにしました。それによると・・・
ガードナーは5月30日店の中にいて、正面のガラスを弾丸が通り抜けたと思った音を聞きました。後でそれはポールとわかり、ポールがガラスを粉砕していました。
人々がガードナーのバーに入り込み始めたので、火災報知機を鳴らし、警察を呼び、表に出ました。そしてガードナーの父親と抗議者たちが口論となり・・・(あとはビデオの通りです)
ガードナー氏の自殺後、弁護士Stu Dornan氏は次のようなことを語りました。
・ガードナー氏はイラク戦争に派遣されて勲章をもらった退役軍人である。
・彼は脳の2か所に外傷性の傷を負い苦しんでいた。
・彼は警察に協力的であり、私は彼の正当防衛を明確にしておきたい。
・ガードナーはスカーロック射殺後は殺害脅迫を受けていてカルフォルニアに避難していた。
・大陪審の起訴決定に彼は衝撃を受けていた。
・カルフォルニア火災で遅れていたがガードナーはオマハに戻るつもりだった。
・ガードナーが公平な裁判を受けられないと考えることをだれが責められるのか?
・私は、彼が公平な裁判、公平な聴聞を受けられなかったことに怒っている。
もう一人のガードナーの弁護士Tom Monaghan氏は次のようなことを語りました。
・大陪審の起訴前にソーシャルメディアが彼に有罪判決を下した。
・ソーシャルメディアのウソに反論する場がありませんでした。反論すればさらに状況を悪化させます。デマを止めなくてはいけません。
・彼はオマハに戻ることを恐れていて、ボディガードを雇いました。
Jake Gardner, man charged in Scurlock death, has died by suicide Sep 22, 2020 KETV
日本も含めてメディアは無政府主義者や破壊者を英雄視して、被害者目線で報道しません。
商店を襲い略奪したり、個人の建物に侵入・破壊したり、公共の建造物を破壊したり、これらは全部弁解の余地のない犯罪でありながら、大目に見られています。
どうしてなのか理由は知りませんが、事実を知り、メディアが褒めることを疑い、被害に遭わないように気を付けてください。